ドライバーはPetter Solberg(ペター・ソルベルグ/スウェーデン)、コドライバーはPhil Mills(フィル・ミルズ/英/ウェールズ)です。
2023年5月16日

 相変わらずせっせとミニカー収集に精を出すアールエーアール鈴鹿ですが、そのメインフィールドでありますeBay USA の閲覧中に俄然購入意欲が湧いてきましたのが、左のスクショにありますかつてのSUBARU WRC 鷹目GDB最終モデルのSUBARU Impreza S12B WRC 2007です。

 このサイトにおいては幾度となく紹介してきた悲運のラリーカーですが、私の愛車RA-Rと同じ鷹目GDBでありSWRT最強のImpreza WRC(ワールドラリーカー)である本モデルが、アールエーアール鈴鹿のミニカーラインナップに無いと云うのはやはり耐えがたいことだと思い至りました。

 そこでまず以前から目を付けておりましたこのクリス・アトキンソン2008年のモンテカルロラリーでドライブしたImpreza S12B WRC 2007(前年2007年の第4戦ラリーメキシコより投入)を購入することにしました。

 因みに2008年はこの第1戦モンテ、第2戦スウェデッシュ、第3戦メキシコ、第4戦アルゼンチン、第5戦ヨルダン、第6戦サルディニアとこのImpreza S12B WRC 2007で参戦した後Impreza S14 WRC 2008にバトンタッチしました。

 そしてこの20081216日をもって突如SUBARUWRCから撤退してしまいました。

 スバルのドライバーズシートを失ったクリス・アトキンソンはその後数々のラリーチームを転々としましたが、残念ながらWRCで目立った活躍は出来ませんでした。
 そのとき通販されていました公式Tシャツがコレです。

 正直当時このデザインには???の感想しかありませんでしたが、何しろ日本初開催のWRCですので、一も二も無く購入していました。

 そして2004年ラリージャパンにこのTシャツを持参しました。
 Opel Kadettのディスプレイと同様にMiniature Car(特に一段目)のほぼ全体がしっかり鑑賞出来ます。

 しかも当初の狙い通り他のディスプレイをまったく移動することなく、この狭いスペースにピッタリ収まっているのがお判りいただけるかと思います。
 そういう意味でこのソルベルグモデルは実車を忠実に再現していると思います。

 一方アトキンソンモデルのホイールは、ホイールナットの存在すら確認出来ません。

 実際にこの独特なディテールのスポークホイールは、このSUBARU Impreza S12B WRC 2007の大きな特徴であると言っても過言では無いでしょう。

 因みにこの76回モンテカルロラリー2008におけるペター・ソルベルグのリザルトは総合5位でした。





 
 クリス・アトキンソンのモンテカルロラリー2008における勇姿を集めました。
 さぁてこれでこのショーウインドーのミニカーディスプレイは完成しました。

 たぶん今後ここはレイアウトなどこれ以上大きな変更は無いと思います。
 これでやっと長い間懸案だったSUBARU Impreza S12B WRC 2007の展示が出来ました。

 それも一度に2台も…♪
 背後にあります粋な写真立てのPRISMA PHOTO DISPLAYに重なってしまい、若干その部分がスポイルされて残念ですが、ディスプレイスタンドが無色透明なのでそれも最小限で済んでいます。
 当にここしか無いという狭いスペースに、こうして見事にジャストフィットしています。♪
 早速ショーウインドーの所定の場所に設置しました。

 想定通りピッタリでした。
 実際このディスプレイスタンドを製作したときは、ここまで具体的な想定はしていませんでしたが、こうなるだろうと予測はしていました。
 2台のMiniature Carの背後に見えますディスプレイスタンドに注目してください。
 さてSUBARU Impreza S12B WRC 2007が2台揃ったこの日に、早速計画通り談話コーナーのショーウインドーに展示することにしました。
 さてまた紹介が遅くなりました。

 SUBARU Impreza S12B WRC 2007 Solberg-Modelです。

 アトキンソンモデル同様、76. Rallye Automobile Monte-Carlo 2008、つまり76回モンテカルロラリー2008出場車です。
 また台座にプリントされているネームのパターンもアトキンソンモデルとは明らかに違いますし、背景画像の台紙もありませんので、たぶん同じシリーズではありませんね。
 もっともそこまで云うほど気にしてはいません。

