左の画像が今回貼り替えたウォール・ペーパーの編集画像です。

 よくご覧になればEsprit のフォントスタイル(書体)が全然違うのがお判り頂けると思います。

 実は昨日のものは、少し似ているという程度の認識で採用したフォントでしたが、諦めきれず私の所有している500体を越える欧文フォントを再度探索した結果、なんとほぼオリジナルロゴと一致するフォントが見つかりました。

 それで今回改めてはっきり判ったことがあります。

 欧文フォントの中には、標準書体と斜体がまるっきり別書体ではないかと思わせるようなものがあるということです。

 今回このフォントもまさにそれでした。

 フォントスタイルを検索するときは、あくまでも標準書体を目安にして探しますので、今回探索してたまたま私の所有しているフォントの中で見つかったことは実に幸運でした。

 因みに以前の のフォント名は、Century Oldst 斜体、今回の のフォント名は、Goudy Old Style 斜体というフォントです。


 こうなると、Limited Edition のフォントも完全一致させたいものですが、残念ながらこちらは私が所有しているフォントの中には存在しませんでした。

 今後最適なフォントが手に入りましたら、また作り替えたいと思っています。


 これにはまだ続きがありますよ。♪
2019年9月21日

 ちょっと待った!笑


 このEVERESTのロゴPaperですが、実際に壁に掲示してみると、思ったほど見栄えが良くありませんでした。

 特にEVERESTのロゴが、背景のストライプに埋もれてしまって、なんだかよくわからないゴチャついた感じに見えたことはどうにもいただけませんでした。

 と同時にどうせEVERESTを記載するなら、ロードレーサーフレームのグレード・モデル名も一緒に併記したほうがいいかもと考え別案が浮上しました。

 そこで早速に Esprit Limited Edition のオリジナル・フォントを探し、よく似たロゴをデザインしました。

 それらの自作ロゴを加えて作成したデザインがこの左の画像です。

 なんだかタバコのパッケージ・デザインのようになってしまいましたが、以前のものよりは格段に良くなりました。♪

 EVERESTのロゴは、オリジナルのロゴを踏襲した私の創作です。

 EVERESTとは、かつてのロードレーサーフレームメーカー、土屋製作所のブランドネームです。

 これだけだと少し地味でしたので、背景にオリンピックカラーのストライプをあしらってみました。笑





そしてその EVEREST エスプリ・リミテッドエディション ロードレーサーフレームのマテリアルである、レイノルズ531です。

 戦前からあるレイノルズ社が誇るマンガンモリブデン鋼で、第2次世界大戦中は英国空軍の爆撃機にも採用されていました。

 また、バテット・チューブというのは、外径が一定のまま鋼管の肉厚を変化させる、レイノルズ社引抜き鋼管の特許製法です。(目的は軽量化と高剛性の両立)

 特にトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブの主要三角のチューブには、溶接後に応力が集中する鋼管の両端は肉厚で、それ以外の部分は薄くするダブル・バテット・チューブが使われています。
 一番小さいサイズを取り寄せましたが、

 60 × 51 in はメートル換算すると、1524 × 1295.4 ㎜

 ですから、Small sizeといえども充分に大きいものでした。



 取り寄せて驚いたのは、そのカラープリントの発色が半端なく鮮やかで、商品紹介の画像よりも現物はさらにビビッドな商品だったことでした。

 それは決して悪い意味では無く、後に展示してからハッキリ判ることですが、ウォールタペストリーはその存在をことさらアピールするくらいが丁度よいということです。
 何故、こんなウォールタペストリーを購入したのかと申しますと、昨年の9月に所有するロードレーサーを壁に展示しましたが、それをさらに引き立たせるような演出が欲しかったのと、ただ単にのロゴマークが昔から大好きだったからです。♪

 もちろんオリジナルカラーを忠実に再現していることは云うまでもありません。

 それにしてもこれだけサイズが大きいと、飾れるスペースはごく僅かしか残ってないことは明らかですね。笑
 この画像はご存じ私の先代の愛車LEGACY RS type RAの右フロントフェンダーのアップ画像です。
 ご覧の通りのロゴマークステッカーが貼ってありますが、これはただ単に好きという理由だけで貼っていた訳ではありません。
 どういう理由かと申しますと、実はこのクルマに履かせているホイールが、TecnoMagnesio(テクノマグネシオ)社製の
type202というマグネシウム合金の16インチワンピースホイールだったからです。
 ご存じの通り
TecnoMagnesio社というのは、1981年ごろにイタリアのボローニャに設立されたマグネシウムホイールのメーカーですが、その前身はということなのです。♪
 さて、ウォールタペストリーを先ほどセットしたヒートンに括り付けます。

