ここでまたしばらくの間アールエーアール鈴鹿とISUZU Gemini 1800 ZZ-R PF60の出会いについてお話ししたいと思います。

 あれは確か私が東京の大学を卒業しまして、社会人一年生として千葉県立松戸つくし養護学校に臨時養護教諭として赴任しましたのが1980年の4月でしたので、当にこの ISUZU Gemini 1800 ZZ-R PF60が前年にデビューしたばかりでした。

 そしてその'80年に大学を卒業する直前の3月に、初代愛車NISSAN SUNNY 1200 GX Coupeの廃車手続きをして手放し、ほぼ1年後の翌年月に思い切ってデビュー3年目を迎えた ISUZU Gemini 1800 ZZ-R Coupé PF60を生まれて初めて新車購入したのです。

 購入先は地元鈴鹿の父の会社と取引のあった販売業者です。

 ではどうしてほぼラリー用ベース車両とも云うべきZZ-Rを購入したのかと申しますと、それはもちろん'80全日本ラリー選手権でこのZZ-Rを引っ提げて神奈川のRally Shopアッスル(AZUL)金子繁夫が見事シリーズチャンピオンに輝いたからに他なりません。

 アールエーアール鈴鹿は既に当時からラリー大好き青年でしたので、一も二も無くこの ISUZU Gemini 1800 ZZ-R Coupéの虜となりそしてオーナーになりました。

 因みに翌年'81も今度はタスカエンジニアリング・アドバンラリーチームからZZ-Rで出場していた山内伸弥がシリーズタイトルを獲得しました。

 実は金子繁夫選手がタイトルを取ったときにドライブしたZZ-Rセダンでしたが、私はSUNNY 1200 GX Coupeに乗ってましたので、その流れと当時はまだ私は20代の若者でしたので、セダンボディには若干抵抗もありまして ISUZU Gemini 1800 ZZ-R Coupéを選択しました。

 確かにボディ剛性の点から云えば、ラリーではクーペよりセダンの方が有利なことは当時から知っていましたが、あのクーペの流麗なボディラインが魅力だったのでしょう。

 ところが翌年に山内伸弥選手が Gemini 1800 ZZ-R Coupéで全日本ラリー選手権のシリーズタイトルを奪取してくれましたので、何故かすごくホッとしたのを今でも鮮明に覚えています。

 そして私は晴れて ISUZU Gemini 1800 ZZ-R Coupé のオーナーになりまして、純正スチールホイールを早速ATS(独)のアルミホイールに換装したり、タイヤをアドバンHFに履き替えたり、ステアリングホイールをitalvorantiに付け替えたりとカスタマイズに夢中になり、とうとう'81の暮れにはあのアッスルにショックアブソーバーやスプリング、各種ブッシュ類などフロント・リアの足回りのアップグレード強化の申し込みまでしていました。

 それは公務員として頂く1210日の冬のボーナスを当て込んでのことでした。

 ところが好事魔多しと云いますか、職場からの帰り道、ISUZU Gemini 1800 ZZ-R Coupé を運転中に重大な人身物損事故を引き起こしてしまいました。

 11月も下旬で夜も遅く道路がうっすらと凍結していることに気付いていました。

 結局注文していた足回りのチューニングはキャンセル、ほぼ新車同然だったZZ-Rはほとんど廃車寸前の全損状態になってしまいました。


 しかしそのほぼ全損のZZ-Rは、保険屋の手配した積車で郷里鈴鹿の父の会社が懇意にしていた修理業者に運ばれまして、その後完全に修復して頂きました。

 事故についての具体的な記述は、今でもあまり思い出したくはありませんのでここでは控えさせて頂きます。

 左様に曰く付きの愛車でしたが、その後数年間大切に乗りました。

 このZZ-RNISSAN SUNNYと大きく異なるところは、所謂キャブ車ではなく私にとっては初めてとなる電子制御燃料噴射装置(EGI/Electronic Gasoline Injection)の搭載車だったことです。

 それ故鈴鹿に戻ってからはもっぱら永井電子(ULTRA)CDIを導入したりと点火系のチューニングや、コチラのページでも紹介していますように外見のカスタマイズにずいぶん熱心でした。

