2017年6月30日
あはは…全くオマエは意志薄弱だな〜
この画像を撮影したのが本日15時08分、昨夜ダンボール箱のカバーを撮したのが22時38分でした。
丸一日って言ってなかったっけ?
ガーッかりですな!まるでこどもやん!
心の声「確かに言うたよ!ウソついてごめんね!」
心の声「こどもで何が悪いねん!」
心の声「そんなん言うたかて、やっぱりはよぅ見たいやろ」
心の声「丸一日も待ってたら、そのあとの作業がまた真夜中になってまうやんけ」
心の声「こんな小っちゃい面積乾かすのに24時間もいらんやん、16時間以上も空けたんやさけそれで充分やろ、ボケ!」
・・・・・大変失礼しました。
そんなわけで丸一日は流石に必要無いと判断しました。
今回は前回の反省に立って、マスキングシートを剥がすとき糊が半乾きの塗装に残っていた有機溶剤に浸食されて、塗装に糊がこびりついてしまうのを防ぐために、丸一日とはいかないまでも優に半日以上空けて充分に乾燥させてからマスキングシートを貼ることにしました。
前回の1時間という乾燥時間を考えれば、必要にして充分な乾燥時間だと思います。
しかも今回は絶対にマスキングシートの糊が下の塗装にくっ付かないように、取って置きの秘策を準備しています♪
この後スグにお話します。
一方、これら背景塗装を完了した6枚のレンズの内、今後は塗装状態の良いレンズを4枚だけ選んで、次のステージに進もうと決めました。
何故かと言うと、これから先の工程は、ほとんど仕上げに直結するような内容ばかりですので、6枚全てに力を分散するよりは、本命だけに全力を傾注する方が、必ず良い結果が生まれるという確信があったからです。
まあどの4枚を選ぶのかなどという問題は、事ここに至ってはもうそれほど重要なことではありません。
心の声に従うだけです。(笑)
ビニールテープの貼り方も、極力密着するように気を付けて貼りました。
もっとも過去には20分とか時には30分を越えるなど、今を思えばとんでもなく長時間浸けていたこともありましたが、その時でさえビニールテープが完全に剥がれてしまうようなアクシデントは一度も起こりませんでした。
普通にしっかりと貼り付けてあれば、絶対に大丈夫です。
1回目塗装の乾燥モードです。
最後の塗装工程の準備が整いました。
レンズ縁のマスキングはピールオフマニキュアで♪
乾燥中
以上の理由から、仕上げクリア塗装のためのレンズ枠マスキングを行いました。
そして作業はいよいよ最後のステージを迎えました。
レンズ全面のクリア塗装です。
ただし全面と言っても、正確にはアルミ地肌の枠だけは別です。
ここには塗装しません。
何故かと言うと、BMレンズ台本体とレンズ固定枠の隙間にレンズ枠を挟んで固定するわけですが、現時点でもレンズ枠部分の厚みがキチキチのクリアランスです。
わざわざ塗膜で厚くする必要はありません。
そしてこれがその成果です。
じっくりとご覧下さい♪
さらに次の作業に進みました。
それは、流石にアルミ地肌にはみ出した塗料を、即席洗濯バサミスクレーパーで削り取る作業を長時間行うと、塗装面をキズを付けたり、塗装が剥がれてしまったり、それまでは気付かなかった小さな塗装の剥がれに気付いたりもしました。
それらの細かい塗装の剥がれなどを、出来る限り修復する作業を行いました。
具体的には、小筆を使って塗装の欠けた部分に塗料を盛って修復しました。
時間は掛かりましたが、アルミ地肌に付着した塗料を、根気よく作業してすべて除去しました。
どういう使い方かと言うと、洗濯バサミをバラして、一方だけ使うことにしたわけです。
写真右側の木片パーツの上部先端の角を、アルミ面に斜めに当てて、付着している塗料を削り取るわけです。
その道具がコレです。
木製の小型の洗濯バサミです。
コレも昔熱帯魚飼育関係の備品として購入し、使用していました。
この洗濯バサミの指で摘まむ側の端の平らな角の部分が、アルミ面に着いた塗料をスクレーパーよろしく削り取るのに、大きさと形がピッタリだと思いました。
何故木製かというと、アルミの表面を傷つけないためです。
アクリル樹脂板の小片でも良かったのですが、手頃なものが手元にありませんでした。
よく見ると特に文字塗装はマスキング位置からはみ出している部分が結構たくさんありました。
