一昨日シートレールを取り外してから、俄然製作意欲にも火がつきまして、ネットであらゆるオフィスチェアをチェックしたところ、とうとう意中の製品を見つけまして、早速本日の未明に注文しましたら、夕方にはこうして到着しました。
チェアというよりも、いわゆるフットケアスツールという丈の低い丸椅子です。
何故このスツールを選んだかというと、まずは座面の高さが35㎝~42㎝と脚部支柱が短かったからです。
大抵の場合市販のオフィスチェアの座面の高さは40㎝以上あり、ただでさえSTiスポーツシートの座部は相当厚みもあるため、通常のオフィスチェアやパソコンチェアの脚部を流用したのでは、座面が高すぎて使いづらいと考えました。
また、ある程度の傾斜は造作で変えられたとしても、本来クルマ用のスポーツシートは、通常のオフィスチェアなどよりも座面前方が相応に上がっており、座面全体が高いと膝の裏が圧迫されて血行不良になったり、長時間座っていられなくなったりするなど実用上の問題も出てきます。
他には脚部の最大横幅が55㎝と、最低でも60㎝以上ある一般的なオフィスチェアなどと比べるとやや安定性は劣りますが、昔の4本足の事務椅子などに比べれば遥かに安定しています。
私は25年間中学校教諭を勤めましたので、当時の職員室で使われていた事務椅子の安定性の悪さはイヤと言うほど味わっています。笑
あとは座面裏の脚柱部取り付けブラケットの取り外しが容易かや、ブラケットの座部取り付け面が床面に対して平行であるということも大きなポイントでした。
もちろん脚部はキャスター付きが大原則です。
そしてなにより安価なのが決め手でした。笑
以前NEEZ SEK鍛造マグネシウムワンピースホイールのセンターキャップレンズを自作したときに注文したことのある横山テクノです。
今回はYahoo! shopより注文購入しました。
何故これを購入したかと申しますと、STi純正スポーツシートの座部の裏側をつぶさに観察したところ、先に購入して流用するフットケアスツールの脚部支柱ブラケットを取り付けるためにうってつけの台座を思いつきました。
それはシート座部裏側の周囲に露出している鋼板プレスフレームに、台座をブラインドリベット留めで一体化する手法です。
そのための素材としてはアルミ合金A2017材が最適の素材だと判断しまして、厚さ2㎜ 幅300㎜ 長さ600㎜の通称ジュラルミン板を2枚購入しました。
兎に角曲げ強度が半端なく強靭であることが最大の理由でした。(後にこれが最大のネックとなります/笑)
脚部は当世流行の五本足ですが材質は樹脂製です。
質感はまあまあです。
強度や剛性、耐久性などは、いくら安価な中国製だからと言っても、製造者責任がキビシイ今時の製品ですのでまったく問題無いと考えています。
逆に軽いことは良いことだと思っています。
シリンダー形状の支柱は、短い分強度的には有利だとも考えられます。
右側シートレールも無事に取り外せました。
また、後部のシートリフターのアームが少し邪魔ですが、取り外すのは相当大変なので、畳めば目障りにはならないと考えてそのままにしました。
2019年10月11日
この荷物は昨日注文して本日届きました。
中身を確認するとパーツはこの三点だけでした。
実にシンプルです。笑
2019年10月10日
この日は家内の?歳の誕生日です。
「Happy Birthday dear Akemi ~♪」
とは全然関係ありませんが、こんな荷物が届きました。
取り外した2座分のシートレールです。
これはいつか何かの役に立つこともあるかもしれませんので、大切に保管しておきたいと思います。
ということで、早速レバーを動かしてアームを畳んでみました。笑
仕方なくここで作業は一旦中断して、トルクスビットを秦三商会まで買いに走りました。
サイズが判りませんでしたので、トルクスの六芒星型穴の最大内径(約9㎜)だけ測定して行きました。
残るは右シートレール後部(画面左下)の1箇所のボルトを取り外すだけとなりました。
これで右側のシートレールの前部がフレームから外れました。
するとこうして大きく樹脂製カバーを捲ることが出来ますので、作業が容易になります。
シートレールの前部固定ボルトを取り外したら、シートリフターの樹脂製レバーは元に戻しておきます。
ただしシートリフターのアームは残っています。
これは残しておくつもりです。
まず最初に、左側シートレールの後部の固定ボルトを取り外しました。
まずシート左側から作業しました。
樹脂製カバーに覆われた部分が少ないからですが、このカバーを外す作業は余分でした。笑
これで左側のシートレールも取り外せました。
つづいてシートレール後部のボルトも取り外しました。
抜き取ったボルト穴が確認出来ると思います。
樹脂製カバーを捲って、シートレールの前部をフレームに固定しているボルトを取り外しました。
これで右側のシートレールが取り外せました。
次にシートレールの前側のボルトを取り外しました。
因みに六角ボルトの頭は共に12㎜でした。
シートレールの後ろ側をフレームに留めているボルトを取り外しました。
2019年10月8日
とうとうこの日がやってきました。
2017年6月にGRANDSLAM
FORMに於いて 愛車RA-RにRECAROのシートを装着して以来、ここにこうして鎮座していましたSTi純正スポーツシートでしたが、このほどやっとオフィスチェア化に踏み切ることにしました。
この間約2年と半年が経ちましたが、その間ずーっとこのシートをオフィスチェアに改造することを模索していました。