 また初めての新車でしたので、当時はカーオーディオにも随分拘っていました。

 当時としてはかなり凝ったもので、山水電気のバルドーというブランドのカーステフルコンポをDIYでセンターパネルに取り付けていました。

 カセットデッキはメタルテープ対応、パワーアンプは50W × 50Wの出力で、別体のグラフィックイコライザーも装着しました。

 そして仕上げは室内のリアトレイをDIYで穴開け加工しその上にリアトレイの鉄板をスッポリ覆うように、30㎜厚の合板を切り出してそれにもリアトレイと同じ大きさの穴開け加工を施しまして、トレイと合板の間に防振ゴムを挟んでボルトで共止めしてホームオーディオに匹敵するスピーカーボードに仕上げました。

 そこに当時最高峰の楕円6×9インチウェイフルレンジ高出力高性能スピーカーのJBL(T545)に専用の台座を履かせて、上記のスピーカーボードに半埋め込みスピーカーとしてボルトで固定し、リアメインスピーカーとして使用していました。

 このときのジェミニクーペは今で云うハッチバッククーペではありませんので、後部座席のヘッドレストのスグ後ろには、セダン同様のリアトレイが存在していました。(当然トランクルームもあります)

 尚、その後部座席のスグ裏側には燃料タンクが縦に収まっていましたので、なんとリアトレイの鉄板と燃料タンク上部との隙間は3~5㎝ほどの隙間しかスペースがありません。

 従いましてトレイの穴開け加工のときは(今も使用している日立製のジグソーです)本当に口から心臓が飛び出しそうになるほど緊張しました。

 合板と一体化させたリアトレイにも通し穴を設けた訳は、まず取説の指示通りJBLスピーカーの半埋め込み穴を確保するためでした。

 しかしそれにはちゃんとした理由がありまして、スピーカーボードとリアトレイに通し穴を開けることによって、トランクルームが良質なエンクロージャーとなり、より豊かな低音再生に寄与することが最初から解っていたからです。

 かくして私の愛車ZZ-Rのコクピットは、スポーツカーらしからぬ自慢のオーディオリスニングルームにもなっていました。

 そしてその後私は結婚しまして鈴鹿市の公立中学校教諭として勤めることになり、赴任して2年後にSUBARU LEONE RX turboに乗り換えました。

 しかしそのときはまだGeminiは手放すのが惜しかったので、しばらくの間は妻が渋々通勤用にハンドルを握っておりました。

 それにしても16インチ6Jのイルムシャーアルミホイールに195Pirelli P7を履いたGemini ZZ-Rは、ステアリングもノンパワーでしたので、女性の非力な腕力では荷が重すぎまして、結局その後妻は原付からSUBARU REXを購入しまして、ついにはGemini ZZ-Rを手放すことになりました。

 とある修理工場兼中古車販売店に10万円で引き取って頂きました。

 重大な事故歴のあるクルマにしては上出来でした。

 さてここからはのページでもほとんど詳しく触れなかった純正アルミホイールのお話をしたいと思います。

 足回りや電装系のチューンが一通り終わったGeminiにどうしても装着したいアルミホイールがありました。

 それは6J16インチと純正よりも二回りも大きなサイズで、しかもなんとその純正アルミホイールは、欧州で販売されていたOpel Kadett D type用でしたので、FF用ということからインセットが数十㎜ある代物だったのです。

 つまりFRGeminiに装着するには、そのままですとホイールがタイヤハウスのかなり奥に引っ込んでしまいます。

 さらにそれだけでなく当時既にフロントリア共にビルシュタインの太いショックアブソーバーに取り替えていましたので、なんとタイヤのサイドウォールがダンパーに擦ってしまうことが判明しました。

 しかしどうしてものアルミホイールを履きたかった私は、アルバトロス(昔鈴鹿中央道路の中程にあったカーショップで今はありません)のオーナーの森川さんにお願いしまして、20㎜厚のアルミ製スペーサーを特注して頂きました。

 そして自分でハブボルトを長いものに打ち替えて何とか無事にホイールを装着したまでは良かったのですが…

 そこで路上に出て試運転しましたら、なんと直線を80㎞以上のスピードで走るとハンドルに耐えられないほど極端なシミーが発生するのです。

 とてもそのままでは運転できませんでした。

 つまり20㎜もの厚さのアルミスペーサーを導入しての16インチ6Jのアルミホイールと、このクルマの純正スペックからすれば、相当に極太の195×16インチ扁平率50のタイヤサイズも相まって、純正ハブとの一体感がまるで無いほどにホイール全体のバランスが崩れていたのだと思います。

