コントロールユニットをどこに配置するかは今後の課題です。
 これはリフトの支柱台座をボルトでアンカーに固定し、アームを取り付けて、コントロールユニットのタンクに作動油を注入し、リフト本体と油圧ホースで繋いで、動作テストを行っているところです。

 実際にはここまでセッティングするまでにも、様々な調整や確認をしながら慎重に作業を行ってきました。


 動力源である米国仕様の110Vの電源は、家庭用の100Vコンセントからでも問題なく作動しました。

 上昇のスピードはゆっくりですが、じれったいほど遅くはありません。

 我慢の範囲内だと思います。


 左右のリフトの動作が安定して揃うまで、数回昇降の動作を繰り返しました。

 その際、最上部まで上げた状態で、毎回シリンダーの頂部にあるエアブリーダーを開いてエアー抜きを徹底的に行いました。


 また、最初シリンダーのホースとのフィッティングあたりから若干のオイル漏れがあったので、調べたらオスのカプラーの締め付けが甘かったことが判り、増し締めを行いました。

 その後オイル漏れは完全に無くなりました。


 一通りの調整で、左右のリフトの動作が完全にシンクロしたようなので、いよいよ実際にクルマを載せてみることにしました。

 
2012年11月25日

 Dannmar Maxjax Portable Liftの組立が終わったので、いよいよ実際にガレージに設置してみます。


 まずセラミックインサートアンカーの栓を取り外します。

 このエラストマー製の栓はなかなか抜けません。


 この画像は家内が撮りました。

 夕食の準備中だったこともあって、スグに行ってしまいました。

 結局、肝心の設置の様子を撮る者がいなくなってしまい、仕方が無いので諦めました。
 ここで夕食の準備をしていた家内を呼んできました。

 持ち上げたクルマの大きさにまず驚いていました。笑

 さて!ここからどんな展開なりますかご期待下さい!

 つづきはコチラ


















 
 当面はまずオイル交換をする予定です。
 実に力強い味方です。
 実際に測ってはいませんが、ここまで持ち上げられれば大抵のメンテナンスは行えそうです。
 こんな絵が実現しました。
 クルマの屋根と大梁とのクリアランスは充分にありますが、エンジンフードを開けた状態で果たしてクリアランスが取れるかがちょっと心配です。

 もしも干渉する恐れがあるならば、フードを下ろして持ち上げるしかありません。


 見たところギリギリですねー。



 ※後日確認したところ、やはり残念ながらエンジンフードを開けた状態では、大梁と接触してしまうことが判明しました。
 少し持ち上げた状態で何の問題も無かったので、そこから一気に最大リフト量まで上げました。

 上げる時のスピードにも特に不満はありません。

 余裕を持って上段のストップバーポイントを越えてからも、なお昇スイッチを押し続けると、もうこれ以上は上がらないという状態になりました。

 その状態でスイッチを切って、ストップバーを差し込みました。
 当面はこの位置でよいと考えています。
 はやる気持ちを抑えながら、慎重にチェック、ダブルチェックです。


 どうやらノープロブレムです。
 ここでも再度オイル漏れや不具合等がないか、念入りにチェックしました。
 支柱台座を床アンカーにボルトで固定している部分は、流石にここまで万全を期してきましたので、愛車を持ち上げても全くビクともしません。

 これまでの準備が全て報われた瞬間でもありました。

 アームをシリンダーブロックに固定するためのピンは、あえて差し込んだだけで持ち上げています。

 本来はピンの抜け留めに、付属のCリングを嵌め込むところですが、外すのが大変ですし一旦持ち上げてしまえば必要もないのでパスしました。

 ただし持ち上げる前に必ずピン抜けがないか確認する必要はあります。
 それでもサイドステップ下のジャッキアップポイントを確認しながら、慎重にアームの角度や長さ、受け台の位置を決めて、少し持ち上げて再度きちんとフィットしたかどうかチェックしました。

 しっかりとフィットしています。
 愛車を所定の位置に駐めて降りるとき、ドアを開けると最低限の乗降の隙間は確保出来ていました。

 私のクルマのジャッキアップポイントまでのアーム長は、4本ともほとんど伸ばす必要がありませんでした。


 また、受け台は事前に国産車用に改造していましたので、何の問題も無く設置できました。