2024年2月22日
アールエーアール鈴鹿の先代の愛犬 太郎 が健在だったころの唯一のムービー動画が残っていましたので、編集してこのページにアップすることにしました。
2021年1月12日にお空に旅だってしまった 太郎 ですが、たくさんの生前の画像も残っていますので、それも少し紹介しようと思います。
現在の新しい 太🐾郎とは異なる魅力を持った素晴らしい愛犬でした。
若い頃の太郎は、流石にブリーダーがコンテスト出場を目指して精魂込めて育てた柴犬だけあって、よく躾けられ見るからに精悍で柴犬らしい柴犬でしたが、一方オスであるにも関わらずとても温厚で素直な性格でした。
我が家に来た直後は、おとなしいというよりも周囲の環境に対してやや臆病なほどの反応を見せましたが、それは生後1年以上ブリーダーでコンテスト出場を視野に入れたかなり徹底した訓練を施されたためであったと推察しました。
例えばコンテスト犬は絶対にお座りしてはならないとか、他の犬に注意が向いてはいけないとか通常では考えられない理不尽とも云えるような躾がされているようで、最初はまともに散歩にすら連れ出せないほどでした。
それでも新居の暮らしに慣れるに従って、徐々に私にも心を開くようになりとてもやさしく従順な性格になっていきました。
そして庭に放しても与えたゴムのオモチャを投げて取ってくる芸まで覚えるに至りました。
それでも最後までお座りの指示には応えられませんでしたし、私の愛車にはキャリングケースに入れて載せるとき以外、ついぞ乗車に慣れることもありませんでした。
それでもあの状態から普通の飼い犬としての日常に馴染むようになったのは、ひとつの転機として重大な事故による怪我の治療があったからだと思います。
それは敷地内の旧宅で別居していた亡き母が腰を骨折したのを機に私の住居に同居し始めた頃、太郎もやっと散歩にも連れ出せるようになってきた我が家に来て1年以上過ぎた頃だったと思います。
母の通院の車イス移動のため私の自宅前の段差に用意した簡易のスロープを、太郎が飛び越えた直後に事故が起きました。
もともと太郎は音にもとても過敏で、自分の足音が大きく聞こえるような場所をとても嫌います。
それがその簡易スロープ(グラスファイバー製で長さ1m強の長方形)にも当てはまり、そのときも太郎の散歩に連れ出す時に、私が不注意にもそのスロープを渡らせようと向こう側からリードを引いた所為でそれは起こってしまいました。
高くジャンプしてスロープを飛び越えたまでは良かったのですが、地面に設置してある30㎝角のコンクリート板の上かその縁に着地した瞬間左前足の足首を粉砕骨折してしまったのです。
それまでほとんど大きな声を出したことが無かった太郎が、突然大声で悲鳴を上げて左前足を庇うような歩行動作に明らかに異常を訴えていることが判りました。
急いで太郎をキャリーケースに入れて掛かりつけの獣医へと直行しました。
掛かりつけ獣医は直ちにレントゲンを撮って骨折の状態を診断してくれまして、結果これは私では治療は不可能なので私だったら足を切断するという無情な診断を下しました。
それでは余りにも太郎が可哀想だとどうしても納得出来ない私たち夫婦は何とか治せないか重ねて尋ねたところ、四日市市笹川の獣医なら何とかしてくれると思うということで、早速そちらにアポを取って出向き診察、手術、治療をして頂きました。
掛かりつけ獣医のお話ですとこの獣医は、九州のこの手の複雑骨折の手術の権威と呼ばれた方のお弟子だと云うことでした。
結果、通算2ヶ月以上の手術入院・通院治療を経まして、掛かりつけ獣医の触れ込み通りその後障がいが残ることも無く完全に治癒しました。
その獣医とは"すどう動物病院"の院長 須藤 和信 獣医師です。
この間何度も通院し治療を行う間に、太郎と私たち夫婦との間には信頼関係が醸成されたのかより絆が強まったように感じました。
このときに治療して下さった須藤先生には今でも感謝してもしきれません。
この一件があってからというもの太郎との意思疎通がとても容易になりました。
特に晩年の太郎は両目ともほぼ失明し、脳梗塞の症状も深刻で本当に不憫でしたが、このときも私たち夫婦は昼夜寄り添って最後まで介護をやり通しました。
この太郎が残してくれた数々のメモリーは今でも忘れられない私たち夫婦の大切な宝物です。
それでは撮りためてあった在りし日の太郎の写真の中から選び抜いたほんの一部の写真ですが、どうかごゆるりと鑑賞してください♪
因みにこの「
在りし日の太郎」編動画も
Youtubeの アールエーアール鈴鹿のガレージライフ チャンネルに投稿しました。.
この写真は当時からSNSなどに太郎を紹介するときよく使ったアールエーアール鈴鹿イチ押しのポートレートです。
それではかつて太郎が元気だった姿をとどめた動画作品、「在りし日の太郎」をお送りします。
今から思えばこれが元気な姿を見る最後の機会だったような気がします。
この頃から背骨も若干丸くなって心なしか老化が早くなっているのが感じられました。
生後10年目を迎えた太郎です。 ここで紹介します太郎の動画を撮影した日の3ヶ月後の写真です。
太郎も9歳でとっくにシニア犬になっていました。
このときは夏もそろそろ真っ盛りになろうという頃で、流石の太郎もこのとおりです。
この画像は2011年2月6日の日付になっています。 散歩直後の様子だと思います。
改めて当時の写真を見直すとこんなかわいい表情の太郎もありました。
これも私のお気に入りのポートレートです。
この画像もかつてネット上にアップしたことのある画像です。
撮影は2009年12月4日です。
家に来て早3年が過ぎ、あの忌まわしい骨折も完全に癒えて元気に過ごしています。
このときはまだ旧宅の母の居間のある住居の縁側で、大きめの軒下にペットサークルを自作しまして、そこに暮らしていました。
給仕や散歩の世話はほとんど私が行っていました。
ついでに毛並みを整えるためのブラッシングも行いました。
これは2014年11月5日に撮影したスナップです。
そしてこれが母が完全に私の自宅に同居するようになり、4月の旧宅取り壊しに伴って太郎もこうして新居に移動しました。 この画像の撮影日は2012年7月14日です。
ただ太郎は過去にとても寂しそうな表情だと掛かりつけの獣医に言われたことがあり、云われてみればそうだと感じることがよくありました。
このブラッシングを行っている最中もとてもおとなしくて実にお利口な太郎です。
普段は比較的無表情な太郎ですが、時折見せる表情や仕草がとても可愛くて、見ているだけで本当に気持ちが癒やされました。