 しかも現代風のハブセントリックスペーサーではありませんので、それだけとってもホイールセンターがかなりズレていた可能性も否定出来ません。

 それでも諦めたくない私はなんと当時雑誌などで盛んに宣伝されていましたホイールオンロードバランスというのに頼ってしまいました。

 このオンロードバランスという特殊なバランス調整は、もう今日ではまったく死語になっていますが、つまりタイヤホイールを車輌のハブに装着した状態(つまりオンロード状態)で、直接回転バランスを調整する方式で、当時名古屋のRally Shop LUCKしか私の知る限りは行っていませんでした。

 背に腹は代えられないということで、私はハンドルのシミーに堪えながら当時覚王山通り沿いにあったLUCKまで出向いて、そのオンロードバランスなる調整を行っていただきました。

 すると流石にその効果は歴然としていまして、帰路はシミーもまったく出ない完璧なバランスで、快適にドライブできるようになりました。

 しかしよく考えても見て下さい。

 当然このホイールサイズでは車検は通りませんので、そのときはハブボルトを再び純正サイズに打ち替えて、純正14インチサイズのATSのホイールに換装して車検を受けるわけで、車検が終わったらまた元に戻すにも、再びオンロードバランスのご厄介になるわけです。

 こんな面倒臭いことはありませんね。

 それにもかかわらず確か1回はこうして車検をクリアーしましたのを覚えています。

 では何故ここまでしてものホイールに拘ったのかと申しますれば、それはただ絶対他には無いカスタマイズがしたかったのと、当時走り屋の定番でした扁平タイヤの雄Pirelli P7が履きたかったというただそれだけの理由でした。

 ついでに白状しますと、純正の車高を下げたいという理由で、純正スプリングを1巻半カットするという荒技もやっていました。

 しかし当時のカーマニアにとってこういうのは避けて通ることの出来ない通過儀礼のようなものだったのではないでしょうか。

 因みに現在では車高を下げたければ、ロープロファイルの車種別スプリングなどいくらでも手に入りますし、スペーサーにしてもハブセントリックタイプの工作精度の高いパーツは山ほど出回っていますので、選択さえ誤らなければこんな苦労はしないと思います。
 素人目にはいすゞのデザイナーのルーバーの形は、リアサイドウインドーの形状を延長させたような形ですので、一見理に適っているように見えるのですが、私はOpel Kadettのルーバーの形の方が、隙の無い秀逸なデザインだと思います。

 何故かという理由の前に、Opel Kadett typeC GT/Eのサイドビューをご覧になれば、私などの余計な説明はいらないと思います。

 また因みにKadettも構造的には同じだと思いますが、このCピラーの左側のルーバーは単なる飾りでは無く、フューエルリッドの蓋を兼ねていました。

2023年6月30日

 それならばとコチラを検索しましたら、早々にこれが出て参りましたので、早速落札し購入注文しました。

 その後7月1日に発送連絡がありました。

 たぶん割高だと思いますが、たったひとつだけ欲しかった訳ですから、これまでにもHerpa製のコレクションケースなどその都度単体で購入してきました私としましては、この程度の出費はむしろ安いくらいだと思います。

 流石にダストカバーの自作だけはもうカンベンして欲しいと思っていましたので、やはりヤフオクの存在というのはこのような場面では本当に頼りになります。

 今回ほどヤフオクに感謝したいと思ったことはありません。
 そしてさらに地味なボディを補って余りあるほど、たぶんインチアップしているであろう当時流行の星形5スポークの、しかもホイールリムは光沢のあるクロームシルバーであることから2ピースかあるいは3ピースだろうと推察出来るアルミホイールが、本当に良くマッチしていてスポーティさもしっかりと演出されています。

 しかもホイールディスクのカラーリングは、モデナホワイトのボディカラーとコーディネートされていて、ここにもさりげないセンスの良さが垣間見えます。
 それにしましてもこういうテーマ別パートワーク(分冊百科)誌(と云う呼び名も今回初めて知りました/笑)と云うんですか、以前から書店を訪れた際に時々見掛けた(ミニカーばかりではありません)ことはありましたので、あると云うことは認識していましたが、ほとんど関心はありませんでした。

