PROVA ENGINEERING代表取締役 福島祥行氏は、かねてからの病気療養中のところ2015年11月20日、満58歳にて永眠されました。
まだまだお若いのに本当に無念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。 合掌・・・
そして長年スバルファンに愛された続けたPROVA ENGINEERINGも諸般の事情により誠に残念ながら2015年12月末をもって閉店しました。
このアングルで撮りたかった…♪
早速私が自分で古いシールを剥がしました。
するとステーにこんな転写プリント柄が残ってしまいました。
ということは、当然シール本体の方も…
こうしてアイドリングしながら容器の薬剤を点滴注入していきます。
まるで医療用の点滴ですね。(笑)
PROVA ENGINEERINGを出た後、佐藤さんにお聞きしていた富士山を撮影する絶好のポイントに来ました。
背後に自衛隊の演習場が広がる、ライディングクラブアルカディアの敷地内にお邪魔しました。
ところが残念なことに、いざ撮影をしようとするとどんどん雲が出てきてしまいました。
美しい富士山を背景にしたコラボ写真は、次回のお楽しみとなりました。(涙)
この後、茨城県の水海道第一ホテルを目指して、再び東名高速道路御殿場インターに向かいました。

最後に佐藤さんと記念のツーショットをお願いしました。
福島さんと斉藤さんもお誘いしましたが、残念ながら福島さんはお仕事の手が離せないということで、そして斉藤さんはあまりご自分が撮られるのはお好きじゃないということで…。
福島さんが佐藤さんに、「そろそろ昼食にしましょう」とお声を掛けられたのをキッカケにPROVA ENGINEERINGを後にしました。
今回もいろいろとお世話になり、本当にありがとうございました!!
佐藤さんのブログにも度々登場する、通りに面した看板をバックに…
これも…
5年前に訪れた時は、豪雨と落雷という荒れ模様のお天気だったことを思うと、今回は本当に気持ちの良い好天に恵まれて、改めてありがたい気持ちになりました。
それから、佐藤さんにお願いをして、バケツにお水を用意していただきました。
長距離を高速走行しましたので、フロント部分には虫の死骸やらタールピッチなどの汚れが結構付着していましたので、持参したクリーナーも使って軽く洗浄させていただきました。
ついでに満遍なくクルマの周囲も洗浄していると、リアバンパーやトランクフードのリア部分が全面薄く膜が掛かったように汚れていることに気がつきました。
どうやらRECSの排煙が付着したようです。
アルコールのような強いニオイを発するその汚れも綺麗に拭き取りました。
なにしろハイパーミーティング2014に出展するために出掛けてきたわけですから、少しでも綺麗な状態に保ちたいですよね。
5年ぶりにPROVA ENGINEERINGの前で愛車のスナップです。
ココに到着したとき私が駐めた向きです。
斉藤さんの細やかな気遣いを感じました。
これはシールの裏面です。
これが剥がしたシールの表側ですが、この通りステーに残った転写部分がソックリ抜け落ちていて、全く原型を留めていません。
なるほど、前回福島さんにシールを頂いた時、「このシールは一度貼ったら、2度と剥がして使い回しが出来ない仕組みになっている」と仰っていた意味がこれでよく判りました。
RECSの施工作業も終わって、斉藤さんがクルマの向きを変えて下さいました。
新しいシールを頂きました。
しかも今回は2枚も下さいました♪
また、
WAKO'S RECS の施工中に、もう一つ依頼してあった作業も併行して実施しました。
それは
2008年8月9日にこのドライカーボン製リアウィングを装着していただいた際に、右ステーの内側上部に貼った、この「
S耐エアロパーツ認定委員会」指定部品の証明シールが、ご覧の通りプリントされた文字が経年劣化で薄くなってしまったので、新品のシールに貼り替えていただくことでした。
事前にお電話で確認したところ、その場で快く了解して下さいました♪
取りあえずこれで排煙処理(施工後処理)が一通り終了しました。
排煙処理に要した時間は、ここまで約2分間ほどでした。
この後走行することで、残存したデポジットに浸透している有効成分が、さらなるクリーンアップ効果を発揮するそうです。
エンジン内部の汚れを目で確認することは出来ませんが、思った以上に煙が少なかったということは、カーボンデポジット等の汚れが比較的少なかったのではないかと推察します。
煙の量は、想像していたよりはずっと少なかったです。
モクモクとハデに煙が出たのは20秒間くらいでしょうか…
アイドリング施工中に、エンジン内部に点滴注入された薬剤の有効成分が、速やかにエンジン内部の吸排気ポートやバルブ、ピストン頂部などの燃焼室に付着したデポジットに浸透して、微細な状態に清浄分散するそうです。
さらに施工後のアクセルレーシングによって排煙処理を実施し、さらにクリーニング効果を高めます。
そしていよいよアクセルレーシングを開始します。(排煙処理)
エンジンフードを閉めます。
約15分間ほどアイドリングを続けた後、容器の中の薬剤が全て注入されたのを確認し、器具を取り外しました。
これで約2分経過しました。
エンジンを掛けて薬剤をエンジン内部に注入していきます。
続いて斉藤さんがRECSの点滴チューブをサージタンクに接続し、薬剤を入れた器具をセットしました。
早速依頼していた
WAKO'S RECS の施工作業に取り掛かって頂きました。
まず福島さんがエンジンフードを開けて、サージタンクへの配管ホースのひとつを取り外しました。
この通り跡形も無く綺麗に拭き取られました。
ステーに残った転写柄は、「アセトンで拭けば簡単に落とせるよ」と、福島さんがスグに拭いてくださいました。
それにしてもこれらの画像を後日改めて見ますと、福島氏が自らの手で設計、製作されたパーツを、まるでご自分の子供を慈しんでいるようにさえ見えます。
この後わずか1年と半年後に他界されるなんて、私もそしてご本人自身もこの時は夢にも思わなかったでしょう。
そう考えると当にこのドライカーボンリアウイングは、PROVA ENGINEERING の遺産であり、福島氏の形見と云っても過言ではないパーツだと思います。
要するに私がこのRA-Rに乗り続けこのリアウイングを大切にすることは、若くして(私より学年一コ下)亡くなられた福島 祥行 氏に対して、それが私の出来る唯一の供養なのだ思っています。
続いて、頂いた2枚の内の1枚を貼りました。
気になっていたシールが復活しました♪
福島さんの指示で、クルマの頭をガレージ側にして駐め直しました。
経理担当の佐藤さんも、2年前に東京オートサロンでお会いして以来でした。
チーフメカニックの斉藤さんも5年ぶりで、お元気そうでした。
また、RA-Rのリアウィングを装着してくださった、当時常務の肩書きだった関野さんは、残念ながら3年ほど前に辞職されていました。
今はフリーでレーシングメカニックをなさっているとか…