 このとき注意するのは、出来るだけウォールタペストリーの1辺を、ヒートンをねじ込んだこの梁に近づける必要があるということです。

 そのため、前回のSTiフラッグを張り込んだ時とは異なり、この辺側のラインは、1本のループで括り付けます。

 つまり、ハトメとヒートンをループで一括りにするというわけです。(そうしないと梁に近づけられない)
 次に予めねじ込んだヒートン側の対辺となる、ウォールタペストリーの2つの角に、前回と同様の方法でナイロンラインの一方をセットしました。

 特に東南角のハトメに取り付けるラインは、かなり長いものが必要になるので、予想される長さにさらに余裕を持たせた長さにしました。
 ただし梁の高さなどは場所によって制約がありますので、注意して高さを決めなければなりません。

 2つめのヒートンの高さは、最初に基点としたヒートンの高さと同じ高さにすることが重要です。

 ということで、2つめのヒートンの位置決めをしてねじ込みます。

 1つめののヒートンからの距離は、ウォールタペストリーの長辺を基準にして割り出しています。(実際に引っ張って伸びた分も加味しています)
2019年9月13日

 あのサイズを考えれば、ここしかないだろうとずーっと思案して参りました。

 そして本日は思い描いていたイメージを実現するための作業シュミレーションをこれまでに幾度となく繰り返しまして、やっとそれが煮詰まりましたので満を持して作業に移すことにしました。

 とは言っても、新たに購入した訳ではありません。笑

 なんと学生時代に、手持ちの革ベルトを加工する目的で購入し、ついに一度も使用しないままに私の部屋の書斎机の引き出しに長らく仕舞い込んであった物です。

 購入したのは新宿の手芸専門店(いや渋谷道玄坂のミウラ & サンズでしたっけ?)だったと記憶していますが、なにしろ40年も昔のことですから、ハッキリしたことは覚えていません。笑


 今回初めて使用する皮工芸用の手縫い器です。
 裏側は粘着シールになっていますので、こうして2つ折りにしたシートで挟むようにして四隅に張るだけです。

 これは過去にも何度か実践してきた方法ですので、サイズ等迷うこと無く行うことが出来ました。
 完成です
 どっこいお金もありませんので、良質の写真用紙(A3)に各社のロゴマークをプリントアウトして、両面テープで壁に貼っただけのシンプルなものです。

 但し光の反射がイヤでしたので、写真用紙とは言っても光沢紙ではなく絹目調を選択(これが細やかな拘りです)しました。



 これはカンパニョーロのシンボルマークです。

 色はどのロゴマークもほぼオリジナルカラーです。
 折角カンパニョーロのウォールタペストリーまで掲げたわけですから、それ以外のメーカーにも光を当てたいと考えた末これを思いつきました。
2019年8月21日

 米国のとあるサイトで注文していたウォールタペストリーが届きました。

 画像検索で見つけたサイトです。

 注文しましたのは8月6日でした。
 







 
 このウォールタペストリーは、裏地の四辺の縁にご覧のように平織りテープで補強がしてありますので、かなり強く引っ張っても伸びたり裂けたりする心配は無いようです。

 つまりこれはフラッグなどとは違い、たぶん始めから四隅に張りを持たせて、壁等に貼り付けることを想定したつくりになっているのだと思いました。


 そして今回は、新たにこんなツールを用意しました。
 何故こんなものを引っ張り出してきたかと申しますと、実はこれを購入した当時は、イマイチ使用方法が解らずにお蔵入りとなってしまってました。

 以来今日まで一度も使ったことが無かったのですが、ありがたいことに現代のネット情報にはありとあらゆる情報が溢れております。

 この手縫い器の使い方もYoutubeを始め様々なサイトで情報が得られまして、使用方法につきましてもこの度完全に理解することが出来ました。


 さて、糸車を外して新たに糸を巻き直してセットしました。

 通常皮工芸には蝋引きした麻糸を使うのが一般的なのですが、そこまで拘る必要も無いため通常の木綿糸で間に合わせました。
2019年9月22日

 申し訳ございません

 たった1日でまた貼り替えました。笑
 早速貼り替えました。♪
 このとき威力を発揮するのは、このプリンターです。

 もう随分長く使っているEPSON PX-5600です。

 デカイです。笑

 色再現性などは現在も文句なく一級品ですが、ランニングコスト、つまりインク代が高くてコスパは最悪です。
 製作過程を紹介しましょう。


 一太郎で編集、作成した画像をプリントアウトします。
 こちらは、チネリレジナです。


 全て一太郎でレイアウト編集しています。
 これでも、私のロードレーサーを構成している各メーカーに対してリスペクトしているつもりです。
2019年9月18日

 後日ちょっとした遊び心で、こんなものを作ってあしらってみました。笑
 ガリバリウム鋼板の折板剥き出しの殺風景な天井ですが、これで一気に華やかになりました。笑
 縫い始めに針を刺した反対側に必要な長さの裏糸を予め出しておきます。