 ですからまさかこんな形でこういう商品を自分が手にすることになるなんて夢にも思いませんでした。

 なによりも私のような特定の個体にしか興味を示さないユーザーにとっては、こういう購読型で百科事典的な要素は蛇足でしかありませんので、よほど経済的に恵まれた環境でも無い限り、シリーズ全てを揃えようなどとは考えないでしょうね。

 別に販売形態に文句を言う筋合いなどありませんが…

 さてこのISUZU Gemini 1800 ZZ-R を何故購入したのかと申しますと、もちろんアールエーアール鈴鹿の愛車だったからですが、これまでにもトミカのヴィンテージシリーズやプラモなどを購入対象に考えたことはありましたが結局見送りました。

 その理由はたった一つしかありませんでした。

 Coupéではなかったからです。
2023年6月28日

 お待たせしました。

 こちらが直近のレポートとなります。

 この日ヤフオクにて右のスクショのとおり、ある商品を即決価格で落札し、その後その日のうちに送料の連絡を受けまして決済を済ませました。

 そして翌日の29日に発送連絡を受けました。

 ご覧のようにその商品とはこれまで私が収集してきました単独で販売されているミニカー商品とは異なり、アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社というテーマ別パートワーク(分冊百科)誌を出版しているところから、発売されている「国産名車コレクション スペシャルスケール1/24」というシリーズの中の一台です。

 しかもこれは通常は定期購読か書店販売でしか手に入りませんので、ひとつのモデルだけを単体で手に入れるには、こうしてヤフオクの出品に頼るのがもっもと手っ取り早い購入方法だと思います。

 しかし未だ継続販売中のシリーズですから、発売元にバックナンバーの在庫を問い合わせて、注文することも出来ると思いますが、結構手間は掛かるかと思いますし意中のモデルの在庫があるとは限りません。

 正直に申しますと私はこんな「国産名車コレクション スペシャルスケール1/24」なんて販売されていることすら知りませんでした。

 偶々ヤフオクを閲覧しているときにこうして出品に気付いたまでです。

 このシリーズの創刊号は2016年9/13号ですから、既に7年近く続いているわけですが、ほぼ隔週刊で販売されたとしても、予定では240号が最終号ですから途中で廃刊にならない限りまだまだこの先続くわけです。
2023年4月9日

 これはもうだいぶ前になりますが、この日にeBay USAで以前から目を付けていましたこのHerpa VW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbus を購入しました。

 何故これまでサイトにもアップせずに、今頃になってアップすることにしたのかと申しますと、別にこれといった特別な理由はありませんでした。

 それでも画像は他のミニカーと同様にそのときそのときでちゃんと残しておりますので、そのうちアップすればいいかと思って画像を温存しておりましたら、いつしか忘れてしまい気が付いたらこのように日が経ってしまってました。

 このVW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbus を手に入れたいと考えた理由は、当然アールエーアール鈴鹿のガレージアイテム関連ということで、RECAROに関係するミニカーを物色したところこれが見つかったという次第です。

 また丁度Herpa製のMICHELIN Truck & Transporter の購入に注力していた時期でしたので、eBay USAサイト内の検索でも自ずとHerpa製の他のミニカーを見掛けることが多かったことが、このVW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbus が検索に引っ掛かる確率が高まった要因であるとも考えられます。

 しかし比較的求めやすい価格でしたし、結構球数が出品されておりましたので、それほど慌てて購入する必要はないとウォッチだけ押してキープしていましたが、結局早々にこのHerpa VW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbusも購入することにしました。

 因みに Kleinbus とはドイツ語のミニバンです。
 私にとってこのISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88 modelを展示するに最も相応しい場所は、実はここしかありませんでした。

 と申しますのも、ショーウインドーの中に展示するにはスケールが大きすぎて、スペースが確保出来ないという現実がありました。
 故にこれがもしNOREV製であるならば、アールエーアール鈴鹿としては歓迎したいと思います。

 これは別にことさらメーカーに拘っているという訳ではありませんが、ただNOREV製かもしれないと知りとても身近に感じられただけだと思います。
 さらによく調べましたら、なんとこの国産名車コレクション スペシャルスケール1/24のミニカー製作の担当は、どうやらNOREVらしいということも判ってきました。

