2018年11月26日
もう一ヶ月以上前のことでした。
たまたまドライブの途中で、フルオートエアコンのプッシュスイッチのイルミネーション部分にゴミでも付着しているのかと思い、そこを指で触っていると…
何やらヌルっとした感触がしましたので、引っ込めた指を見ると、指先が少し黒く汚れているではありませんか。
改めてプッシュスイッチを見ると、どうやらラバーコートが変質しているようでした。
その後もう一度確かめるように指で触ると、明らかにラバーの表面が溶けてベタベタした感触です。
3個ありますが、どれも同じ状態でした。
そこで早速三重スバル鈴鹿店に立ち寄って、この現象を確認して調べて下さるよう浅野店長に話をしました。
私は家に帰ってネットで調べたところ、加水分解という現象であることが判りました。
要するに水分がラバーの成分を分解して、溶けたようになる現象ですが、ベトベトを無水エタノールで取り除く方法は様々なサイトで紹介していますが、残念ながら加水分解を防止する方法はありませんでした。
しかし、そのままでは気持ち悪いので、鈴鹿店の浅野店長にパーツを注文しました。
交換作業は当初自分で行うつもりでしたが、よく考えてやはり本職に依頼したほうが無難だろうと判断しました。
そして、本日その作業のために鈴鹿店を訪れました。
これであの気持ちの悪い感触とはおさらばです。
ただ、また10年ほど経つと、再びああなるのかな…笑
パネルが所定の位置にしっかりと収まっていることを確認し、固定用のビスで留めます。
次に中央のリングとノブ(ファン)を取り外します。
続いてノブも元の位置に収まりました。
画像ではいとも簡単に取り外しているように見えますが、実は作業開始からここまでほぼ30分経過しています。
もしも私がこの作業をしていたなら、相当にイライラするだろうと思いました。
作業完了!
とても丁寧で優しいお仕事ぶりに心から感謝します。
ありがとうございました。
ノプが全て新品になったコントロールユニットを撮影させていただきました。
無事に収まりました。♪
とても繊細な手つきで、大切に扱って下さっている様子が伝わってきました。
新品のノブ(ファン)に取り替えて、リングと共に取り付けます。
外れました。
見ているだけでもなかなかシンドイ作業です。
マイナスの精密ドライバーを上手く使ってツメを外しています。
リングはそのまま、中央のノブだけ新品に取り替えて、元通りに取り付けます。
リングとボタン、それぞれ向きを定位置に合わせて押し込むようです。
確か私の記憶が確かなら、このツマミとノブは限定モデル専用仕様だったと思います。
それだけにこの耐候性はとても残念です。
本日の作業の明細です。
工賃は仕方が無いとしてもパーツ代が高いです。
各スイッチノブ、リングがちゃんと動作するか、ひとつづつ確かめています。
フロアシフトカバーのパネルを嵌め込みます。
パネルが収まりました。
まず電装系のカプラーを元通りに接続して、取り外したときとは逆に、まずパネル上部のクリップを嵌め込みます。
元通りに組み付けたパネルも撮影させていただきました。
こうして全て元通りに組み付けます。
コントロールユニット本体をケースに納めて、センターコンソールパネルに取り付けています。
最後のモードスイッチのリングとノブの取り付けです。
最後の一個も外れました。
モードスイッチのリングとノブを取り外します。
押し込んで元の状態に収まりました。
あと一つです。
これが今回取り寄せていただいた、新品のプッシュスイッチノブです。
3種類全て交換します。
左からモード、ファン、テンパラチュアのスイッチノブです。
リングが収まったようです。
次にコントロールリングとプッシュスイッチノブ(テンパラチュア)を本体から抜き取ります。
それぞれノブを固定している爪を探して、丁寧に慎重に取り外します。
裏蓋はこのように電装カプラーで繋がっています。
パネルからエアコンコントローユニットを取り外しました。
エアコンコントロールユニットの背面カバーとケースを、数ヶ所のビス留めと共に取り外します。
パネルが外れました。
パネル上部を留めているクリップを取り外しています。
その2本のビスを抜き取ります。
センターコンソールと繋がるこのシフトブーツパネルを取り外すと、エアコンコントロールユニットのパネルを固定している2本のビスが姿を現します。
予約していた午後13:00に到着すると、スグに作業に取り掛かってくださいました。
作業の担当は松田さんというベテランメカニックです。♪
かと言って、これ以外の選択肢は考えられませんし、このRA-Rの残りのカーライフを考えれば、今回のリニューアルは最初で最後だと思います。笑
松田メカニック、お疲れ様でした!
この動作確認作業中に聞き覚えのあるアラーム音が鳴りました。
ターボタイマーのアラームでした。
どうやらフルオートターボタイマーのバッテリーチェック機能が勝手に働いたようです。笑
特に問題はありません。
エアコンコントロールユニットが正常に機能しているか、確認作業を行っています。
パネル後部も収まりました。
しっかりと2ヵ所のビス留めを…
続いてパネルの下側も嵌め込みます。
こちらが取り外したノブです。
触ってみると、心なしかベタベタ感が少なくなっています。
どうやら湿度だけでなく、気温も関係しているのかもしれません。
この後、サンプルとして頂いて帰りました。
もっともパーツとしての機能には、何の問題もないのですから。笑
松田メカニックは、このわがままなユーザーの要望にも、いやな顔一つされずに協力して下さいました。笑
慎重にそのカプラーソケットを抜き取って、コントロールユニット本体単体だけにします。
コントロールユニットの本体だけにします。
エアコンコントロール系の電装カプラーを抜き取って、パネル全体を取り外しました。
まずフロアシフトブーツのパネルを取り外します。