それともうひとつ大きな違いとして、この切り出したパネルの形状を見て頂くと明らかなように、前回は両サイドのパネルはほぼ直角でしたが、今回はサイドパネルも傾斜させたいと考えました。

 製作は基本現物合わせでですが、前回は計測しました各部の寸法のメモ書きは作業後に全て破棄しましたのでお伝えすることができませんでしたが、今回はメモ書きを残しておりましたので一応ここに掲載しておきます。

 ミニカー台座のケースの内寸は、台座側が幅177.0㎜ × 奥行き74.3㎜ ケース上面は幅171.0㎜ × 奥行き68.3㎜ 高さ90.0㎜としました。

 但しパネル切り出しにあたっては、幅は内寸では拙いので180.0㎜(サイドパネルの糊代が左右で3㎜)としています。

 故にパネルの展開形が幅広の杵のような形になっているのです。

 また冒頭の作業台の画像に卓上ボール盤が出ていましたのは、その杵状の形をカットする際、角度が変わるポイントにφ4㎜の穴を開けることで、カッターのストッパーともなりカットの正確さを担保出来るからです。

 そして切り出したパネルの予め引いた折り曲げ線に合わせて慎重にアクリルヒーターを当てまして、出来る限り正確に折り曲げます。
 また70.0㎜という高さについては上部スペースにかなり余裕がありますので、逆に窮屈感が緩和されてこれも良かったと思います。

 今後もガレージディスプレイには力を入れて取り組んで参りますのでどうぞご期待下さい
 徹底した修正で天板はご覧の通り水平になりました。
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 つまりこうしてミニカー台座に対して最小限のスタンドサイズになったことは、結果的に功を奏していると思います。
 早々にショーケースに設置しました。

 こちらもご覧のようにディスプレイスペースの前後に余裕はあまり有りません。
 しかもご覧のようにかなりギリギリのサイズでしたので、実に運が良かったとしか言い様がありません。
 
 なにより今回は丁度良い奥行きのアクリル板が余っていましたので、当然ですが一切費用は掛かっていません。
 完成です。♪
 無事に折曲げが終わりました。

 これから各部の修正切削研磨作業ですので、まだペーパーは全部剥がしたりしません。
 最低でも鑑賞に堪えるだけの仕上げをしたつもりです。

 また前回のダストカバー製作と共通することとして、台座に接触するカバー下辺には一切手を加えていません。

 何故そうなのかは前回の製作ページで述べているとおりです。
 また並んで展示しています他の既製品のカバーと比べても、なんら遜色は無いと私は思っているのですが…
 一体成形の既製品には及びませんが、ダストカバー本来の機能と観賞用という条件は完全に満たしていると自負しています。
 完成です。♪
 その面取り加工もあまり極端な処理は行わず、適度に落としどころを探りつつ行いました。
 もっとも接着面の強度的な問題もありますので、あまりサイドパネル接着部分ギリギリまで切削することはしません。
 修正の終わったサイドパネルを折り曲げたパネルの両端に接着剤で接着固定します。
 特に接着面を出来る限り滑らかにすることが一番大切です。
 次に折り曲げたパネル両端の切断面を簡単にヤスリを使って整えます。
 以前コチラで紹介しました透明アクリル板でダストカバーを自作しましたときと基本的には同様の作業です。

 但し前回1㎜厚であったのに対し今回は1.5㎜厚のアクリル板を使用しています。

 理由は主にカバーの強度を少し上げたかったからです。
  MTECK 日野デュトロ ミシュランタイヤ配送車 1/43
 黄色いVIVIOは一段高くしたいのでいずれディスプレイスタンドを用意するつもりです。
 早速対象を載せてみました。

 この通り狙い通りピッタリです。
 そして最後の仕上げにアクリル専用研磨剤で丁寧に磨き上げました。
 また続きましてカット面だけでなく、折り曲げた背の部分も凸凹が無くなるまでヤスリ掛けし、さらに滑らかになるまでサンドペーパーで均しました。
 切断面が平滑になりましたら、サンドペーパーで全体を滑らかにします。

