実は「シトロエン・コーナー」のミニカー展示はこれで完結ではありません
 この3点の画像は、かつてフランスの自転車用変速機のメーカーとして存在したSimplex(サンプレックスと読みますが、意味は英語のシンプルです)の変速レバー(ヴィンテージ)、フロントディレーラー(クリテリウム)、リアディレーラー(プレステージ)ですが、かつてツール・ド・フランスなどのグラン・ツールでは、フランスチームは1957年と1961年から1964年にかけてツールに出場しツール・ド・フランスで4連覇を含む5回優勝したJacques Anquetil(ジャック・アンクティル)など強さを誇っていました。
 しかし
STRONGLIGHT(チェーンホイール&クランク)Simplexなどのフランスメーカーは、次第にイタリア製のチネリやカンパニョーロなどの優れた製品に性能的にも劣勢を強いられるようになっていきました。
2023年6月13日

 この日妻からお小遣いは月2万円までと釘を刺されていましたが、とうとうその掟を破って注文してしまいました。

 それはこのチャンスを逃したくなかったことと、そろそろアールエーアール鈴鹿のミニカーコレクションにもケリを付けたいと考えたからです。

 また、上に紹介していますCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumと同じNOREV製であるのも購入を決断したもうひとつの理由です。

 しかしそれが何故このRENAULT KANGOO 1.5 DCIなのかと申しますと、RENAULT KANGOO MICHELINは既に2台所有していましたし、それらとじっくり比較も出来たら面白いと思ったからです。

 さらに申せばこれまで実際にシトロエンtype H MICHELIN は6台もありますし、MICHELIN仕様のセミトレーラーやトラックも多数収集してきました。

 事ほど然様にそれらはすべてMICHELIN愛に基づいたアールエーアール鈴鹿の当然の行為だったわけで、このRENAULT KANGOO 1.5 DCIeBayで見つけたときもこれまで通り購入しないという選択肢はありませんでした。

 しかもNOREV製のフランス車とくれば、もはや購入しない訳にはいきませんでした。

 ところがこのRENAULT KANGOO 1.5 DCI MICHELINも、上のCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumに負けず劣らず良いお値段でした。

 それでも冒頭述べた理由により目をつぶって早々に購入手続きを済ませました。

 するとその日のうちに出荷連絡がありました。
2023年6月11日

 この日満を持して左の1/43 NOREV Citroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendum New Free Shipping Homeを購入しました。

 これに先立ちまして発送元にあるオファーを持ち掛けまして、それが無事に受諾されましたことを受けて本日購入の手続きに入りました。

 そのオファーの内容というのは簡単に言えば値引きの交渉でした。

 当初GBP52.62(当時のレートでおよそJPY 9,668)とかなり高額だった提示価格をGBP45.00(およそJPY 8,204)に値下げをオファーしましたところ快諾されましたので購入を決めたものです。

 とてもラッキーでした。

 通常はここまでの値引きのオファーはなかなか受けていただけないようです。

 と言うのもそれはこのオファーを相手に打診する際のeBay USA側からのアドバイスを見ても明らかです。

 どういうアドバイスだったかと申しますと、この場合の値下げの提示額はGBP49.00が妥当だという内容でした。

 しかし私は、商品タイトルにもあります「Free Shipping Home」と謳っているにもかかわらず、日本への送料はGBP 25.78 (およそJPY 4,736)とあるのは納得出来ないという旨のメッセージもオファーに添えて打診しました。

 かくして値下げ交渉は見事成功したというわけです。

 もちろん私が送ったメッセージの内容が発送元に対して、オファー受諾の後押しとなったかどうかは判りません。

 しかし私は相手の立場に立ってよく考えれば、たぶん大いに影響を与えることが出来たと推察します。

 その後所定の手続きと決済を経て、商品は翌日に発送されました。
ウェブ アニメーター
ウェブ アニメーター
 つまりある意味での特等席です。
 上の2台がEligor製で、下の2台がixo製です。
 そういう意味でも大変よく出来た商品だと思います。

 さてここで同じようなシトロエン type H MICHELINMiniature car 1/43スケールのモデルだけでも既にEligorが2台、ixo製を2台の合計4台保有しているにもかかわらず、わざわざさらにもう1台購入する必要があったのかと思われるのは当然のことだと思います。
ウェブ アニメーター
 つまり車両とカラーリングの相性というかマッチングがこれ以上ないコラボ感を生み出していると云うことです。