 一つ前のページでも紹介しましたNOREVです。

 これも何とも不思議な縁ではありませんか。

 何故かと申せばここ一連のミニカーコレクションと云う、マイブームからNOREVというミニカーメーカーを知り、それからこの度のISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88 model購入に至った訳で、これを縁と云わずして何と呼べば良いのでしょうか。
ウェブ アニメーター
 因みにアールエーアール鈴鹿は今もitalvorantiを愛用しています。
 
italvorantiステアリングホイールのレザーを縫い合わせている特徴的な亀甲形のステッチが確認出来ると思います。
 何故このようなステッチが採用されているかと申しますと、ステアリングホイールのグリップを少しでも改善するためだと云われています。





 
 しかも最近ではそろそろアールエーアール鈴鹿のMinicar収集もほぼ終了に近づいて、内容的にも充分に満足のいくコレクションになりました。

 従いましてここら辺でそろそろお開きだなどとサイト内での幕引きをどうするか考えつつありましたところ、偶々ヤフオクを開いたらなんとこれがいきなり目に飛び込んできたのですから随分とたまげました。
 しかしただそれだけが理由では無く、スチールシェルフの最も目立つこの場所を敢えて選んだのにもそれなりの意味と訳はあると思っています。

 強いて申すなら身長160㎝の私にはやや見上げるような高さにあることから、それこそ若き日に羨望のまなざしで手に入れた当時の愛車として、決してこじつけなどでは無く本当に相応しい場所だと思う次第です。
 つまりそれほどアールエーアール鈴鹿にとって、このISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88 modelの登場は、例えようのないほどに完璧な出来事だったということです。

 これまで常に探し求めていたISUZU Gemini ZZ-R Coupé Miniature Carがまさかこのタイミングで手に入るとは当に幸運以外の何ものでもありません。
 しかし流石にこの「国産名車コレクション スペシャルスケール1/24」は今も継続中のシリーズですから、たぶんダストカバーはオプションなど別売されている筈。

 兎に角何とかなるはずだと考えて、早速調査を開始しました。
 さて話を本題に戻しましょう。

 初めからあった嫌な予感は的中しました。

 そうです、このブリスターパック。

 アールエーアール鈴鹿のこれまでもMiniature Carをテーマにした一連のページリポートをご覧下さった方ならもうお判りのことと思います。

 その通り、このMiniature Carにも台座は付いていても、専用のダストカバーが付属していません。
 つまり幕を引くにも幕の最後には花が必要だと考えておりましたので、日頃から決して神の存在など信じては居ませんが、このときは運命の神が計らったのだと信じてしまうほどの出来事でした。

 これは大袈裟でもなんでもありません。

 ここ一連の流れを見れば偶然だとしてもあまりに出来過ぎたシナリオだと思います。
 そしてようやくISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88 modelが専用ダストカバーと合体しました。

 アールエーアール鈴鹿はもうこれだけで大満足です。
 要するにイタズラ防止とか恥隠しといったようなものだと思います。

 もとよりまず外から見える部分ではありませんので、このように細かい配慮は嬉しいところです。
 そこでたぶんここしか無いだろうと試しにスポンジシートを充ててみましたら、台座の底面裏にサイズがピッタリ当てはまりました。

 これで間違いないと確信しました。
 専用ダストカバーは流石に造りも品質もしっかりしています。

 ただこのスポンジシートは一体どのような用途で使うのでしょうか。

 まだこの段階では良く判りません。
 厚さ2㎜ほどの薄いスポンジ製シートです。

 白いテープ状のものはどうやら両面接着テープのようです。

 何でしょう?
2023年7月2日

  翌日に届きました。
 さもありなんと今回は商品のISUZU Gemini ZZ-R Hachette Collection vol.88を購入するのと併行し、発行元の公式サイトを訪れまして、調べましたら案の定なるほどこういうことでしたか。
 但し以前ブラインドボックス方式の販売について思うところを述べましたが、今回の場合も確かにこういう販売者がいなければ手に入れることはとても困難であることは間違いないと思います。

 しかしハッキリ申しますと私の場合はこのヤフオクの出品物が無かったら商品の存在にすらまず気付くことも無かったでしょう。

 別にそれでも良かったのです。

 しかしそうは申しましてもこうして購入してしまったのですから、もうガタガタ言うのは止めましょう。
 別にそれを批判したいわけではありませんが、実際にこの購入に前後して、Amazonやヤフオクの当シリーズ出品物を少し調べてみましたら、同じものでも中には結構高額な価格で販売しているものも見つかりました。