それをこれから修正します。
仕上げの3回目、赤文字塗装した直後の画像です。
ここまでで、また既に日付変更線を越えてます。
ただいま7月1日 午前1時42分です。
後はこのまま日が昇るまで、乾燥モードで置いておきます。
2回目の赤文字塗装が充分に乾きました。
2回目の赤文字塗装です。
塗装直後の画像です。
赤文字塗装を開始しました。
このアクリルシリコンラッカースプレー(赤)も前回使用していますので、ここで説明する必要も無いと思います。
ただ前回塗装が乾燥したときの落ち着いた赤の発色が気に入っていますので、今回も楽しみにしています。
黒文字塗装用マスキングの荷造り用テープを剥がしました。
乾燥モード
飴細工がずいぶん育ちました。(笑)
2回目の黒文字塗装です。
一回目の乾燥モードです。
例の飴細工が見られるので楽しみです♪
こちらのアクリルシリコンラッカースプレー(黒)も、既に前回使用していますので、何も不安はありません。
プラサフが充分に乾きました。
前回と同様、まずは黒文字塗装から取り掛かりました。
文字塗装の対象は小さいので、後で上塗りするカラー塗装の邪魔にならないよう、プラサフ掛けはなるべく薄塗りを心掛けます。
まずはプラサフを塗布して、文字塗装の下地を整えます。
例えコンマ1ミリたりともズレたりしないように、細心の注意を払って作業に集中しました。
こちらは本物の文字塗装用マスキングシートですので、「マスキングシート精密貼り込みツール」を使用して正確にレンズに貼り込まなければなりません。
1時間以上乾燥させました。
2回目の塗装直後の様子です。
2回目の塗装です。
背景色の塗装がスタートしました。
さていよいよ塗装工程の本番です。
それから、流石にこの黄色のスプレーだけは、前回でほぼ使い切ってしまいましたので、事前に新品を注文して取り寄せておきました。
カラースプレーは全て既に一度塗装して乾燥したときの状態も判っていますので、今回は自信を持って使用することが出来ました。
因みにこの黄色の発色にはとても満足しています。
ところで前回の失敗の原因は、乾燥不足でしたので、今回は特に塗装が終了したら、ほぼ完全に乾くまで丸一日は置こうと決めています。
あんな失敗は二度と御免ですからね!(笑)
よく見ると確かにピールオフマニキュアの赤が見えるでしょ!(笑)
それと、水研ぎした跡もちょこっとですが判ると思います。
ここでお約束の水研ぎをしました。
ちょっと良く見えませんが、小さな木片を耐水サンドペーパーで挟んで、背景部分の広いエリアだけ、800番の耐水サンドペーパー掛けをしました。
そしてそれを済ませてから、忘れていたレンズの縁のマスキング処理を遅ればせながら実施しました。
あのピールオフマニキュアです。(笑)
幸いプラサフは薄掛けでしたし、ほとんど真上からスプレーしていますので、縁の垂直な部分にはあまり付着していませんでした。(ラッキー!)
乾きました。
何を忘れたかって
よく見て下さい!
レンズの縁のマスキングがありません。
本当にうっかりしていました。
今回は乾燥中は、埃等からの保護を目的として、このように箱を被せることにしました。
埃などまずほとんど立たないガレージ内ですので、ハッキリ云って無用なのですが(これまでもそうだった)、この際ですから念を入れることにしました。(笑)
さてここでまた「マスキングシート精密貼り込みツール」の出番です。
塗装用マスキングパターン1の背景色(黄)専用マスキングシートです。
どれもほとんどズレずにドンピシャリでした。
ということでミッチャクロンを薄掛けしました。
そして充分に乾燥した後、試しに先ほど紹介した荷造りテープによるデポ剥がしをやってみました。
するとこれが面白いように取れるんですよ♪
あらかた取りまくったところで終了しました。
因みに前回作った2枚もやってみましたが、案の定というかまったく取れないというか、必要ありませんでした。
やはり一旦塗装して乾燥させた後、リムーバーでその塗装を全て剥がした訳ですから、ゴミも一緒に除去されて当たり前ですよね。
もう何度も登場していますので、ここで説明は不要かと思います。
万能プライマーですが、どうやらアルミ合金とはあまり相性は良く無いらしい?