 その後はミシンと同じ要領で縫い止めていくだけです。

 正直あまり効率の良いものではありませんが、2本の針で交互に縫っていく方法よりは、能率が高いかな?という程度でしょうか。

 また、使い方にはいくらかコツのようなものがあるということも、作業を進めていく中で掴めてきました。

 しかしまあ40年間も眠っていたツールに光を当てたという意味では、それなりに価値ある作業だったと思います。

 もちろん今後も活用出来そうです。♪
 ロードレーサーの展示と相まって、なかなか立派な装飾になりました。
 このウォールタペストリーは、STiフラッグのように裏打ちはしていません。

 理由は布地が厚くしっかりしていることと、裏には特殊なコーティング(シルバー)が施してあり、またSTiのように白地ではなかったからです。

 たぶん長期的に見ても汚れ等の心配はいらないと思います。
 なにしろ天井ですから、見る角度によって見え方(方向)も様々ですが、やはりこの方が絶対にいいですね。
 完成?


 いや違うぞ!

 なんと逆さまだー!笑


 一旦全て撤去!

 もちろんヒートンはそのままです。
 まあとりあえず、やることだけはやっておこうと8月10日にこのレザーシールを注文しておきました。

 届いたのは12日です。
 
 こういうものは、日本のShopではまず入手不可能だと思いましたので、早速注文しました。

 なかなか良いお値段でした。笑

 因みに2021年1月21日現在、上記の米国ウエブサイトは既に削除されています。

 この数ヶ月前までは閲覧は出来ましたが、そのときは既にカンパニョーロなどメジャーなロゴやマーク、エンブレムをあしらった様々なグッズなどは、そのほとんどが商品ラインナップから姿を消していました。

 つまりShopとしては限りなくブラックな(版権の無い)商品を扱っていたということなのでしょう。(私にとっては誠に幸運でした
)
 そして最後の角は、予め準備していたとおり相当長いこのラインの括り付け作業になりました。

 ウォールタペストリーの対角線延長線上の梁の位置に大体の見当を付けて、4つめのヒートンをねじ込みました。

 その際には、他の3角とはラインの長さが桁違いに長大ですから、たるみも計算に入れて他の3角のヒートンよりもやや高い位置にヒートンをねじ込みました。

 そしてウォールタペストリーが水平面になるよう、全体のバランスを良く見ながらラインにテンションを掛けてヒートンに固定しました。
 これらの画像からでは、何がどう違うかいまいち判りづらいですね。



 下のウォール・ペーパーのプレビュー画像で、判りやすく具体的に説明しています。
 これでセット完了です。

 なにしろ古い道具ですので所々錆びてはいますが、機能上の問題はまったくありませんでした。
 4辺すべてに両面テープを貼りました。
 位置のゆがみや微妙な傾きも無く、ほぼ完璧な形で張れたのではないかと満足しています。
 作業は少し大変でしたが、拘った結果まさにこれ以上無い場所に設置できました。
 出来ました♪
 そして最後の角も…
 今回一番苦慮したのは、この部分のヒートンの位置決めとねじ込み作業でした。

 実際には、火打ち梁が少々邪魔をしていましたので、結果的には火打ち梁の上面の奥に、上から縦にヒートンをねじ込みました。

 それが最適な位置だと判断しました。

 但し上面に作業スペースがほとんどありませんので、上からねじ込むのはやや骨の折れる作業になりました。笑
 これらのラインを括り付ける2つのヒートンの位置は、このあとの設置作業の中で、現物に合わせて決定しています。
 こちら側も同様です。
 後日ハトメ加工を施しました。
 なにしろほぼフルカンパのロードレーサーですから、私には本当に自転車が喜んでいるかのように見えます。


 これでまたひとつMy GARAGE に洒落たアイテムが加わりました。

 またここを訪れる様々な人々の目を、理屈抜きに楽しませる内容になればいいと思っています。
 既にヒートンがねじ込まれていますので、この部分の作業も簡単でした。
 これが正しい方向です。
 気分を入れ替えてやり直します。


 今度は180°ウォールタペストリーの方向を入れ替えて作業をするだけなので、あまり頭を使うことはありません。
 リハーサルをやったと思えば気分も変わります。♪
 本日は気温もさほど高くない作業日和だったのですが、流石に天井付近は結構な暑さで、ご覧の通り滝のように汗が噴き出して、Tシャツはグチョグチョになりました。笑

 作業自体は、先ほどと同じ動作を反復するだけなので簡単です。
 作業のためのパーツ類は、前回STiフラッグを天井に張った時と同じものを使用します。


 最初の基点となる位置に、1つめのヒートンをねじ込みます。

 今回は天井に出来るだけ近い高さに設置しました。
 これがその成果です。

 比較的ミシン目も揃っていると思います。

 補強という本来の目的を考えれば、それこそ見栄えなどは二の次でしょうが、充分に満足のいく出来映えではないでしようか。
2019年8月26日

 本日は、ウォールタペストリーにハトメ加工を施すため、レザーシールによる四隅の補強処理に取り掛かりました。