TC10BからTC10Cのタイムカードです。
TC10Bはリグループというラリーカー同士の順番を整え、間隔を調整する作業を行うリグルーピングエリアです。
このカード以降はカーナンバーのみが記入されていて、他の記載箇所は全て真っ新です。
因みにTC10Cはパルクフェルメ、つまり車両保管区です。
これが上のカードの写し、本来なら3枚目のカードです。
これが上記2枚のカードの控えです。
CS10のゴールから10分掛かって、TC10Aには14時57分に到着しています。
TC10Aはサービスパークのある地点です。
TC9Bを13時18分にスタートして、45分掛けてTC10に14時3分に到着したという証明です。
これはたぶんリエゾン区間ですね。
リエゾン区間というのは、次のSSに向かう移動区間のことです。
いくら型紙を当てて作業しているからと申しましても、そこは慎重に集中して作業しています。
決して無造作にカッターの刃を入れているわけでもありません。
タイムカードを埋め込んでみました。
サイズもフィット感もまったく問題ありません。♪
ポリエチレンフォームを額装サイズに切り出しました。
2020年9月19日
本日は以前から気になっていました、ある作業を実行しました。
その作業とは、私のお宝である『故久世隆一郎氏直筆サファリラリーレポート入りサファリラリータイムカード』の額装です。
考えようによっては、額装マットを活かすために、額装マットも埋め込み加工を施し、最前面に出すのも良いかなと思いましたが、ここは充填材としてチョイスしました、ポリエチレンフォームの素材感を活かした方が良いと判断しました。
さて何処に飾ろうかといろいろ思案しましたが、最適な場所を選びましたよ。
その場所は?
申し訳ありません!
なにしろこの私、アールエーアール鈴鹿が最も大切にしている超お宝ですので、ここで公表することは控えさせて頂きます。笑
正直に申せば、もともとこの額縁を購入した時点では、例のBibendum ピンズのコレクションを収納するためではなく、以前から所有していたSUBARUとRally関係のピンズを飾ることが目的でした。
しかし本来の目的であるSUBARUとRally関係ピンズは、まだまだ道半ばで、コレクションとしてとても満足出来るような内容にはほど遠い状態です。
それならばと、懸案であった『お宝』額装に使えないか?と思いついた訳です。
幸いB5サイズが最適な額縁サイズでしたし、ピンズ用ということで適度に厚みもあるため、よく考えれば『故久世隆一郎氏直筆サファリラリーレポート入りサファリラリータイムカード』を収めるにはうってつけであることが判りました。
これも上のカードの控えです。
久世氏のレポートによると、このSSの途中でエンジントラブルに見舞われてしまい、スローダウンしながらもなんとかゴールしたと書かれています。
早速に額縁に収めました。
これでやっとお宝らしくなりました。♪
因みに付属していた額装マットは、勿体ないのですが一番下側にセットしています。(中身全体の嵩の関係で)
タイムカードの埋め込み穴を切り抜きました。
続いて、普通紙を同じく額装サイズに裁断して、簡単な型紙を作りました。
乱暴な言い方になりましたが、実際は結構慎重に丁寧に切断作業しています。笑
そこで額装するために必要な充填材として、厚さ5㎜のサンペルカ L-1400 (灰色)という三和化工(株)のポリエチレンフォームをAmazonで注文しました。
幅200㎜ × 長さ300㎜ のサイズを2枚購入しました。
2020年7月9日
それに先だって、このピンズ用額縁の存在を説明しておかねばなりません。笑
ここ最近まで、ピンズのコレクションに夢中でしたのは、既に他ページでご紹介済みですが、実はそれに先だって早い段階で購入しておりましたのがこのB5サイズの額縁だったのです。
ところがピンズの収集を進めていくにつれて、このB5サイズでは大きすぎることになりまして、結局使用しないまま保管状態となっておりました。
これまでいつどのようなカタチで公開出来るかと、いろいろ思案して来ましたが、この度やっとそのカタチがまとまりましたので、こうしてアップすることにしました。
最初の画像にありますように、普段はチャック付きビニール袋に密閉して、この画像にもあります