という情報がありました。(笑)
などと云ってもプライマリーサフェーサーだけに頼るのもどうなのよ、って云いたいです。
まあ、何事も兎に角やってみなければ判りませんので♪
油脂分を完全に除去します。
たっぷりと吹き付けて、サッと拭き取り後は完全に乾くまで置いておきます。
それから、エッチング処理した面に付着したデポジットの問題ですが、水で洗浄したときに歯ブラシで出来る限り取り除いたつもりですが、それだけではまだ安心出来ませんので、ミッチャクロン
マルチを塗布した後で、荷造り用テープの粘着力を利用して出来るだけ剥がし取ろうと考えました。
しかし前回の4枚のエッチング処理の状態も左端の1枚を除けば、今回の出来とそれほど遜色はありません。
比べると心なしか今回の方が安定した感じがエッチングで腐蝕した面に表れているようです。
上段が前回の4枚です。(リムーバーで徹底的に塗料は剥がしてあります)
見事な出来映えです。
バットに溶液が入ったら、これも温度が下がらぬ内に出来る限り速やかにエッチング処理を開始します。
温度が冷めない内にさっさとバットに移します。
熱湯をポットから300cc汲み取ります。
もうこれは鉄則のようなものです。
新しくエッチング溶液を作るため、再度新しい腐蝕液を200cc計ります。
割り箸と木綿糸で作った自作アームは、たっぷり水分を吸って膨張し、糸で縛った割り箸の結合部はまるで一体になったかのように硬く締まります。
それが何故かとても頼もしく感じられます♪
引き続いて残りの2枚のエッチング加工処理に取り掛かります。
自作エッチングアームに、ビニールテープでレンズをしっかりと固定します。
前回と同様にタイマーを目安の1分にセットして、早速エッチング処理をスタートしました。
目で反応の具合を確認しながら、時々レンズを引き上げてエッチング面の状態も確認しながら、結局2分弱ほど掛けたでしょうか。
エッチング処理が終わったら、ズグに隣に置いたバケツの消石灰溶液に浸けて完全に反応が収まるのを待って、その後水道水流し掛け洗浄が一連の流れです。
熱湯300ccを足した500ccのエッチング溶液は、毎回ほぼ50℃の中程をキープしている筈です。
これも最初から全く同じ、一回分は200ccと決めた通りです。
さて、腐蝕液(塩化第二鉄溶液)を計量します。
この自作エッチングアームも、ここまで全く何のトラブルも無く、本当に重宝してきました。
真に耐久性も機能性も折り紙付きだと思います。
今回も2枚づつ自作エッチングアームにセットします。
本日はお昼過ぎから、まずはエッチング加工を開始しました。
昔から私の一番の欠点は、とても短気だと云うことです。
何をするにもじっくりと時間を掛けることが苦手です。
確かに若い頃に比べれば、待つということの大切さも解ってはいますが、やはり性分まではなかなか変わらないものです。
しかし前回もそんな性分が思わぬ失敗をする要因になったことは否めないわけで、今回は自ら追い込んでゆくようなマネは止めて、のんびりとじっくり腰を据えて取り組みたいと思っています。(笑)
また、カス取り作業も、今回初めてルーペを活用して行いましたが、このように細かいカス取りのときには、もう絶対にルーペは手放せませんね♪
前回の塗装工程で、このマスキング専用シートの性能には何の心配も無いことがよく解りました。
また、これまでに数えきれぬほどのカッティングシートをカットしてきたこの愛用プロッターSV-8ですが、今回一連のカッティング作業を通して、改めてカッター刃の管理・調整の大切さを学びました。
とても良い体験だったと思っています。
これでウェットエッチングの下準備は全て完了しました。
この画像を見て何か気がつきませんか?
…
その通り。
エッチング面全体を覆うように、アプリケーションシートを少し大きめにカットして貼り付けています。
たった一晩のことですが、明日のエッチング加工までに大切なアルミ板表面に、キズや埃など付けたくありませんからね♪
ちょっと話が横路に逸れていますので、元に戻します。
アルミ円板の表と裏のマスキングだけでなく、縁のマスキングもこうして確実に実施しています。
このピールオフマニキュアの活用も最初からでした。
最後まで拘って諦めずにやり通せば、いつしか必ずこのような素晴らしい結果を得ることが出来ます。
このレンズ、これだけでも相当美しい作品になっていると思いませんか?
