NEEZマーク(新−Bレンズ)
商品コード:NK042
幸いレンズ受け台は既に決定しています。
自作レンズは、台にくっついてきたBMWのレンズを参考に、0.5o厚のアルミ板を使うことにしました。
これでマテリアルは決まりましたので、次は加工法とデザインです。
加工法は七宝、サンドブラスト、ウェットエッチングが候補として上がりました。
どの技法も七宝を除けばほとんど未経験でしたので、ネットの様々な情報を参考にして、最終的にウェットエッチングが私の性に一番合いそうだと思いました。
そしてエッチング面をアクリル塗料で着色するという手法が一番手っ取り早く効果的で、なおかつ現実的な方法だと確信するようになりました。
一方デザインの方はというと、以前に作った上記のデザインでは、文字が小さすぎてエッチングには不向き(マスキング用のカッティングシートが出来ない)でしたので、「アールエーアール鈴鹿」とRA-RのSTI純正ロゴを組み合わせた最もシンプルなデザインを考案しました。
そして早々にそのデザインを、まずカッティングデータで作成しました。(DATA作成日:2017年5月24日)
何故カッティングデータなのかというと、エッチングに必要なマスキングシートには、使い慣れたカッティングシートがまさに打って付けのアイテムだったからです。
デザインはこれで決定しました。
また左のカッティングデータのバリエーション画像は、エッチングと塗装の各工程の作業を私なりにシュミネレーションして、それぞれの場面で必要になりそうなマスキングシートのカッティングデータを作成したものです。(兎に角具体的に行動を起こさなければいてもたってもいられなかったというのが本音です/笑)
実は最初のうちは、オリジナルなセンターキャップをオーダーメイドしてくれるような業者を探せばいいんだ、などと実に脳天気に考えてました。
例えば左の画像は、昨年の3月ごろに作成したRA-Rオリジナルセンターキャップのイメージです。
この画像を元に、どこかセンターキャップをオーダー出来るところが無いか色々探してみました。
もちろんNEEZの井野さんにも相談しました。
しかし、ワンオフのこのような注文を引き受けてくれる業者など皆無だということがだんだん分かってきました。
もちろんお金に糸目を付けなければ、いくらでも有るのでしょうが…
要するに、たかがホイールのセンターキャップに何十万円も掛ける酔狂は、アラブの大金持ちくらいでしょう。(笑)
当然私にそんなお金が有るわけ無いです。(涙)
あくまでもお金を掛けずにが基本です。(笑)
そこで今回は意を決しまして、センターキャップレンズを自作することにしました。
これでNEEZの商品一覧にあった、当初あまりよく解らなかったNNEZマーク(新−A) 商品コード:NK039 65φBMメッキ台 の中身が良く判りました。
つまりBMメッキ台というのは、BMW純正用に枠(リング)がメッキ塗装されたφ65oレンズ用台ということらしいですね。
枠(リング)はもちろん塗装します。
それにしてもこのPP樹脂成形品は、まるでタミヤのプラモデルのような精巧な造りをしています。
国産でセンターキャップにこれほど凝った構造と精度を追求したモノはたぶん無いのでは…
ネットで汎用品を検索すると、出てくるのは如何にも"ちょっと作ってみました"的な、まるで素人が作ったような樹脂成形品がほとんどですし、国産純正品でもここまで凝った造りのものは無いと思います。
しかし、ひょっとするとコレはジャパンメイドなのかもしれません。(笑)
そして現物を手にとってスグに理解したのですが、レンズを挟んでレンズ枠(リング)と台がこうしてセパレートタイプになっています。
またレンズだけでなく、台も中心に向かうほど表面が若干盛り上がったレンズ形状となっています。
なるほど、レンズもそれに沿うように膨らみが付けてあるという訳ですね。
これでハッキリと判りますね♪
正真正銘BMW純正品です。
そのままカメラで撮影したのでは、対象物が小さすぎてよく見えませんので、コイン用拡大鏡とルーペを使って拡大してみました。
それではこのレンズ受け台が、BMW純正品である証拠をここでお見せしましょう。
確かにBMW純正センターキャップレンズと、受け台が1台分(4個)入ってました。
なぜかBMWレンズは2タイプあり、1枚だけ(左側)他の3枚と違っていました。(ただしBMWレンズはサービスですし、使うことも無いのでこの際はどうでもよいのですが…ちょっと気になっただけです/笑)