 人によって物の金銭的価値は様々ですので、ここで敢えて申しあげるとするならば釈迦に説法のように聞こえるかもしれませんが、ただのお金儲けをしたいが為の詐欺まがいの転売ビジネスだけは止めて頂きたいと思います。

 何故かというと、購入者はたとえ欲しいものでも少しでも安く手に入れたいと云うのが本音だからです。
 ですからこのサイトにも運営責任と、その中身についての責任はもちろん私にあります。

 しかし公序良俗に反しない限り、私がここに何を掲載しようと何を書こうと基本的には表現の自由に該当します。

 受け手がどう受け止めようがそれも自由です。

 ですから最初に申したとおり私のこのサイトも公衆トイレの落書きとまったく同じで、それ以上でも以下でも無いということだけはここにお断りしておきます。
 私はこの言葉はある意味とても的を得ていると思っています。

 つまり公衆トイレの落書きでも中にはバンクシーのような真にメッセージ性を持つものもあれば、ほとんど取るに足らないただの落書きもあれば、公衆の害悪にしかならないヘイトもあるわけで、結局それを見るか見ないか、論じるか論じないかはすべて受け手側の自己責任なのです。

 当然ながら落書きの張本人には第一義的な責任が伴います。
 私にはこのサイトを立ち上げるもっと以前から、ある方のネットに対する助言のような言葉が現在に至るまで耳から離れません。

 それは「ネットのホームページなど、公衆トイレの落書きと一緒」

 というものです。
 それにしましても同じような内容をくどいほど繰り返したりするのは、元公立中学校教諭という職業柄身についてしまった癖のようなものですから、特に他意はございませんのでどうかご容赦ください。

 それでも文体がどうにも鼻につくとか、理屈っぽくて我慢出来ないと仰る方は、無理をして読んで下さる必要などどこにもありませんので悪しからず。
 そんな中で時にはアールエーアール鈴鹿の妄想ではないかと受け取られかねない口調や願望のようなものも飛び出すことがありますが、それにつきましても本人はいたって本気で考えておりますし、決して突飛なただの思いつきで語っているわけではありませんので、どうかご理解いただければ幸いです。
 これを読んで下さっているみなさんの中には、アールエーアール鈴鹿は大言壮語の輩ではないかといぶかる方もいらっしゃると思いますが、私アールエーアール鈴鹿は決して大風呂敷も広げていませんし、敢えて大仰な物言いをしているつもりもありません。

 何故か?

 このサイトに掲載している記事のすべての内容は、ウソも誇張もまったく無い事実に基づくものだからです。
 それはアールエーアール鈴鹿の一分の隙も無いほどの愛車RA-Rに対する拘りが、そっくりそのままこのガレージに投影されていると云っても過言ではありません。

 それほどまでにアールエーアール鈴鹿の拘りと云うのは徹底しているということなのです。
 ということでこれでこのエリアにも、かくも見事にアールエーアール鈴鹿拘りのガレージの縮図とも云える、真に拘りの逸品しかないということが充分にご理解いただけたかと思います。
 そして購入する前から展示場所はここしかないと決めていましたので、Herpa VW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbusが届いたその日に展示しました。
 望むらくはもう少しスケールの大きなモデルだったら、さらに良かっただろうと思います。
 因みにこのミニカーのモデルになったVW T4というミニバンについて詳しく知りたい方は、コチラサイトを是非ご覧下さい。

 兎に角私にとっては、これ以上無いRECAROを表現しているモデルカーということで本当に満足しています。
 要するにこれには他の追随を許さない世界一のものづくりマイスターたる自信と佇まいを感じるのです。
 さらに専用ディスプレイケースの小さくてもその堂々とした風格のある設えにも惹かれました。
 私アールエーアール鈴鹿は、タイヤのMICHELINとスポーツシートのRECARO、そしてショックアブソーバーのBILSTEINには昔からとても拘りがありまして、歴代の愛車たちにも迷うこと無く採用して参りました。

 中でもスポーツシートのレカロには今日まである意味憧れにも似た高い関心を持って参りました。
 私がこの時期に購入してきましたHerpa製のMICHELIN Truck & Trnsporterと同じ1/87スケールですので、専用ディスプレイケースも含めてとても小さなモデルです。
 ミニカー本体の輸送時の保護対策もしっかりしています。
 逆さまのExclusiv Serire(独) という文字が見えますが、日本語で限定シリーズという意味です。
 これが明細書です。
 開梱しますと中に商品の明細書とShopの名刺らしきものが入っておりました。
2023年4月24日

