2013年2月1日
2013年1月26日

 この日は、Maxjax Portable Liftを設置して以来、ずーっと気になっていた案件を解決すべく作業を実施しました。

 その案件というのは、オイルラインの継ぎ手のオイル漏れです。

 僅かですが確実にオイルリークしているのは、やはり放置しておけないので、リフト支柱のオイルライン継ぎ手を最初から組み直すことにしました。

 画像はワンタッチカプラーのプラグを取り外しています。
 支柱を180度回転させて、裏(表?)からアングル継ぎ手を残り90度回転させたシリンダー部の継ぎ手と接続します。

 これも1本目と同様に掟破りのレンチ活用で、前回よりも遙かに強いトルクが掛けられるため、アングルの向きを想定して狙い通りの締め込み作業が出来ました。

 ただしこのレンチの使用法は咄嗟の思いつきで実施しましたが、確実にレンチを傷めると思いますので、あまり多用したくありませんね。
2013年2月1日
 3個の継ぎ手を順番に取り外していきます。

 これは45度アングル継ぎ手を取り外しています。

 これに続いてオス+オスの同ネジ径継ぎ手を取り外しました。

 そして最後に、シリンダーに直付けしているネジ径変換継ぎ手を取り外しました。

 これらの継ぎ手を取り外す際に、オイルリークの直接的な原因となるネジ部分のキズなどが無いか入念にチェックを行いました。

 また古いシールテープのカスなどもしっかりと取り除き、クリーナーで油分を丁寧に洗い流しました。
 これで懸案であったオイルリークの問題は完全に解消しました。


 後日、リフト使用時に確認したところ、継ぎ手部分のオイル漏れはなくなりました。
 念のためにアングル継ぎ手の回り止めを行いながら、カプラーを締め込みました。
 そして最後にカプラーを取り付けます。
 2つめの同ネジ径オス+オス継ぎ手は、このようにシリンダーを90度回転させてから締め込みます。


 これは前回作業したときに学んだ手順です。


 こうしないとこの次の手順である裏側からアングル継ぎ手を締め込むときに、シリンダーを180度回転させる必要がありますが、先に継ぎ手をセットしてしまうと支柱に当たって回せなくなってしまいます。
 一本目と同様にかなり強く締め込みました。
 まあそれは最初から薄々感じてはいたのですが、取り外してみてハッキリしました。

 それらの反省を踏まえて、シールテープの巻き方、巻き数などを見直した結果、ネジの締め込み部分を特定して、巻き数をキッチリ2巻きと決定しました。

 後は締め込みのトルクは、前回よりも強めに一定に締め込むことでオイルリークの問題は確実に解決すると判断しました。
 そしてシリンダーに直にねじ込んであるネジ径変換継ぎ手を取り外しました。

 こうしてひとつひとつ確認しながら取り外して行くと、オイルリークの原因もハッキリしてきます。

 第一の原因はやはり締め込みトルクの不足でした。

 前回は総じて締め込みが緩かったようです。

 何故そうなったかと言うと、シールテープの巻き方や巻き数に問題があったと思います。

 シールテープの巻き方や巻き数のバラツキが原因で、締め付けトルクが一定にならず、また締め込みすぎに注意を払いすぎて結果として締め込みのトルクに相当のバラツキが出てしまったということです。
 ワンタッチカプラーのプラグを取り外し、アングル継ぎ手を取り外しています。

 このとき途中で次に取り外す同ネジ径オス+オス継ぎ手が一緒に回っていることに気付きました。

 このことからもそれぞれの継ぎ手の締め込みトルクにかなりバラツキがあったことが判りました。

 これもオイルリークの原因のひとつでしょうか。

 兎に角取り外してから、2個の継ぎ手を分離しました。
 これでこの作業も通算4度目になりますので、流石に要領も分かってスムーズに作業を進められるようになりました。

 何事も経験です。

 画像はシリンダー部分は位置をそのままにして、スライドブロックだけ支柱の上側にずらしてあります。

 こうすることで、作業をするとき必要に応じて、枕木の上で支柱をそのまま回転させられます。
 リフト支柱の2本目も同様の作業を行いました。

 この支柱の枕木として使用している、余ったガレージ建材の火打ち梁ですが、2本重ねると台上でリフト支柱を回転させるのに実に丁度良い高さになっています。

 しかも支柱を寝かせたり、起こしたりする際にも絶妙な高さで、本当に作業効率が高く重宝しています。

 最初はたまたまそこにあったので使用したまででしたが、ここまで便利なものになるとは夢にも思いませんでした。
 そして最後にワンタッチカプラーのプラグを、これもしっかりと締め込んで1本目のリフト支柱の作業が終わりました。
 そしてアングル継ぎ手は、掟破りのレンチの使い方ですが、エクステンションバーと組み合わせて、Tレンチのごとく使用し、これも前回よりもかなり強く締め込みました。

 ただしアングルの向きがありますので、それを予測した上で強めに締め込んでいます。
 そして組み付けは、まずシールテープをねじ込み部分に丁寧に2巻きしました。

 画像はネジ径変換継ぎ手の締め込みですが、継ぎ手群の一番根元部分になりますので、前回よりもかなり強めのトルクで締め込みました。

 続く同径オス+オスの継ぎ手も同様に、シールテープを2巻きづつ丁寧に巻き付けて、強く締め込みました。