純正スポーツシートのオフィスチェア化に関するネットの様々な情報や、RECAROシートをオフィスチェア化するメーカー製キットなどをいろいろと検討しましたが、結局これといった解決策は見出せませんでした。
最終的に、まず自分の純正スポーツシートのスライドレールを取り外し、座面の裏側をよく観察して方策を考えた上、現物合わせで工作するしかないと判断しました。
ノーブランド SS400D(ミガキ材)四角棒 28㎜×28㎜×300㎜ です。
MonotaRoで購入しました。
ジュラルミン板の折り曲げ等で使用する予定でした。
ざっと材料が揃ったところで、いよいよ明日から作業に取り掛かります。
ブラインドリベットとドリルです。
リベットのサイズは、4.0㎜のフルステンレスとアルミの2種類で、適正カシメ板厚はどちらも1.6㎜~4.8㎜のタイプです。
ドリルは4.0㎜リベットの下穴用に4.1㎜を用意しました。
これ以外にもカーマやビバホームなどのホームセンターにて、必要に応じてしゃこ万やリベット、アングルステーなどを購入しました。
これが座部パーツの裏側です。
購入前に想像していたとおり、実に簡単な鋼板プレス成形品の円錐形支柱ブラケットが、フランジボタンキャップスクリューボルト4本で固定されていました。
望むらくはブラケットの直径(取り付けボルトのピッチサークルダイアメーター)がもう少し大きい方が剛性も出るはずだとも思いましたが、一方で軽量化には有利ですし、取り付け位置の自由度も高くなりますので、案外この方が良いかもしれません。笑
そしてこれは言うまでも無いことですが、ブラケットの座部取り付け面は床面に対して平行です。(丸椅子なのだから当たり前/笑)
次は運転席の作業です。
流石に運転席は10年間座り続けましたので、背もたれと座面の後ろ側のファブリックの擦れ加減はそれ相当です。
とはいえそれでもこの程度かと思うほど、痛みはほとんどありませんでした。
STi純正スポーツシートの作りの良さに改めて感心しています。
これで左側のシートレールが取り外せました。
翌日には注文していたこんなものも届きました。
もう一つもバラしてそのときまで大切に保管します。
取り外しました。
流石にただの六角ボルトではなくスクリューボルトなのは、美観のためでしょうか。
残念ながらこの座部はここでお役御免ですが、いずれまた何かに流用することもあるかもしれませんので、捨てずに大切に保管しておきます。
以上で運転席のシートレール撤去作業も終了しました。
これがアーム位置を最大に下げた状態です。
これならほとんど気にならないですね。
購入してきました。
最大内径(ドライブサイズと言うそうで))8.94㎜はT50というビットでした。
ところが良く見るとこの1箇所のボルトだけが、トルクス形状ではありませんか。
残念ながらサイズが合うものは持ち合わせがありませんでした。
前側の固定ボルトも取り外しました。
ここまでは助手席の時とほぼ同じ作業でした。
つづいてリクライニング用レバーの着いた左側も観察しました。
外側に樹脂製カバーが着いていること以外は、基本的に右側とほとんど同じでした。
早速座面の裏側をよく観察しました。
比較的容易に取り外せそうです。
取り外した脚部支柱支持ブラケットとフランジボタンキャップスクリューボルトです。
ボルトは少し長すぎますので、本番はもっと短いものにするつもりですが、今はとりあえず取っておきます。
ボルトサイズはM6です。
この助手席のシートレールから取り外すことにしました。
大切に保管していたため、傷や汚れなどは一つも無いとても綺麗な状態です。
確かにこの出っ張りは目障りですね。
2019年10月15日
その他、ゆくゆく作業に必要になるであろうパーツも注文し、それらも本日届きました。
ただこのときは、このあと大変な苦労をすることになるなどとは夢にも思っていませんでした。笑
重量は1枚約1㎏です。
これでひとつ片付きました。
早速座部から脚部支柱ブラケットを取り外します。
以上で本日の作業は全て終了しました。
作業再開です。
ここで右側のシートレールを取り外した時に残っていた、前部のシートリフターのリンクアームも取り外しました。
つづいて樹脂製カバーを捲りやすくするために、シートリフターの樹脂製レバー部を取り外しました。
方法は、レバー支持部の円形の樹脂製蓋を、小さなマイナスドライバーで少しこじって取り外すと、中にレバーを固定しているボルトが現れるので、それを緩めてレバーを取り外します。
次に右側の作業に取り掛かりました。
例のごとく樹脂製カバーの前部をフレームに固定しているビスを取り外しました。
この運転席は、ご存じのようにシートスライドだけではなく、リフト機能もフレームとシートレールの間に組み込まれていますので、助手席ほど簡単ではありません。
まずこれで、助手席のシートレールを取り外す作業が終了しました。
樹脂製カバーの前後部を固定していたビスを締め込んで、元の状態に戻しました。
ちょっと暗くてほとんど見えませんが、樹脂製カバーの後部をフレームに固定しているビスを取り外しています。
樹脂製カバーを全て取り外す必要はありませんが、捲りやすくするために、樹脂製カバーの前部をフレームに固定しているビスを取り外しました。
次は左側のシートレールを取り外します。
前述したように樹脂製カバーでシートレールまでスッポリと覆われていますので、これを捲って作業しなければならないので少し面倒です。
では、まず最初に樹脂製カバーの無い右側から作業します。
リクライニング用レバーの無い、座面裏右側のシートレールのシートフレームへの装着状態を確認しました。
2個のボルトで止まっているのがよくわかります。