2014年2月12日
現在の愛車
RA-Rを購入したときから、純正ショックアブソーバーを交換する時がおとずれたら、ここのショックアブソーバーに換装しようと決めていましたので、本日やって来ました。
ご存じ
スペシャル・ビルシュタインの大御所、愛知県尾張旭市に社屋を構える
株式会社エナペタルです。
社屋ビルの裏手に駐車場があることを存じませんでしたので、急傾斜のスロープを上がって社屋の屋上に駐車してしまいました。
まさに「行きはよいよい帰りはコワイ♪」の歌のごとく、下りはけっこう大変でした。
事前にアポを取って出掛けましたので、社長の
近藤 努氏にはスグにお会い出来ました。
実は
近藤 努氏とはこれが
初対面ではありません。
話は長くなりますが、かれこれ
25年以上昔、私にとっては初
SUBARUとなった
LEONE RX Turbo (
E-AA5)を購入して間もない頃、
SUBARU専門のTUNING SHOPなどというのは、この地方ではほとんど皆無でした。
そこで三重スバル四日市北営業所(現在はありません)の従業員のある方に、
SUBARUを弄らせたらその道で右に出る者はないとお聞きしたMさんという方が、愛知県尾張旭市にガレージを開いていらっしゃるというので、毎週末ごとにそこを訪れていました。
そこでは、比較的非力な
EA82ターボエンジンに見切りをつけ、沖チューンのコンプリートエンジンに換装したり、サファリラリー用
ECUの装着や社外品のオイルクーラーを装着したりと愛車の改造でいろいろとお世話になっていました。
あるときMさんのガレージを訪れると、棟続きの隣の隣のガレージに、日本で唯一人
ビルシュタインのショックアブソーバーの
チューニングが出来るスゴイ方が来たんだよ!ということで早速
LEONE RX Turboに
ビルシュタインのショックアブソーバーを組んで頂き、Mさんに装着していただきました。
勿論ビルシュタインの名前はそれ以前から知っていましたし、
LEONEの前の愛車
ISUZU Gemini ZZ-R(
PF60クーペ)にも阿部商会の吊しのビルシュタインのキットを組んだりもしていましたが、このビルシュタインは全く別物でした。
お世辞にも足がイイとは云えなかった
LEONE RX Turboの純正サスペンションが、まるで生まれ変わったようなスポーティなハンドリングとスタビリティ、パフォーマンスを獲得していました。
さらに猫足とでも云いましょうか、コーナーで踏ん張るときロールは最小限なのですが、ガチガチ感は全く無くバツグンの乗り心地だったのです。
本当に目から鱗の素晴らしいその仕上がりにMさんも私も大満足したものでした。
本物の
チューニングビルシュタインマジックを目の当たりにした瞬間でした。
そして、その方が実は後の
ENNEPETALの社長、
近藤 努氏だったのです。。
以来、
LEONEの次に購入した
SUBARU LEGACY RS type RAの足も、
純正タイプのエナペビルシュタインを当時鈴鹿にあった
Light Staffという
Shopから
スペシャルオーダーして装着していました。
これも本当に素晴らしい足回りでした。
そのような経緯から、今回は必ず直接お会いして、ご本人に直接オーダーしようと心に決めていましたので、こうして再び(
LEGACYの時は直接お会いしていません)、実に約
25年ぶりに近藤氏にお会いすることが出来て感無量でした。
今回も純正タイプの
ビルシュタイン・ショックアブソーバーを
スペシャルオーダーしました。
スプリングは純正から変更するつもりはありませんので、それに合わせてストラットケーシングを特注します。
と言うのも、
RA-RのSTI純正ストラットは
ショーワ製ですので、ケースの流用も改造も出来ないからです。
特注と云っても、
ENNEPETALに在庫してある
下取りしたSUBARU STI純正ビルシュタイン・ストラットケースの中に丁度フィットするものがあったので、それを流用して製作していただきます。
ストラットケース外径
φ40o、倒立シリンダー外径
φ36oの標準的なものです。
減衰力は純正に対して
伸び側を気持ち低めに、
縮み側はさらに高く設定する予定です。
減衰特性は基本お任せですが、特に縮み側の減衰立ち上がりをスムーズで軽く動くようにしていただきます。
純正ではフロントに比べてリアの縮み側の減衰力が高めになっていますが、リアはそれよりも若干低めにセッティングする予定です。
後、肝心なのは純正スプリングとのマッチングですが、それこそがチューナーの腕の見せ所です。
過去の経験からも全く心配していません。
サスペンションを知り尽くしているエナペだからこそ云えることですね。
カラーは純正色(ピンク)をオーダーしました。
特に高速走行時のコーナーのスタビリティとリニアリティを最優先に考え、乗り心地も含めてタイヤのグリップを最大限に引き出す良く動く足に、そしてここ一発の踏ん張りもしっかり効くセッティングになればと期待しています。
納期は今
Shopが大変お忙しいということで、3週間見て頂きたいということでした。
また、ココでは実車への装着はやっていませんので、近藤社長の懇意の鈴鹿にある
Shopを紹介していただきました。
そして、わざわざお越し頂いたということで、近藤氏からこんなに沢山のステキなお土産を頂いちゃいました。