2024年2月24日

 この日久しぶりにeBay USA にて見つけたこのLLEDO DAYS GONE Citroen Type H MICHELIN を注文しました。

 何故このモデルを購入したかと申しますと、まず私のシトロエン type H MICHELIN モデルのコレクションでは珍しい英国ブランドだったことと、数点同じ出品があった中で、この出品だけがかなりお手頃な価格設定だったことが挙げられます。

 さらにたぶん1/64スケールであること、また特にディスプレイケースは無くてもパッケージが画像通りの美品であれば、そのまま展示しても良いであろうということもあり、これは入手しておいて損は無いという判断でした。

 まだしぶとくミニカー収集は継続中です。
 そしてこの車両のカラーリングですが、これまで私が収集してきたtype H MICHELIN とは同じイエロー主体のボディカラーでもかなり異なった趣があります。
ウェブ アニメーター
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 しかもショーウインドーのただのバックヤードに過ぎなかったこの場所にもスポットが当たり、魅力的な展示が出来たことを思えば、これも瓢箪から駒的な誠に嬉しい出来事だと云えるのではないでしょうか。
 Lledoは初期のマッチボックスシリーズのスタイル、特に往年のモデルの複製に特化しました。

 オデルとラッセルは、マッチボックス工場を買収してマカオに出荷したユニバーサル社から機械を購入しました。

 購入した工具はイギリスのエンフィールドに再出荷され、19834月に新しい「Days Gone」シリーズが発売されました。
 その後大量の製品をリリースしていましたが、高品質の製品で市場に参入した香港や中国の低コスト生産者に対抗することはできませんでした。

 その結果、Lledo1999年に倒産し、命名権とモデルレンジはCorgi Classicsに買収され、2005年まで中国でLledoモデルの生産が続けられ、残りのモデルはCorgi Classicsシリーズに統合されました。
 さてここでLledo Days Gone について述べておく必要があると思います。

 以下はWikipediaから引用した記述です。

 Lledo(リェド)は、Matchboxの共同設立者であるJack OdellBurt Russellによって1982年に設立された、エンフィールドを拠点とするイギリスの製造会社でした。

 この工場では、1983年から1999年までダイキャストスケールモデルの商用車と自動車を生産していました。
 小包の反対側には内容証明が貼り付けてあります。

 FRAGILE(壊れやすい)と注意書きシールが貼ってありましたのでこれは安心できますね。

 しかし郵送はRoyal Mail で追跡番号は付されていましたが、結局最後まで機能しませんでした。
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 この「Days Gone」の名前は、マッチボックスのノスタルジックな「往年」のテーマの素晴らしい継続だと云われました。

 つまり往年のマッチボックス社のシリーズモデルを復活させたのが、このLledo Days Goneであると云うことですね。

 最後の一文は私見ですのでもし間違っていたらゴメンナサイ。

 そのような来歴を持つシリーズですから、何ともパッケージのイラストが'50年代風で結構レトロな雰囲気を出しています。
 かくしてスキの無いアールエーアール鈴鹿の拘りがまたひとつ増えました。♪

 それにしても「もうこれでオシマイ」詐欺が一体いつまで続くのでしょうね。
 そして左側にあります何だかよく判らないSUBARUのオマケとも妙にしっくり来ています。

 いつごろ入手したのかも忘れましたが、確か三重スバルで頂いたものだと思います。

 SUBARUの完全オリジナルデザインによる、ディズニーキャラクターモデルカーです。
 '40'50年代のイギリスを走っていたシトロエン type H MICHELIN タイヤサービスカーはこうだったのでしょうか。

 もはや想像するしかありません。
2024年3月6日

 予定到着日よりも1日遅いこの日に無事到着しました。

 発送が注文日の翌日ですから到着まで丁度10日掛かっておりますが、英国発ならこれは充分許容範囲です。

 ただやはり到着するまで心配でした。
 何故かというと1/64スケールですので、例のシトロエンコーナーに展示してもちょっと浮いてしまうと考えました。

 試しに実際にシトロエンコーナーにも展示してみましたが、案の定あまりしっくりとは来ませんでした。
 どこに展示するのが一番良いか考えた結果、この場所が最も相応しいと思いました。
 当時の画像が残っていれば良いのですが、残念ながら私はお目に掛かったことはありません。
 自分で言うのも何ですが、何一つ無駄にしないアールエーアール鈴鹿の細やかなポリシーがこんなところにも表れていると思います。
 そしてしかもこれらのミニカーコレクションを始めた頃、高さを間違って作ってしまったアクリル板のディスプレイスタンドが、かくもしっかり活かされています。
 ここなら丁度背中合わせにトミカの1/71スケールCITROEN H TRUCKが展示してありますので、好対照でうってつけのスペースだと思いました。
 そんなわけでこのノスタルジックなパッケージごと展示するのが相応しいと考えています。
 つまりLledoDays Goneシリーズというのは、まさにこのシリーズ名が語っているように、「過ぎ去った日々」そのものだと云うことです。
 兎に角車両モデルもこのパッケージも、当時の懐かしい時代の雰囲気を良く伝えていると感じます。
 ドアパネルに描かれているBIBENDUMのモチーフやMICHELINのロゴを見ても、やはりこの車両はかなり古い年代のものであることが判ります。
 ボディ形状からは明らかに初期型です。

 ルーフと前後フェンダー&ステップが同色のブルーに塗られています。
 この美しいパッケージならそのまま展示してもまったく問題ありません。
 販売ページに"The model is in very good condition. The box has some wear. See photos."とあった通りとても状態は良好で、パッケージには多少使用感有りとなっていましたが、どうしてほぼ新品状態だと云って差し支えないと思います。
 直接の包装材はやはり一般的なエアーキャップシートでした。
 梱包はダンボールの小箱に一般的な発泡スチロールの緩衝材でした。
 この通り送料がモデル価格の倍以上掛かりましたが、それでもこの合計金額ならば充分納得出来ると思います。
  因みに「Lledo」は、オデル自身の姓を逆にしたもので、戦時中にアフリカの砂漠で使われた記憶法で、無線のコールサインを忘れないようにするためだったと云われています。

 なんだかこれはNOREVの創業者Veron兄弟とよく似た話ですね。
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