こちらのミッションケースに直接付いているドレンプラグ(大)も取り外します。
 エンジンオイルを給油します。

 ここで使用している漏斗は、この愛車用に購入し長年愛用しているものです。
 ここで一旦リフトを降ろします。


 この2柱式リフトはセットに時間は掛かるものの、やはり上げ下ろしを頻繁に行う場合は実に便利で重宝します。
 廃油が出てきました。

 オイルは黒々としていますが、本来の性能が劣化しているというわけではなさそうです。
 オイルラインのカプラーを繋げて、コントローラーと接続します。

 リフトアームに受け台を取り付けて、リフトアップの準備が出来ました。



 尚、本日の作業は、今年の2月17日にオイルラインの継ぎ手の交換と追加を実施してから初めての作業となりますので、数日前に動作の確認とオイルラインのエア抜きを実施し、継ぎ手の交換時に失った作動オイルを補充して動作確認を済ませています。
 続いてリフトアームをセットします。


 いつもの事ながら、この作業は力がいります。

 アームの重さはひとつ20sです。
 レンチでしっかりと締め込みます。
2015年4月12日
 強すぎず弱すぎず慎重に締め込みました。
 リフトアップします。


 最大リフト量まで持ち上げた後は、万が一に備えて必ずストッパーをセットします。
 こちらはまだもう少し時間が必要です。
 このままの状態でも、ガレージスペースとしては問題なく、家内のR2も余裕で入庫出来ますが、片付けた方が邪魔になりませんし、余計な心配も無くなりますのでやはり撤収します。
 これが現在愛用しているトランスミッション用ギアオイルです。


 RESPOLe mans RS GEAR L・S・D OIL 80W-120
 アルミアンダーパネルのブラケットも取り付けました。


 これでもしもギアオイルを入れすぎたとしても、ドレンプラグ(小)側で油量の排出調整は出来ますので…
 このプラグもそうですが、ネジ類を取り付けるときは、基本的に手締めで行い、回らなくなるまでしっかりとねじ込みます。
 新品ガスケットをセット。
 ドレンプラグが外れました。

 ご覧の通りオイルは本当に綺麗なものです。

 これでも前回交換したのは、2013年1月13日で38,334qですから、2年以上、ほぼ1q使用した状態です。
 次にトランスミッション・ギアオイルの交換作業に取り掛かります。


 まず、このアルミアンダーパネル後部のブラケットを取り外しました。

 ミッションドレンプラグ(大)取り外しの邪魔になるからです。
 ドレンプラグを締め込んでこちらも完了です。
 お約束…
 特に慌てる必要もありませんので、一服しながらぼちぼちと作業を進めていきます。
 ある程度時間を掛けて、しっかりとオイルを抜き取ります。
 ドレンプラグを緩めます。
 最初にエンジンオイルの交換です。


 オイルフィラーキャップを緩めて、エンジン内部のオイルラインに大気圧を掛けます。
 リフトアームのセットです。
 ボルトをレンチでしっかり締め込んで、支柱を固定します。
 アンカー用ボルトをねじ込みます。

 このとき出来るだけ手締めで、回らなくなるまでボルトをねじ込みます。
 そろそろオイルが落ちきった頃ですので、ドレンプラグ(小)を取り付けました。
 左側の支柱がセット出来たので、次に右側です。


 アンカーのキャップを取り外します。
2015年4月12日

 走行距離がこのほどやっと47,000qを越えましたので(47,032q)、エンジンオイルの交換を実施しました。

 前回のオイル交換からほぼ11ヶ月経っています。

 また、予定通りトランスミッション・ギアオイルの交換も同時に行いました。

 尚、リアデフ・ギアオイルの交換は、昨年11月18日に実施しました、リアデフのドラシャオイルシール交換時に既にNewOilに交換しています。



 まず愛車を既定位置に駐車します。








 
 以上!!

 本日のミッション・コンプリート!!
 重労働とは云いませんが、お手軽とは云えませんね。
 しかし、まだリフトの撤去作業と、後片付けが残っています。
 8箇所の取り付けネジをしっかりと締め込んで、本日の作業が終了しました。
 最後にアルミアンダーパネルの取り付けです。
 正直、もっと時間を短縮出来ればと思いますが、それには強制的にポンプで送り込まなければ、これ以上はムリだと思います。

 しかし、まあこれでも気長にやれば何の問題もありませんが…



 …で、取りあえず3L入れました。


 すると案の定レベールゲージのアッパーラインまで入っていました。

 本当はもう少し少ない方がよいのですが、アッパーラインを越えているわけではありませんので、これ以上の作業は面倒くさいということもあってこれで由としました。
 この自作漏斗で作業はかなり楽にはなりましたが、もともと注入口が狭いので細いホースしか使用出来ませんし、オマケにオイル粘度が高いので、給油にはそれ相当の時間が掛かってしまうのは仕方ありません。
 ここではオイル交換のレポートのみをお届けしたいと考えましたので、上記の作業が終了したところから記しています。


 とうことで、リフトを降ろしていよいよトランスミッション・ギアオイルの給油作業です。


 まずは純正ターボインタークーラーの下、トランスミッションケース上部にあるオイルフィラー口(レベルゲージ口を兼ねています)に、自作のミッションギアオイル専用のフィラー用漏斗のホースを差し込みます。

 そして上部の漏斗は、針金でエンジンフードの所定の場所にぶら下げて固定しましした。
 実はここから、もう一つ予定していました作業を実施しました。


 それは4月7日にGRANDSLAM FORMにて予定していました、LAILE製シフトリンケージブッシュの交換が、その作業に関わる情報不足で棚上げになってしまいました。