 兎に角これでSWRTSUBARU Impreza S12B WRC 2007 Solberg-Modelが無事手に入ったわけですから充分に満足しています。
 eBayの販売ページの画像である程度予想はしていましたが、新品と謳っていた割には樹脂製透明ダストカバーの汚れと擦り傷が酷かったので、洗剤で汚れを拭き取ってアクリル専用研磨剤で磨きました。

 これがもし新品であれば発送元の保管状態がよほど劣悪な環境だったと云わざるを得ません。
 段ボール箱に発泡スチロールの緩衝材というオーソドックスな梱包です。
 そしてサイン会が始まり私はペターにサインペンを渡し、おもむろに後ろを向いて背中を指さし「プリーズ」と強請ったのがこのサインです。

 兎に角これも本当に良き思い出です。


 因みにこれ以外にも三重スバルの筒井課長から譲って頂いたペターのサイン入り色紙もあります。
 アールエーアール鈴鹿はこのTシャツを着てスバルサポーターのために催されたサービスパークでの歓迎レセプションに出席しました。
 このPetter Solberg(スウェーデン)というラリードライバーは、SWRTのドライバーの内、言わずと知れたコリン・マクレー(1995年ドライバーズチャンピオン)リチャード・バーンズ(2001年ドライバーズチャンピオン)らと並んで2003年のWRCドラバーズチャンピオンを獲得したラリーストです。

 SWRT19年間のWRC参戦の中で世界チャンピオンとなった貴重な3人の内のひとり(しかも存命なのは彼だけ)です。

 アールエーアール鈴鹿は、この世界チャンピオン本人に2004年に直接お会いしています。

 詳しくはコチラページに掲載しています。
2023年5月16日

 上のSUBARU Impreza S12B WRC 2007アトキンソンモデルを注文した同日に、このSUBARU Impreza S12B WRC 2007ソルベルグモデルも発注しました。

 このソルベルグ仕様はアトキンソンと違いかなり値の張ったモデルで、実際に相当思い切った買い物になりました。

 しかしアトキンソンモデルのように在庫も多く無く、送料も安かったのでこの際購入することに決めました。
 このときの大会リザルトは総合3位という立派な成績で、クリス・アトキンソンのWRCポディウム獲得回数はこのときを含めて6回を記録しています。
 出場しました大会は76. Rallye Automobile Monte-Carlo 2008、つまり76回モンテカルロラリー2008です。
 SUBARU Impreza S12B WRC 2007です。

 ドライバーはオーストラリアのChris Atkinson、コドライバーはStéphane Prévot(ステファン・プレヴォ/ベルギー)です。
 中から真新しいディスプレーケースに入ったミニカーが現れました。
 お約束のエアーキャップシートに包まれた商品を取り出しました。
 このように自前の明細書が同梱されていることから、遠方のユーザーにもしっかり対応するShopだと判ります。
 また荷物を取り出すと、段ボール箱の底には例のShopのチラシが入っていました。
 ご覧のように梱包も非常に頑丈な段ボール箱の中に、両更紙とエアーキャップシートの緩衝材で万全の衝撃対策です。
2023年5月24日

 相変わらずこのShopの郵送は最短日数です。

 発送から8日目のこの日に商品が到着しました。

 因みにこのShopの所在地はフランスです。
BACK
 つまりは2006年モデルがそれほどダメダメな仕様だったと云うだけです。

 いずれにしろ勝負事にタラレバはナンセンスですが、これも時代の流れだったのかもしれません。

 それというのも世界ラリーではかつてはマニュファクチャラータイトルを3連覇するなど世界の頂点に立ち、その後も2000年代半ばまでは何とかトップチームに踏みとどまっていたもののかつての輝きは完全に薄れ、この時期Prodriveの代表デビッド・リチャーズは、あろうことかラリーよりもっぱらF1参入にご執心でチーム全体のモチベーションも低かったのでは無いかと容易に推察出来ました。
 一方このソルベルク仕様とアトキンソン仕様を比べると、明らかにゴールドのスポークホイールに違いがありますが、私はこのソルベルク仕様のホイールが正しいと思います。