 そして今回は両桁の高さが約1㎜程度の差がありましたので、その修正も兼ねて長すぎた桁の底面もアクリルカッターで切削し、天板の水平をしっかりと確保しました。
 つまりこういうことです。

 例によって最初に金ヤスリを使用して、徹底的に切断面を修正します。
 同様に作業してもう一方も直角に折り曲げます。

 このとき注意するのは2度目にヒーターを当てた面の反対方向へ折り曲げるため、ヒーターを当てる順序を間違えないようにすることです。

 つまり画像で申しますとこれは1度目のヒーターと云うことになります。
 このラインは裏表両面にアクリルヒーターを当てるため、当然ながらラインも両面に引きます。
 折り曲げパネルの両端の辺を接着しましたサイドパネルに沿う形で、左右にはみ出た部分をヤスリとサンドペーパーで出来る限り正確に切削修正していきます。
 工作の精度についても前回より確実に向上していると断言します。
 また各辺の角を面取りを兼ねまして、ラウンド加工的な処理を行います。
 続いてサイドパネルを現物合わせで出来る限り正確な寸法と形に修正します。
 視点を下げますと、このように2台のVIVIOが重なってしまいますので…
 ここがこのショーウインドーの中でも一番目立つ場所だと思います。
 ご覧の通り談話コーナーのショーウインドー上段に2台重ねて展示しました。
2023年3月10日

 本日はMiniature Car3ページとMICHELIN Minicar3ページ、MICHELIN Minicar4ページで紹介しました6台のミニカーを、取りあえず全部小細工無しで所定の場所に展示することにしました。
 それはこうして遠目に見れば明らかだと思います。

 狙い通りの結果が得られたと云って良いでしょう。





 
 その上でヒーターを当てる面のペーパー(接着面には弱粘着力があります)を一旦剥がし、ラインを目安にヒーターを当てて充分に熱を加えます。

 充分に熱したらペーパーを元に戻し、速やかに反対側のペーパーを剥がして元に戻したペーパーのラインを目安に再度ヒーターを当て、折り曲げ部分が柔らかくなったところでヒーターから離し手前に折り曲げます。

 直角定規を当てて桁の部分が垂直になるようにサポートしながら熱が冷め固定化するのを待ちます。
 カットしましたディスプレイスタンドパーツのアクリル板に再度両端から70.0㎜の位置に、さらに正確な折り曲げ用のラインを引き直します。
2023年3月17日

 本日はもうひとつの懸案でありました、ショーウインドー上段に展示しておりますixo 1/43 VIVIO RX-R Safari 1993 Patrick Njiruのディスプレイスタンドの製作に取り組みました。

 以前コチラで紹介しましたMERCEDES-BENZ 609 D Rally Assistance Vehiclesのディスプレイスタンドを製作しましたときの4㎜厚無色透明アクリル板が残っていましたので、そのサイズをチェックしましたら丁度良い奥行きでしたので実にラッキーでした。
 仕上げはサンドペーパーの#350#600と順番に磨きを掛けて、最後のフィニッシュはアクリル専用研磨剤を使用し仕上げを行いました。

 特にMERCEDES-BENZ 609 D Rally Assistance Vehiclesのディスプレイスタンドを製作した時と同じように、折り曲げた辺の外側をサンドペーパー掛けと研磨剤でかなり丁寧に磨きました。
 いずれにしましても当初の懸案はこれで無事に解消することが出来ました。
 何故この度はサイドパネルを傾けて、全方位台形フォルムを導入したかと申しますと、直線基調のMERCEDES-BENZ 609 D Rally Assistance Vehiclesに比べてこのRenault Master II Michelin Motorsportの角の取れたフォルムには、このダストカバーの方が断然フィットする筈だと睨んだからです。
 特に今回初の試みでありました、全方位台形パネルという狙いはご覧の通り成功していると思いますし、これ以上のものを望むとすれば後はさらに工作精度を高めることぐらいしか考えられないほど完成度は高いと思っています。
 素人工作のぎこちなさはあろうかと思いますが、私としては十二分に仕上がったと思っています。