 それこそがそこはかとない何とも言えぬ美しさになっているのだと思います。




 
 さてもう充分にお解りいただけたかと思います。

 私がこのNOREV製のNOREV Citroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumモデルに拘った訳が…

 つまりこのモデルこそがCitroën Hy Michelinの真打ちとも呼べるもので、最も実車を忠実に再現したモデルだと云うことです。

 さらにちょっと番外編になりますが、私が一番最初に手に入れましたトミカ1/71スケールMICHELIN tire service van Citroën type Hがありますが、その形体から実はアレも実車に忠実なモデルだったと云うことにもなると思います。♪
 ところがその一方で1969年型と呼ばれた後期型以降のシトロエンtype H MICHELIN仕様のバンは、かなりの数とバリエーションを示す画像が見つかっていますし、使用されているBIBENDUMのイラストモチーフも1975年ごろのものであることから、1964年までに生産が終了している初期型の MICHELIN BIBENDUM仕様 type Hの存在はまず絶対にありえないと私は判断しています。

 そこでこの1/43 NOREV Citroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumの登場となるのです。
 上の3枚の画像は、コチラで既に紹介していますALTAYA(ixo)1/43 シトロエン type H MICHELINですが、左のNOREVモデルとよく見比べれば確かに上の実車画像と同じカラーリングですが、明確に違いがお判りになると思います。
 つまりこの
ALTAYAモデルはMICHELIN仕様としては実在しない初期型車両なのです。
 どういうことかと申しますと、地元フランスの自動車メーカーのクルマをモデルにしたミニカーを製作するということは、本邦ご当地ブランドであるNOREVが地元の意地とプライドを掛けて製作することであると私は理解しています。

 況してやこのモデルは同じくフランスの世界的タイヤメーカーMichelinのタイヤサービスカーですから、力が入るのは当然でしょう。

 つまり頑固でプライドが高いフランス人という国民性は、この私も充分理解しているつもりです。
 其れにも関わらずフランスのロードレースナショナルチームは、他国のチームがこぞってイタリア製を使う中、プジョーのフレームにストロングライトのクランク、サンプレックスやHurét(ユーレー)のディレーラー、MAFAC(ブレーキ)と、純フランス製に拘って使い続けたエピソードは、フランス人のプライドの高さを如実に物語っていると思いここに紹介しました。
 正直に申しますと、このディスプレイスペースは完全に飽和状態ですので、近々大幅に手を加えてリニューアルする予定です。

 乞うご期待
 現在はこうしてこの名付けて「ミシュランゾーン」のディスプレイスペースに展示していますが、これはあくまでも暫定的なものです。
 同じルノーの1/43スケール同士ということです。
 まぁここしかないという場所ではあるのですが。
 もうどこだか判りますね。
 そしていつでしたか忘れてしまいましたが、取りあえず暫定的にここに展示しました。
 それとひとつだけ疑問があるのですが、確かVerem製のカングーにも共通(但しVeremは半開き)しているのですが、サイドウインドーが開放状態になったままのミニカーって一般的なのでしょうか。

 確かにこの方がコックピットの状態が良く見えて、それはそれで良いとは思うのですが、ウインドーが実車同様に可動するならこういう形態でも何の問題もありませんが、固定されているとすれば一体どういう意図が働いているのか是非知りたいと思っています。

 少なくとも私はこういうのは初めてでした。
 それほどに魅力に溢れたMiniature Carであると云えるのではないでしょうか。

 もっともアールエーアール鈴鹿は、端からこのRENAULT KANGOO 1.5 DCI MICHELINに惚れ込んだからこそ、ここにこうして存在しているのです。
 またボディの正確なモールド感といい隅々にまで及ぶ繊細な造り込みといい、文句なしのディテールとセンスの良さとでも云うようなエスプリがモデル全体に漂っています。
 その上で敢えて言わせて貰えば、先の2台のモデルとは比較にならないほどこのRENAULT KANGOO 1.5 DCI MICHELINの完成度は抜きん出ていることだけは確かです。

 上のシトロエン同様に、流石はフランス車に強いNOREV社らしく見る者を魅了する見事な出来映えです。
 もっとも撮影時の照明とレンズのマッチングもありますが、このページに掲載するにあたって、画像調整も実施していますので実際に目視したものとは多少異なっているかと思います。

 ただ出来る限り自然な状態に見えるように色調は弄らずに露光を調整しただけですので、極端な画像調整はしていないつもりです。
 なんだかまるで遺言のような湿っぽい話になってしまいました。