決して自惚れや自画自賛などではありません。
こんな芸当はただの撮影用のお遊びです。
「ボールジョイント理論」の真価とは、あまり関係ありません。(笑)
斯くしてアルミ円板のレンズ用プレス加工は、ミスも無く完璧に実現出来るようになりました。
ご存じ簡易プレス用グッズ一式です。
裏面にマスキングシート(カッティングシート)を貼りました。
当然のことながら「マスキングシート精密貼り込みツール」を使用しました。(笑)
続いて、丸く切った両面テープを、この裏面の真ん中に貼りました。
こちら側(表面)は業者によって既にマスキングシートが貼られていますので、プレス加工の後でエッチング処理用マスキングシートを貼る時に剥がします。
アルミ地肌の側をレンズ裏面としますので、これから裏面マスキング用カッティングシートを貼ります。
無事にカスを取り切りました。
これはエッチング処理面用のマスキングシートです。
このような細かいカス取り作業には、もうルーペが欠かせなくなっています。(笑)
いくら手慣れたとは云え、ちょっとでも手元が狂えば、一発で台無しですから。
早速レンズ裏面とエッチング処理マスキング用にカッティングシートを切り出します。
あっ、あっ、吹いちゃった!
今回は4枚とも文句なしの出来です。
これまでの苦労が報われた感じです♪
早速塗装に取り掛かりました。
3度重ね塗りする予定です。
注意するのは、やはりマスキングシートが捲れて、マスキング面とシートの隙間に塗料が入り込まぬよう、よくチェックすることです。
もしも少しでも捲れていそうなヶ所を見つけたら、その付近のシートの縁を、まんべなく爪の背で押さえて、必ずしっかりと密着させるようにします。
そして作業はいよいよ最後のステージを迎えました。
レンズ全面のクリア塗装です。
先ほどもそうでしたが、やはり1分を越えてからの引き上げるタイミングが勝負です。
一発で決めようと思わないで、やや早いかなと思っても時々エッチング面を引き上げて目視でチェックしながらの方が、遅すぎるよりも確実です。
もっともじっくり観察出来るほど時間を掛けてチェック出来ませんので、一瞬の見極めが大切です。
まずは泡の出方で反応をチェックすることが重要です。
この冷蔵庫用汎用トレイの即席エッチング用バットも、計量カップも、とても百均で購入したとは思えないほどの働きをしてくれます。
このビニールテープの固定方法も、最初からまったく変えていませんし、それで全く問題もありませんでした。
途中変更も改善も考える必要が無かったのですから、それは言い換えれば、このアームに限っては全てが最初から完成されていたと云うことでしょうか。(またまた自画自賛かよ、まったく自惚れの強いヤツだな/笑)
故にこのコンパネのアダプターも約22sのポリタンクも、全てがボールジョイント理論を実践するために、絶対に欠かすことのできない構成要素だったというわけです。
解るかな〜♪
続いてプレス雄型には、先に裏面に両面テープを貼ったレンズを、レンズの中心と雄型(金魚のエサ容器の蓋)の中心がズレないように注意して貼り付けます。
これはあくまでも私の推測に過ぎませんが、私はエサ容器の蓋の中央部から外側に向かって緩やかに描いてきたカーブが、角のところで連続的にしかも急激にきつくなる特徴的な形状が、プレスに巧く反映されていると考えています。
しかしそのプレ;スラインを安定的かつ正確に実現するためには、プレス作業中に蓋とレンズの中心が、常にズレないようしっかりと密着していなければなりません。
その為の最良の方法が、この両面テープのアイデアです。
以前にも書きましたがこの方法は、簡易プレスの雄型としてエサ容器を採用し、最初のプレス加工で出来たアルミ円板のプレスラインを見て、初めは単に偶然出来た産物だと考えました。
ところが何度かプレス作業をしている内に、それが偶然などではなく必然だったと気がつきました。
つまりそれは、簡易プレスの各パーツの構造的な組み合わせが、最初から既にこの特徴的なプレスラインを生み出すための条件を、全て備えていたのではないかと、今では確信を持って云えます。
たった一つの不確定要素を除いては…
その不確定要素というのが、レンズとエサ容器の蓋の接点であり、それを解決したのが両面テープだったのです。
まず最初にプレス雌型をセットしました。
裏面用はカス取りと言うほどのものではありませんので、実に楽ちんです。