 そして後日、三重スバルの倉田さんにお聞きしたアドバイスにより、DIYが可能だと云う結論に至りまして、この後その作業を実行することにしました。


 その実施レポートはコチラです。
 後はミッションギアオイルを給油するだけとなりました。
 このEXマニは、ご覧の通りかなりオイルパンに近いところを通っていますので、耐熱バンテージを巻いているとはいえ、オイルパンの遮熱対策はした方がいいだろうということでこうして新たに貼り直しました。
 エンジンのオイルパンにも貼っていました。

 しかし、上部に貼ったものはまだ残っていたのですが、下の部分に貼ってあったものは随分前に剥がれてしまってました。
 このアルミアンダーパネルを設置したときに、EXマニの遮熱対策としてこの遮熱シートを貼っていました。

 ところが長年使用しているうちに、前方部分が剥がれて捲れてきていましたので、遮熱面積の拡大と捲れを防止するために、このように遮熱シートを貼り増ししました。

 同じ物です。
 ミッションギアオイルが完全に排出されるまでの間、以前から気に掛かっていたある作業に取り掛かりました。

 丁度良い大きさの端切れが残っていたこともありますが…
 最後の締め込み(本締め)だけレンチを使います。
 (大)の排出口を綺麗にしました。
 左側がドレンプラグ(小)で右側が(大)です。

 そしてそれぞれのガスケットです。



 ご覧の通りドレンプラグ(大)には鉄粉除去の磁石が内蔵されています。

 画像は汚れ等を綺麗に拭き取った後ですが、今回も磁石への鉄粉等の付着はほんの僅かでした。
 ドレンプラグ(大)も取り外しました。



 これを取り外すか取り外さないかで、たぶん廃油量が500ccほど違ってきます。
 こちらはさらに大径で、緩めるには相当なトルクが必要ですので、トルクスビット専用になっています。


 それにしても、このSTi製フロントロワアームバーの位置が本当に邪魔です。

 STiもこの辺りのサービス性くらいは考えられなかったのだろうか?

 かといってサブフレームと共着しているこのバーを取り外すには、固定しているボルトを緩めるのに、10.7s/m(105Nm)と、実にホイールナット並みの大トルクが必要ですので、多少オフセットしてはいますが、そのままでも特に脱着に支障は無いので、今回もバーの取り外しはパスします。
 このドレンプラグは過去に何度か舐めた経験がありますので、専用に六角のソケットを準備しています。

 このフランジボルトの頭頂部は、角が無く丸みを帯びているために、ソケットは必ず奥までしっかり差し込んで、力を入れるときは傾いたりしないように注意が必要です。

 軽く締めても緩めるときには結構力が必要になりますので、大きいトルクを掛けやすいようにラチェットハンドルは12.7sqを使用します。
 こちらのトランスミッションケースのオイルパンにある、ドレンプラグ(小)から取り外します。
 油量も慣れてくると大体2回ほどの計測で、レベルゲージのアッパー〜ロワーラインのほぼ真ん中に決まります。


 また、このオイルレベルを計測する際に、エンジンオイルを給油する度にエンジンを回す必要がありますが、昨年の暮れに装着しましたノンクラッチカプラーのお陰で、運転席の窓を開けておくだけで、車外からエンジンキーを回して始動出来るようになったことが嬉しかったです。

 なにしろ、クラッチペダルを踏まないとエンジンが始動出来ないという状態は、普段は別になんの支障もありませんが(むしろ本当はクラッチをミートした状態でエンジンを始動する方が、スターターモーターの負担が軽くなるので好ましい)、こうしてリフトにセットした状態ですと、リフト支柱にドアをぶつけないように注意しながら、下半身を運転席に乗り入れてクラッチを踏まなければならないという、かなり無理な姿勢を強いられるのでイヤでした。
 しかも、ガレージジャッキや馬などとは比較にならないリフト量です。

 なにしろ毎回仰向けに潜り込んでの作業は大変ですから…(昔いやというほど経験しました)
 前回のオイル交換時から使用しているジュラルミン製のオイルドレンプラグです。

 ガスケットの銅ワッシャーはもちろん新品です。
 オイルエレメントの装着が終わりました。


 使用しているエレメントはコチラ
 これもお約束の手締めです。


 自慢ではありませんが、若い頃硬式テニスをやっていたお陰で、衰えたとは云え特に右手の握力には自信があります。
 このところずーっと愛用しているエンジンオイルです。


 NEOPROTEX F エンジンオイル R 10W-50

 このエンジンオイルの美点はいろいろありますが、今回のように長期間の使用になった場合でも、最後まで交換初期のエンジンフィールがほとんど失われないことです。

 もちろんこの価格帯のエンジンオイルとしては、バツグンのアクセルレスポンスを発揮させてくれることも愛用する大きな理由のひとつです。

 総じてとてもコストパフォーマンスの高いエンジンオイルだと思います。
 こちら側は完全にオイルの滴りが無くなりましたので、オイル汚れなどを拭き取りました。
 こちらの方が、オイルドレン口よりも早くオイルの滴りが止まります。
 後は手で回して取り外しました。


 背後に見えるラップは、EXマニに廃油が付着するのを防止するためです。
 ドレンプラグからオイルを排出するのと並行して、オイルエレメントも取り外します。

 手締めですが、緩めるときはこの方がずっと楽ですね。
 オイルセパレーターのオイルリターン用のアタッチメントに、予めセーム革を挟んだバイスグリップを噛ませて回り止めを実施しました。
 アルミアンダーパネルを取り外しました。
 まず手締めでアンカーボルトをねじ込み…
 支柱をアンカーポイントに…
 アンカーポイントにリフト支柱を合わせて置きます。
 左側リフト支柱固定用アンカーのキャップを取り外します。