 本当に申し訳ございません

 ただの独り言です。


 あっ、ミニカーのお話でしたね

 これはパッケージの底でございます。
 ですからアールエーアール鈴鹿は、いよいよ最後の瞬間を迎えるまで、このガレージやこれら珠玉のミニカーコレクションと共に、愛車RA-Rを見守り支え続けようと思っています。

 そして私がこの世を去ったそのときには(まだまだ先だと思いたいですが…)、葬儀も墓も望まない代わりに、せめてこの世の誰か我が意を汲んで下さる方によって、末永くこのサイトを続けて貰えればと願っています。
 私は今この記事を書きながらケーブルTVのディスカバリーチャンネルで、「名車再生!クラシックカーディーラーズ」という番組を見ていましたが、私はいつもこの番組をよく見ています。

 つい先ほど見た番組は1980年代のロールスロイスを破格の安値で入手し、それが見事に格安再生され元の所有者が買い戻すという内容でした。

 一体何を言いたいかと申しますと、いくら古いクルマでもオーナーがクルマに愛情を持って大切に修理再生すれば、いつまでも新車以上の価値を保ち続けられるという良い例だと思って紹介しました。
 確かにミニカーとしてはかなり高価なものですが、こうして実物を手元に置いてみると、パッケージの外側からでもその品質の良さが滲み出ていまして、対価に見合った買い物だったと改めて感じられました。
 それにしましても、これも上記のシトロエンもパッケージにNOREVのブランドロゴが大きくプリントされていることから、以前紹介しましたEligor Werbemodell Citroen H Kasten Michelin(右画像)のような所謂広告モデルではないようです。

 しかしその割にはMICHELINのロゴマークとBIBENDUMのマスコットイラストがかくも大々的にプリントされているということは、しっかりとMICHELINからスポンサードされているということの証だと推察しました。
 但し上のシトロエンのようにオリジナルディスプレイケースの内側に、透明ポリウレタンパックによる2重の防護までは施してありませんでした。

 それでもこれはごく平均的なものだと思います。
 エアーキャップシートに包まれたこの商品と共にShopの納品書もありましたが、紙面の節約のために掲載は控えました。

 さらに商品のパッケージに被せるようにやや厚めの専用ビニール袋に包まれています。

 この念の入れようにも感心しました。
 しかも商品本体はこうしてさらにエアーキャップシートに包まれておりました。

 ここまで梱包にしっかり耐衝撃防護対策を強固に施していれば、輸送中のかなり乱暴な荷物の扱いにも中の商品は充分安全が担保されただろうと思います。
 さっそく梱包を開けました。

 すると…「何じゃこりゃー!」

 これは初めてでした。

 ところがよくよく考えてみますと、これは立派な廃品利用ですし、かなり合理的な緩衝材ですよね。

 もっとも送り届けられた方は後始末が大変ですが…
 これまで私の経験上、やはりフランス発の荷物は総じて一週間程度で到着しています。

 しかしそれ以外の欧州各国発の荷物については、おおよそ早いもので10日から遅くとも2週間程度は掛かっているように思います。

 中には一度だけでしたが、発送連絡から18日が過ぎても到着せず追跡番号も付されていなかったため、eBayの「商品が届かない」サポートを実行し、キャンセルしたものもありました。

 そのときは当然ながら決済した代金は返済されました。
2023年6月21日

 発送連絡から到着まで8日ほど掛かりましたが、それでも充分早い輸送日数です。

 因みに発送元はフランスで、荷物の追跡番号も付されていました。
 出来る限り簡潔に申しますと、まず私がモデルの正確性に落第点をつけた3台のモデルの共通点は、同じシトロエンtype Hでもこれらのtype Hはボディ各部の形体から、明らかに1947年型と呼ばれその後1963年まで生産された初期型なのです。

 ところがネット上での画像検索を入念に実施した結果、この年代の初期型のシトロエtype HMICHELIN仕様はCITROËN HY VAN - MICHELIN - GREECE ELASTIKAモデル(これも私が所有するixoモデルですが、この実在車両モデルだけは初期型?実車画像あり)を除いて、どこにもその存在を示す証拠は見つかりませんでした。
 どういう意味があるかと申しますと、このコーナーに私が名付けた名称をご存じの方は、成る程とご納得いただけると思います。