 その後4月12日に発送連絡があり本日到着しました。

 発送元はドイツで、やや到着に日数は掛かりましたが、追跡番号が付されていましたので安心出来ました。
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 しかしながらある一定の支持を得ていることも事実ですので、そういう殊勝なみなさまのために少しでも有益な記事になればと常に考えています。

 もっとも自分自身の備忘録的な側面もかなりありますので、ある意味ただの自己満足だと取られても仕方の無い部分はあると思いますが…。

 そしてここ2、3年は特にコロナ騒ぎの影響からか、めっきり外出や他人とのリアルな関わりが激減してしまったことも、ただでさえ理屈っぽくて鬱陶しいアールエーアール鈴鹿という人間に、ますます磨きが掛かっているようにも思います。
 こうしてじっくり眺めてみますと、ボディカラーがオレンジですので、エンジンフードの後部左右両端に樹脂製のエアー抜き?の特徴的なルーバーが目立っています。

 とろこが実はこれはホントに実車におきましてもただのアクセサリーで、別に特別な機能はまったくありませんでした。(笑)

 また私の愛車はブラックカラーでしたので、このオレンジボディーほどの存在感もありませんでしたが、このパーツは放っておくと紫外線の影響を受けスグに樹脂製の本体が白っぽく変色してしまいますので、当時の私はその都度ArmorAllプロテクタントを使って保護していました。
 さらにルーフに繋がるクーペのCピラーの途中にあります、特徴的な形の樹脂製ルーバーも、ボンネット上のルーバーとまったく同じ材質のようでした。

 そして面白いことにこのZZ-RクーペとOpel Kadett typeC GT/Eを比べると、ボディラインはほとんど同じですが、何故かルーバーの形だけがまったく違っています。

 ただ単に形が違うと云うこと以上に、当時私はISUZUのカーデザイナーのセンスとOpel Kadettのデザイナーとのセンスの差だと思いました。
 気持ちは理解していただきたいです。


 そしてこの1/24モデルはドアが可動開閉しますので、展示するときには存分に楽しめると思っています。

 ただどうせならボンネットも開放出来てエンジンルームが見たかったですが、可動部分が多くなると逆に閉めたときのチリの問題などでどうしてもボディ全体のフォルムに影響しますので、メーカーとしてはせめてドアだけでもという選択になったのでしょう。
 もうお判りですね。

 真下のショーウインドーに展示してある兄弟車のOpel Kadett typeC GT/Eラリー仕様がよく見えます。

 両者を見比べるには持って来いの場所だと思います。
2023年7月8日

 そしてこの日ここに展示しました。
 しかもその最後の花を添えたのが、これまで収集して参りましたMinicarの中では最もビッグな1/24スケールのモデルです。

 つまり自動車のプラスチックモデルとしては最もポピュラーな定番スケールではありませんか。

 文字通り花は花でもまさに大輪の花♪

 ちょっと大袈裟でしょうか?
 と云うのも思い返しますと、このミニカーを手に入れるまでは、クーペボディのGemini ZZ-Rのモデルカーなど手に出来るとは思ってもいませんでした。

 ですからちょっと前までは、それこそせめて兄弟車のOpel Kadet CtypeのラリーカーのMiniature Carでも揃えておこうといった具合でした。
 その他にも多少なりとも武勇伝はありますが、ここでは止めておきましょう。

 このリアビューも随分懐かしいですが、クーペボディでもトランクルームはかなりタップリとした容量がありまして、スポーティなボディシェルからはちょっと想像が付かないほど実用的なリアトランクでした。
 この通りミニカーを台座の裏から固定しています4本のビスの頭が見えています。
 さてさてこれでようやくブリスターパックからISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88モデルを取り出して専用ダストカバーとご対面です。
2023年6月30日

 そして本日荷物が到着しました。

 それにしましても私が購入しましたISUZU Gemini ZZ-RHachette Collectionvol.882020年の1/21号ですから発売されたのはほぼ3年前です。

 この商品が実際にどのような経緯で入手し出品されたのかは定かではありませんが、出品者の中には単にオークションサイトで販売をすることを目的として製品をキープしている人がけっこう多いように感じています。
 側には私が独自に装丁しました、RECARO Special オリジナル抜き文字ステッカーの盾が飾ってあります。