ディスプレイ専用の机(自作)に大切に保管しています。
こうして表に出すことは滅多にありません。笑
また、このタイムカードの表紙に書き込んである久世氏の鉛筆書きは、当時からとても読み取りにくい状態でしたが、今回初めてこのタイムカードの画像に処理を施し、かなり正確に読み取れるようになりました。
その画像を中心に改めて内容を文字起こししまして、簡単な解説書を一太郎を使って編集・作成しましたので以下に紹介します。
続いて2枚目(内側)のポリエチレンフォームのスリットも切り抜きました。
2020年4月11日
私のとっておきのお宝を紹介します。
入手したのは1998年だと思いますが、当時入会していた
SUBARU WRC FanClub のプレゼント企画に応募していただきました。
あの故
久世隆一郎氏直筆のコメントと、
Nicky Grist選手
(マクレーのコドライバー)のサイン入りタイムカードです。
この久世隆一郎氏をあまりご存じ無い方は、是非コチラをクリックしてください。
残念ながら2005年3月9日に永眠されましたが、私アールエーアール鈴鹿が最も敬愛する人物です。
ポリエチレンフォームにいきなりカッターを入れるのは少々無謀だと思いましたので、タイムカードの寸法を測りまして、バランスも考えてポリエチレンフォームにタイムカードを埋め込む位置を出来る限り正確に写し取り、このように型紙を作成しました。
細いスリットの入った型紙は、2枚目のポリエチレンフォーム用です。
何のためかと申しますと、タイムカードがダブルループ式のリング型背表紙となっていますので、カードの厚みよりも嵩がありまして、裏側にある程度の逃げが必要だと判断しました。
そして、これが問題のTC10AからTC10Bに向かったときのタイムカードですが、最後のフィニッシュに時刻とチェックが記入されていませんね。
とりあえずスタート時の1枚は提出しています。
スタート時の14時57分は確かに記載されている通りでしょうが、たぶん指定された20分で到着出来なかったか、事情(エンジントラブル)で行かなかったのだと考えられます。
久世記にもあるとおり、結局サービスパークの外にあるTC10Bには辿り着けなかったということです。
んー残念!
CS10というのは、コンペティティブ・ステージ。
つまりSS10ということです。
カードにも78.70㎞の競技区間であると記してありますね。
スタート時刻とフィニッシュ時刻が秒刻みで記入されています。
上のカードの控えです。
この白いページは、下敷きの台紙としての機能も持っていますので、厚紙になっています。
絶対につまらないミスはしたくありませんので、細心の注意を払いながら作業しています。
一枚目、表側のポリエチレンフォームに型紙を当ててカッターの刃を入れました。
まずは2枚のポリエチレンフォームを、額縁の裏蓋を定規にして、適当な大きさに切り出しました。
このように通常写しは片面筆記用カーボン紙が3枚セットになっていて、それぞれのTCやCSでスタート・到着時に1枚づつ渡すことになっています。
そして残った1枚の写しも、多分最終レグのゴール時にまとめて提出するものだと思われます。
何にしろこのタイムカードは、僅かな時間ではありますが、Nicky Grist の手の中で、またあのColin McRae の3号車と共にサファリを走ったわけですから、そのときの現場の緊迫した空気に触れていた証人のような存在です。
まさにそれだけでも充分貴重で価値のあるお宝だと思います。♪
上記2枚のカードの控えです。
上のカードの写しですが、何故かもう1枚残っています。
たぶんスタートしたときは提出しましたが、ゴールでは渡せなかったか、渡す必要がなかったのだと思います。
ここからはタイムカードの実物と、その中身を紹介します。
1998年2月28日から3月2日に開催された第37回 マールボロ・サファリ・ラリー LEG2 TC9B ~TC11C までのこの日2冊目となるタイムカードです。
LEGというのは行程という意味で、LEG2とは第2行程、つまりラリー全行程の2日目を表します。
またTCというのはタイムコントロールのことです。
コチラをクリックされると
PDFでもご覧頂けます。
尚、PDFでご覧になると、久世氏の筆跡を画像の細部まで極限に拡大してご覧になれます。♪