 そうです、「シトロエン・コーナー」です。
 これでもうお判りですね。

 ちょっと奥まった隅っこであまり目立たない場所ですが、私とこのミニカーにとっては本当に特別なスペースなのです。
2023年6月17日

 そして一夜明けた本日、予め決めていましたこの場所に展示しました。

 ここがどこかスグお判りの方は、実にコアなアールエーアール鈴鹿ファンだと思います。
 それもこれもこれまでご丁寧に6台もの同タイプのミニカーばかり集めてきたアールエーアール鈴鹿だからこそ語れることだと思っています。

 これもアールエーアール鈴鹿の真骨頂だと云えなくもありませんね。
 と申しているアールエーアール鈴鹿本人がもっとも目くじら立てていますがね。

 要するにメーカー側もそこまで正確性には拘ってはいなかったというだけのことでしょう。
 しかも透明樹脂製ダストカバーの内側上部には、ブリスターパックなどでお馴染みの、もう一段透明なスチロール樹脂製の保護カバーが見て取れました。

 それは具体的にはドアミラーやマスコットのBIBENDUM、そして車体のルーフ全体が、万が一車両がディスプレイケースの台座から外れたとしても、車体がケースの中で暴れたり先に記したドアミラーやマスコットがダストカバーに接触したりしないよう万全の措置が高じられているということです。

 実際にこれまでここまで徹底した輸送中の安全策を取っているミニカー商品は初めてでした。
 早速商品のパッケージを取り出しました。

 一見して新品だと判るとても状態の良さそうな一品です。
 この度の発送元もフランスですが、これまでにもフランスからの荷物は発送からおよそ一週間程度で到着することが多かったです。

 開梱すると中にはこれまでもよく目にしたことのある発泡スチロールの緩衝材がぎっしり詰められていました。
2023年6月16日

 この度はしっかり荷物の追跡番号が付されていましたので、到着するまで詳細な追跡レポートが得られました。

 やはり特に海外からの荷物の発送には追跡番号は是非欲しいですね。

 ということで本日到着しました。

 なんとたった4日で届いたことになります。♪
BACK
 つまりこの「シトロエン・コーナー」の要となるのが当にココなのです。

 故に私の所有する5台の1/43 シトロエンtype H MICHELIN Miniature Car Collectionの中でこの場所にもっとも相応しいMinicarが、このNOREVCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumということです。
 そして改めて紹介しますこのNOREVと云うメーカーは、1945年にVeron兄弟によって創業され、フランス ヴィルールバンヌに拠点を置いている老舗ミニカーメーカーです。

 社名は創業者VERONの綴りの逆さ読みであることが広く知られており、ルノーやプジョー、シトロエンなどフランス車のラインナップが多いことでも有名です。

 また、のページで紹介しています、Veremという同じくVeron兄弟が1984年に創設したブラントがありますが、このNOREVVeremの兄貴分にあたるブランドだと云えるでしょう。
 ここまで徹底的に実車を忠実に再現しているということは、絶対に実在モデルが存在するはずだと考えて、これまで収集しました数々の実車画像を改めて見返しました。

 すると案の定有りました。

 しかもなんとこの Miniature Citroën type Hの当に実在モデルとなった実車の画像です。

 何故そこまで断定して云えるのかと申しますと…
 こうしてじっくりと車両を観察すればするほど、良く出来たモデルだと感心します。

 実際私が以前からに所有しているルノー・カングーのMICHELIN Minicarの2台は、正直云って観賞用としてはちょっとお勧めできるようなモデルではありませんでした。

 ですからそれらと比較出来れば面白いなどと冒頭で申し述べてはいましたが、それは実にナンセンスなことだと考え直しました。
 パッケージからディスプレイケースごと取り出しました。

 改めて紹介します。

 RENAULT KANGOO 1.5 DCI MICHELINです。

 目が覚めるような美しいボディカラーです。

 これまで同様のカラーデザインのMICHELINミニカーを多く見てきた中で、このクリームイエローとやや紺色に近いブルーとのカラーバランスが最も美しいと感じました。
 ゴミ袋に中身の緩衝材を全て入れました。

 こんなに出てきました。

 するとシュレッダー屑だけでなく、見慣れた発泡スチロール材も入っておりました。

 それにしても梱包の仕方にもいろんなアイデアがあるものですね。
 つまりこういうことです。

 カーナンバーがクルマを個体識別するID登録であるのは古今東西同じですが、そのナンバープレートがまったく同じ「584 QN 63

 これはもはや疑う余地がありません。

 因みに申し遅れましたが、このCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumは、そのボディ形態からも明らかに1969年型と呼ばれた後期型以降の車両です。
 いかがでしょう?

 これでこのNOREVCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumが実車をモデルに正確かつ丁寧に再現製作されたMiniature Carだと完璧に証明されたかと思います。

 元祖フレンチミニカーの老舗メーカーNOREVの面目躍如といったところでしょうか。
 そのような観点でこのNOREV製のNOREV Citroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumモデルを見ますと、相当完成度に拘ったモデルだということが随所に窺えると思います。

 それについてはNOREVというブランドは、昔からフランス車のモデルが多いことと関係があるのではないかと推察します。
 言い換えるとEligorの2台とixo製の1台については、少し厳しい言い方をすれば、実車の再現性からすればかなり検証の甘いモデルであり、そういう意味では観賞用モデルカーと云うよりもToyレベルの製品と言った方が相応しいと思います。

 但し両者の名誉のために申しますが、昔からミニチュアカーの世界においては、採用するスケールにもよりますが多少のディテールの甘さや縮尺の不正確さ、時代考証のいい加減さやデフォルメ等のさじ加減など、あくまでも正確さが求められる専門性の高い精密縮尺模型とは一線を画するものがありまして、趣味レベルであればそのほとんどが許容範囲であるとも云えるわけですから、私は目くじらを立てるほどのものとは考えていません。
 このシトロエンtype H MICHELIN Miniature Carを集め出してから次第に私が収集しましたシトロエンtype Hのモデルの正確性に疑問が出てきまして、のページで特に詳しく述べていますように、既存の4台のモデルの内CITROËN HY VAN - MICHELIN - GREECE ELASTIKAモデルひとつを除いた他の3台については、残念ながら実在していないモデルであると結論づけました。

 具体的には先に紹介しました記事を読んで頂くのが一番確かな理由付けになると思いますが、ここでも掻い摘まんで説明します。
 しかしそれには私なりに明確な理由があります。

 それはまずこのCitroën Hy Michelin Yellow BlueMiniature Carが、私の全コレクションを通してもこれまで一台も無かったNOREV製であるということがひとつの理由です。

 そしてもうひとつの理由は、こちらの理由の方が私にとってはとても重要な意味がある理由ですが…
ウェブ アニメーター
ウェブ アニメーター
CITROËN HY VAN - MICHELIN - GREECE ELASTIKA ixoモデルとその実車画像
 但しこの実車の画像は残念ながら車両前後の形体(つまりフロントスクリーンとリアウインドーの形状)が確認出来ませんので、正確には初期型なのか
'64年型と呼ばれている中期型なのかは判別が困難です。
 一方実車画像のドアサイドに描かれている
BIBENDUMのイラストは、画像が小さく鮮明ではありませんが、他のMICHELIN仕様のモデルに描かれているものよりもかなり古い年代の形態のようにも見受けられます。
 上の4枚の画像はPinterestで見つけたシトロエン type H MICHELINの実在車両の画像ですが、4車とも同一車両です。
 因みに後期型です。
 ルノー・マスターⅡの自作透明ダストカバーがペラペラした感じに見えます。

 光線の反射の関係でこういう映り方になってしまいましたが、それほどペラペラなダストカバーではないと断っておきます。
 もちろんコロっとした可愛らしいカングーのボディフォルムが、MICHELINカラー、とりわけBIBENDUMのマスコットイラストと絶妙にマッチングしているところも、この美しさの原点であることは誰しもが異論の無いところだと思います。
 かく言う私も2006年式の今の愛車RA-Rに乗り続けて、かれこれ16年が経っており、今年の11月に8度目の車検を迎えようとしています。

 後10年もすればこのサイトで紹介しているようなミニカーたちのように、RA-Rもクラシックカーのお仲間になるんでしょうね。

 しかし例えそうなろうと私は死ぬまでRA-Rに乗り続ける覚悟です。
 またワイパーやボディパネルのプレスなど細部の作り込みも、ixoモデルと比較すれば妥協がまったく無いことが判ると思います。

 ドアミラーすら省略しているEligorなどは申し訳ありませんが比較にもなりません。
 
 さてじっくりとこのCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumを観てみたいと思います。

 メタルダイキャストの1/43スケールモデルとしては、本当にシャープなモールドで、車両各部のディテールもしっかりしています。
 故に私は初めからこのNOREVCitroën Hy Michelin Yellow Blue + Bibendumは、シトロエンtypeH MICHELIN モデルの真打ちであると申し上げているのです。
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