当時は、このセンターキャップに対して、あまり深く考えたことはありませんでした。
例えばレンズ台の構造だとか、BMメッキ台の意味とか…
後にコレが本当に重要になったワケです。(笑)
そしてこの左の画像は、上記のウェットエッチング・マスキング用として作成したカッティングデータをベースとして、PCで編集作成したRA-R SUZUKA(アールエーアール鈴鹿) オリジナルセンターキャップレンズのイメージです。
(2017年5月27日作成)
まずエッチング面の中で最も面積の大きい背景部分は、愛車のオリジナルボディカラー アストラルイエローに因んで黄色に、そしてRA-Rロゴはオリジナル同様赤と黒の2色を用いるので、エッチング面の着色部分は全部で3色です。(まるでドイツ国旗みたい♪/笑)
さらに画像のライトグレーに着色した部分、
□ SUZUKAの文字
□ RA-Rの白抜き文字外枠
□ レンズ外枠
以上がエッチング時にマスキングして、アルミ地肌をそのまま残したい部分です。
さて、これでやることはすべて決定しました。
後は、いざ行動あるのみ!
で、このNEEZマーク(新−Aレンズ) 商品コード:NK040 が装着されている訳です。
つまりBMW純正台にNEEZオリジナルレンズを貼り付けたものだった訳ですね♪
因みに今はもうコレ作っていません。
理由はあまり需要が無いからだそうです。
そしてまた現在では少量生産でこれだけの製品を安く作ってくれるところが無い、ということも理由のひとつです。
ところがBMWは需要があるんですね。
需要と供給のバランスは、こういうところにも実にハッキリと現れています。
兎に角、久々にこれがメイドインジャーマニーだと私を感心させてくれた一品です♪
そして今回は、この台を使用します。
このレンズ面に凹凸があるタイプは3枚ありました。
見たところどちらのタイプもアルミ製です。
ただ裏面を見ると凸凹のあるタイプは、凸の部分がわざわざプレスされているのがよく判ります。
私のような素人が見たのでは、正直どんな製法なのか詳しいことは判りませんでした。(笑)
2017年5月23日
丁度
RECARO Sportster Limited Edition を装着した5月19日より少し前に、電話で井野さんに現在装着しているセンターキャップと同じレンズ受け台を注文したところ、丁度5月19日に発送手配と振込先を明記したメールが届きました。
早速代金を送金しました。
丁度荷物の到着直前に井野さんに到着が遅いと催促の電話をしたところ、確かに発送したということに加えて、受け台だけでなく
BMW純正のセンターキャップレンズもサービスで同封しました、とのお返事をいただきました。
そして本日5月23日に到着しました。
大変失礼しました。(笑)
そしてそのボアに収まっているのは、このNEEZ Special Center Cap NEEZマーク(新−A) 商品コード:NK039 65φBMメッキ台です。
確かこのNEEZ SEK を装着したときに、井野さんがプレゼントしてくださったと記憶しています。
またその際に、NEEZロゴだけのタイプか、マーク付きのタイプかを事前に選択した覚えもあります。
結局シンプルな、このNEEZロゴだけのタイプを選びました。
コチラがマーク付きのタイプ、NEEZマーク(新−B)
商品コード:NK041
65φBMメッキ台
この画像は、愛車
RA-Rに履かせている
NEEZ SEK Magnesium Forged One Piece wheel の
ボア部分です。
ボアの奥に見える
Aluminium製のハブセントリックスペーサーのボア径は、
STI純正ホイールと同じ
56oです。
ボア前面の、ホイールセンターキャップが収まる部分の直径は、一番狭いところが
66.2o、外側の広い部分は
69.5oです。
※尚、この
NEEZ SEK Magnesium Forged One Piece wheelの情報については、
コチラに装着当時の詳しい記事を掲載しておりますので、是非ご高覧下さい!
このBMW純正ホイールセンターキャップについて、少し調べてみました。
すると、この3ピースタイプのセンターキャップは旧タイプで、現在は、新タイプ(2枚の画像とも手前側)に移行しているようです。