 確かにプロドライブ仕様のスポークホイールにはアトキンソン仕様に見られるようなコンベンショナルな11本スポークホイールもありましたが、ことこのSUBARU Impreza S12B WRC 2007モンテカルロラリー2008に限っては、様々な画像を確認した限り使用されておりません。

 それにしましてもハブボルトが5本ではなく4本なのは足回りの軽量化が目的なのかどうかは判りませんが、やはりどう考えても納得出来ません。
 やはり準備しておいて良かったと思います。

 何故ならこの2つのMiniature Carを狭いショーウインドーの残されたスペースに展示するためには、出来る限り省スペースで効果的な展示が必要だったからです。
 Miniature Car4ページで紹介しているOpel Kadettとまったく同じサイズのディスプレイケースですので、問題無く使用出来ます。
 ペター・ソルベルグのモンテカルロラリー2008における勇姿を集めました。
 因みにこの
SUBARU Impreza S12B WRC 2007の性能諸元及び戦績はコチラに詳しく掲載されています。
 尚、この
Impreza WRC 2007やそれ以外のImpreza WRC Modelに付されているS12BS14などあまり日本人には馴染みの無い符号ですが、これはProdriveがこれら一連のラリーモデルを市販する際に設けているモデル名です。
 確かコチラでも紹介している自作ディスプレイスタンドと同じものですが、そのときこういうこともあろうかともうひとつ製作しておきました。
 いずれにしましても私にとりましては、このSUBARU Impreza S12B WRC 2007こそがSWRTの最後を飾るに相応しいマシンだったと今でも思っています。

 ファンやオーナーの方には誠に申し訳ありませんが、私にとって後継モデルのGRBマシンはアウト・オブ・ガンチューです。(笑)
 以上がこのSUBARU Impreza S12B WRC 2007が成功しなかった理由ですが、私は少なくとも前年2006年はシーズン当初導入されたインタークーラー/ラジエターV字配置などというサーキット仕様もどきのバカげたレイアウトを採用せず、2007年モデルと同じ(結局元に戻した)コンベンショナルなレイアウトさえ踏襲していれば、少なくともシーズン0勝などという不名誉な記録にはならなかったと今でも思っています。

 確かにライバルチームがぞくぞくと新型車を導入する中、相対的に戦闘力の低下は否めませんでしたが、それでも2006年シーズンはまだまだ充分に戦えたのではないかと思うと本当に残念でなりませんでした。
 また1年前からブリティッシュアメリカンタバコがメインスポンサーを降りた所為で資金不足に陥り、資金が豊富なシトロエンやフォードに比べてテストが充分に実施できなくなり、加えてマシンの開発・オペレーションを担当していたProdrive(プロドライブ)における度重なるトップエンジニアの更迭や引き抜き・解雇などに端を発する開発現場の混乱も手伝い、マシンの開発や熟成に時間がかかるといった問題が噴出し思ったほどの成果が残せませんでした。

 さらに2007年シーズンはタイヤメーカーが異例のコンチネンタルに統一され、Prodriveはタイヤとサスペンションのマッチングにも苦慮しました。
 これもixoMiniature Carですが、アトキンソンモデルと同じシリーズなのかどうかは判りかねます。

 と言うのもアトキンソンモデルと異なる赤い樹脂製の台座が妙に気になっています。

 ixoのディスプレイケースでこういうものがあるということは、eBay USAでこれまでにもいくつか見て知ってはいましたが、実際に購入したのはこれが初めてです。
2023年5月31日

 そして本日コレがやっと届きました。

 同じ日に購入したのにこの違いはいったいどういうことでしょうね。

 オマケにこちらの荷物は追跡番号も付されませんでしたので、輸送の経過がどうなっていたのかさっぱり判りませんでした。

 因みに発送元はスペインです。
 このMiniature Carはページ冒頭のスクショにもあるとおりixo製です。

 またクリス・アトキンソンがSWRT(スバルワールドラリーチーム)のセカンドドライバーでほとんど無名に近いドライバーであったことから、このモデルは在庫が豊富で結果とてもお値打ちな価格設定になっていました。
 相当古いディスプレイモデルであるにもかかわらず、これだけ新品状態を保てているのは、当Shopの保管状態が良好であることに他なりません。

 何れにせよユーザーにとっては実に好ましいことです。
TOP