 前回のMERCEDES-BENZ 609 D Rally Assistance Vehiclesのダストカバーを製作したときのノウハウを活かしつつ、さらにそれを上回るものを作れたと満足しています。
 ここまでくればほぼ完成ですから、あまりムリはしないで見かけ上問題の無いところで修正作業は無難に切り上げました。
 今回この折り曲げたパネルを切り出す際に、当初は下辺両端からそれぞれ3㎜づつ控えるつもりだったのを思い切って5㎜づつに変更しましたが、実際にパネルを接着するときにはさらに+1.5㎜程度控えて固定しましたので、結局片側約6.5㎜控えたことになりました。

 画像をご覧になるとサイドパネルの上部の接着位置が、折り曲げパネルの両端上部から約1.5㎜内側に傾いて接着されているのが確認いただけると思います。
 本格的な修正はサイドパネルを接着してから行いますので、今は取りあえず大まかに形を整えるだけです。
 続きまして両サイドパネルを切り出します。

 下辺の長さが74.3㎜、上辺が68.3㎜、高さ90.0㎜+の台形のパネルが2枚です。

 +の意味は今回は高さ90.0㎜でもサイドパネルはやや斜めになっていますので、気持ち90.0㎜より大きめにするのが良いからです。

 正確に何とか言うお話では無く、あくまでも誤差の範囲ですが、予めカッターのカット幅を加味した上でカット線を引いていることは云うまでもありません。
 ご覧の通りどうやら狙い通り正確に折り曲げられたようです。

 どういうことかと申しますと、折り曲げるときに折り曲げ線がズレて歪んだりしますと、台座にパネルの下辺がピッタリ接地しなくなりますが、画像を見ても折り曲げパネルの下辺が満遍なく台座の鍔に密着しているのがお判りいただけるかと思います。
 台座にピッタリと収まるかどうか確認するため、折り曲げたパネルを置いてみます。
 それに先立ちましてかれこれ1ヶ月以上前の2月13日にアクリルオンラインというShopに無色透明アクリル板を注文し取り寄せていました。
 朝から一日中良く晴れてとても過ごしやすい日中になりました。

 春が近いですね。

 早速作業に取り掛かります。
2023年3月15日ウェブ アニメーター

 本日やっと重い腰を上げて懸案であったこのAltaya Renault Master II Michelin Motorsport 1/43の透明樹脂製ダストカバー製作に取り組みました。
 まず最初に紹介しますのは、2台の SUBARU VIVIO GroupA Safari Rally参戦車です。
 当初はこんな見上げるような高い場所に展示してもあまり効果的じゃ無いのではと思いましたが、妻の進言通り展示してみてすこぶる良い場所だと完全に認識を改めました。

 マイ・ワイフの提言もまんざらでは無いということです。♪
  Verem PEUGEOT EXPERT MICHELIN 1/43
 Italeri 1/87 Volvo FH 12 Michelin
 実はここにミニカーを展示するアイデアは、妻の進言によるところが大です。
 以前流し台を中心としましたこのガレージの一角を「シトロエン コーナー」と命名しましたが、本日この場をもちましてその「シトロエン コーナー」を含むこのエリアを「ミシュラン ゾーン」と命名いたします。
 もう説明の必要はありませんね。
 4台のMICHELIN Minicarは、全てこの場所に展示しました。
 Altaya Renault Master II Michelin Motorsport 1/43
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 そのアクリル板にミニカー台座の幅+高さ70.0㎜を想定しまして長さを決定しカットします。