2019年5月14日

 これはステッカーではありませんが、前回製作した「くじらシール」製作の延長上にあると思いますので、掲載することにしました。

 本日は、家内の職場であるデイサービスで販売する商品として、缶バッジを製作しました。

 少し前から缶バッジが作れないかということで、ネットで色々検索した結果、素人でも手軽に缶バッジが製作出来るアイテムを見つけました。

 そして早速家内がデイサービスの管理者に相談したところ、快諾され早々にその商品をデイサービスで購入して下さいました。

 そして、家内がお借りしてきたその商品に合うように、一太郎の作画機能を駆使して左の缶バッジ用のデザインシートを編集・作成しました。

 ご覧のとおり、くじらのマスコットとロゴはシールにしたものと同じものを流用し、それに波のモチーフと背景色を追加し色調を調整して最適なデザインとなるよう作成しました。
 偶々見つけた折り込みチラシのサイズがB4サイズでしたので、プリント用データもB4サイズにしました。

 これで枚のチラシから35枚のデザインシートが確保できます。♪

 後日ネットから得たコート紙とインクジェットプリントに関する様々な情報を整理すると、結論から言えばコート紙にインクジェットプリントはNGだと云うことでした。

 理由は、新聞の折り込みチラシなどに使用されているコート紙は、コート剤が表面に塗布されている用紙で、プロ用のオフセット印刷に適した用紙であること、そしてオフセット印刷用のインクとインクジェットプリンターのインクではその組成がまったく違うからということでした。

 つまり通常コート紙にインクジェットプリントをすると、インクの吸い込みが無いので、にじみが発生したり乾燥・定着が困難であったりするそうです。

 確かに私の場合もプリントアウト直後は、インクの乾きが遅かった感じはありましたが、にじんだり定着しなかったりはしませんでした。

 偶々紙のコートが不完全だったのか、それともプリンターが高性能だったのかそれはよくわかりませんが、印刷出来たのは事実です。

 ただしこれをもって新聞の折り込みチラシの裏面に、今後もすべて印刷可能だとは言い切れなくなりましたね。

 私としては、まぁ試すだけです。笑
 これで缶バッジが完成しました。
 バッジを台座から取り外します。
 もうお判りですね。

 新聞の折り込みチラシの中で、片面印刷のものを探しました!

 何故これを思いついたかと申しますと、あるネットの情報に新聞の折り込みチラシに使用されている紙は、厚さが60μ(0.06㎜)と、市販のコピー用紙や普通紙(90μ~100μ)よりも薄いと云う記述があったからです。

 しかもたぶんツルツルのコート紙じゃないですか。

 問題はインクジェットプリントに対応しているかどうかでしたが、実際に試してみるとほとんど問題ない様子でした。

 そして何より重要なことですが、これならタダです。笑
 これが家内の職場で購入していただいた缶バッジ製作用のツールです。笑

 「Canバッチgood!」というBANDAIのおもちゃです。

 玩具ではありますが、ネット上でもなかなかの高評価で優れものらしいです。

 実際に私がネット検索で得た情報では、本格的な缶バッチ製作プレスマシーンはどれもかなり高価で、その価格に見合った商品を製作・販売しても、そう簡単に原価償却出来そうにありません。

 しかしこのCanバッチgood!なら、Amazonで本体+バッジ10個セットが2,973円、バッジ30個パーツセットが2,400円ですので、100個製作すると10,173円で済みます。

 つまり1個100円で販売すれば、ほぼ原価償却出来る勘定ですね。(まぁ売れればの話ですけど…)
2019年5月15日

 やはり普通紙にプリントしたのでは、発色も質感もイマイチなので、家内と近所のヤマダ電機に出掛けて、もっと良い用紙が無いか探しました。

 ポイントはキットに付属していたデザインシートを見ると、普通紙よりも薄手なことと、プリントしたときに発色の良いコート紙であること。

 ネットでもいろいろ探しましたが、結局コレといった素材は見つかりませんでした。

 ところがちょっとした思いつきから、どうやら最適の素材を見つけました。♪
 切り出しました。


 これが缶バッジのデザインシートになります。
 本体下の切り替えレバーをにセットします。
 一旦ハンドルを緩めて、一番上まで戻します。
 ハンドルを時計回りに回して、カチッと音がするまで締め込みます。
 この台座の底にはかなり強力な磁石があり、下パーツがしっかり固定されました。
 早速作ってみましょう。


 まずバッジ台座に下パーツをセットします。
 2、3回プリントし直して適当なサイズを模索した結果、最適なサイズが決まりました。

 プリントアウトした用紙のデザインシート画像を、円形の輪郭に沿ってハサミで切り出します。
 これがチラシのプリントシートで製作した缶バッジです。

 明らかに質感も発色も向上しています。


 今後の展開は、デザインシートのプリントアウトは私が担当しますが、その他の作業は家内の職場の職員と利用者のみなさんにお任せします。









 
 試しに製作した缶バッジを飾ってみました。


 因みに右のデザインが完成型です。(クジラモチーフを少し小さくしています)
 上下の位置だけ注意して、安全ピンパーツの突起部をバッジ裏の穴に押し込んで固定します。
 次に付属の安全ピンパーツを取り付けます。
 缶バッジ本体の完成です。


 透明シートを被せているので、質感は悪くありませんがイマイチ発色がパッとしませんね。
 ハンドルを緩めて元の位置に戻し、上のレバーを上げてロックを解除して、バッジ台座を本体から引き出します。
 再度ハンドルをカチッと音がするまで締め込みます。
 本体下の切り替えレバーをにします。
 上のレバーを下げてロックします。
 つづいて、セットしたパーツ等がずれないように、慎重に台座を本体の奥まで差し込んで…
 そして先ほど切り抜いた画像と付属している透明シートを順番に被せます。
 取りあえずまずは製作してみようと、上記の画像を最適なサイズに縮小して、A4版普通紙(コピー紙)にプリントアウトしました。
 続いてバッジの上パーツをなるべく水平に載せます。