 またその手前にはRECARO Sportster Limited Edition Yellow×Black×Black(運転席) Cross Sportster Limited EditionYellow×Black×Black(助手席)の両スポーツシートを愛車RA-Rに装着した際、取り外しましたSTi純正スポーツシートをDIYにてオフィスチェア化したアールエーアール鈴鹿自慢のSTi純正スポーツシートオフィスチェアが鎮座しています。
 そして特に気に入っているのは、フォルクスワーゲンの RECARO Sport Service Kleinbusの本体だけでなく、専用ディスプレイケースに誇らしげにプリントされています、RECARO Sport Serviceの文字と、VW T4 Caravelleのネームです。
 限定シリーズということでVW社とRECARO社のスポンサードを含めて特別な意味のあるモデルだと思います。

 つまりドイツの代表的ミニカーメーカーHerpaによる、ドイツ製のフォルクスワーゲンT4 カラベルの同じくドイツの世界的スポーツシートメーカー RECARO Sportサービスカーと云う、三拍子揃ったドイツ製ミニカーモデルです。
 そしてこちらがShopの名刺の表と裏です。
 但し私の愛車はこのオレンジカラーではなく純正タクシーブラックのボディカラーに、ブラックのサイドプロテクターは取り外して代わりに幅のあるシルバーの純正ストライプシート(このオプションのストライプはプロテクターを外して貼ることが絶対条件)を貼っていました。

 それ以外はこれとまったく同じです。
 話を本題に戻しましょう。

 ご承知のようにこのコーナーは、ガレージの大型備品導入としてはほぼ最後となるMETALSISTEMというイタリア製スチール棚の設置に始まりました。

 もちろん棚としての実用性はもとより、そこにはアールエーアール鈴鹿のアイデアと独自の工夫によって様々な付加価値を創造して参りました。

 そして今回も細やかながらHerpa VW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbusというミニカーをディスプレイすることによって少し大袈裟な言い回しではありますが、ここにまた新たにガレージの魅力が増えたと思います。

 少なくともこのガレージの新たなコンテンツのひとつとして、ここからさらに突っ込んだ展開が出来るのではと予想しています。
 ミニカー収集の最後を飾る大輪の花だからこそ、何一つ奇を衒うことなく堂々とこの場所を選んで飾ることにしました。
 そんなデザイン論議はともかく、当時私が得意になって乗り回した実車のモデルがこれです。

 当時このGemini ZZ-Rのエンジンルームに収まっていたG1801817ccの直列4気筒クロスフローツインカムエンジンは、130ps/6,400rpm16.5kg/mの最大トルクを5,000rpmで発生するという、高回転型の当時1.8Lとしては最強のパワーユニットでした。

 当時私は実際に東名高速登り線の箱根のくねくね坂あたりで、ノーマルのポルシェ911とマジバトルしたときには、スピードリミッター手前まではほとんど遅れを取ること無く追走出来ました。
 さぁこれでやっといつでも展示可能になりました。

 それではこのISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88 modelをじっくり鑑賞したいと思います。
 このスポンジシートですが、簡便な設えからするとあまり重要なパーツではないと判断出来ました。
 よく見ますとこのブリスターパックから取り出したISUZU Gemini ZZ-R 1/24 Hachette Collection vol.88モデルは、たぶんドアの開放防止でしょう、透明の細いビニール製の輪ゴムのようなベルトでしっかりと固定されていました。

 このGemini ZZ-Rまじまじと見るのは、実に40年ぶりです。

 本当に懐かしい
 一方モデルカーのフォルクスワーゲン T4 Caravelle にも目を向けますと、モデナホワイトのボディカラーや控えめのRECAROのロゴは、デザイン的にはむしろ地味過ぎるくらいですが、台座のRECARO Sport Serviceとシルバーにプリントされたロゴとのコンビネーションにセンスの良さを感じます。
 それが証拠に当サイトにおいても特別になるページまで立ち上げているほどです。

 事ほど然様に私にとってRECAROというブランドは文字通り特別な意味を持っているということで、是非それをさらに別な形で表したいと考えた結果が、このHerpa VW T4 Caravelle Recaro Sport Service Kleinbusというわけです。
TOP
 ん???

 専用ダストカバーとは別に何か入ってます。