このアプリケーションシートのマスキングは「マスキングシート精密貼り込みツール」を使わなければならないほどシビアな貼付ではありませんでしたが、この際念を入れるために使いました。
それにしても今回は、マスキングパターンをカットしたアプリケーションシートに本来のアプリケーションシートを被せて貼り付けるという、普通はまずあり得ない実に珍妙な経験をさせてもらいました。(笑)
この画像を見れば、このマスキングアプリケーションシートが、どんな役割を担っているかが一目瞭然だと思います。
また、背景塗装(黄色)を実施したときにマスキングしたレンズ枠の部分は、前回と同様敢えて剥がしてません。
そしてずっと気になっていました、このアルミ円板の材質を、購入先のサイトで調べましたら、A5052というアルミ合金であることが判りました。
その後、別サイトで調べましたら、このA5052というアルミ合金はMgを2.5%含有し、5000系合金の中では中程度の強度を有するそうです。
また、クルマのホイール等広範囲に使用され、最も市場に出回っている代表的な合金です。
因みに円板DIYカット用に、カーマホームセンターで購入したアルミ板材は、ハッキリと断言は出来ませんが、どうやらA1050という1000番系のアルミ99%以上の純アルミのようです。
もしも純アルミ系だとしたら、あの簡易プレスしたときの反発力の無さも納得出来ますね。
1回目のクリア塗装が乾燥しました。
アクリルシリコンラッカースプレーのクリヤーです。
「強靱な塗膜」というキャッチフレーズにヨロっと来ました。(笑)
レンズ縁のマスキングも忘れません!(笑)
実際にとても微細でシンドイ作業でしたが、これをしっかりと行うことによって、アールエーアール鈴鹿オリジナルレンズの仕上がりも値打ちも上がると考え、最後まで集中し細心の注意を払って作業しました。
こうして改めて画像を見ると、イメージ通りのセンターキャップに、どんどん近づいている実感が湧いてきます。
ここまで作業を進めてくると、確実にこの先の展開が楽しみになってきます。
この方法はとても手間は掛かりますが、これで他の塗装面を傷つけること無く、またアルミ地肌の表面も傷つけること無く、安全確実にアルミ面にはみ出した塗料を削り取ることが出来ました。
この即席木製スクレーパーは、こうして使っているとアルミ面に当てている部分が摩耗して、だんだん角が丸くなってしまうので作業性が悪くなります。
そこでサンドペーパーを傍らに準備して、角が取れるとサンドペーパーに擦り付けて角を再生すれば、スクレーパーの性能が確実に蘇りました。
そうやって根気よく、4枚の全てのレンズのアルミ面の塗料を除去しました。
老眼鏡だけではよく見えない場合には、ルーペも使いながら、さらに安全確実に作業しました。
1回目の赤文字塗装が乾燥しました。
黒文字塗装の時も画像はありませんが、こうして毎回乾燥モードの時には、必ず箱を被せて塗装面の保護を心掛けました。
これは1回目の赤文字塗装の乾燥モードです。
引き続いて、赤文字塗装用マスキングを、黒の時と同様に荷造り用テープでマスクします。
早い話が、黒く塗装された部分をそっくりマスクすればOKです。(笑)
黒文字塗装3回目、重ね塗りの仕上げです。
レンズを列べたコンパネ塗装台の向きを180°変えたりして、塗料が満遍なく対象物に行き渡るよう配慮することも忘れません。
重ねマスキングというか、これも前回初めて取り入れた手法でしたが、結果が良かったので今回も採用しました。
赤文字塗装部分を含めたレンズの約半面を、こうして荷造り用テープでそっくり覆うようにマスキングします。
実に簡単確実な方法です。(笑)
そしていよいよ4回目の塗装。
これが黄色背景色の仕上げの重ね塗りです。
さらに3回目の塗装です。
後は乾燥を待ちました。
さて、まずはプライマサフェーサーを塗布します。
あれれ!
何かお忘れではありませんか?
さて!何でしょうね!
以上の理由から上段左端のものは、塗装工程から外しました。
そして、上段右から2番目も外しました。
理由は、先の1枚のようなエッチング面の問題ではなく、枠の幅が均等でなく、若干右上方が痩せている、即ちパターン全体が僅かに右上方に偏っていたからです。(中心が僅かにずれている)
:結果この画像の6枚が先のステップに進みます。
昨日作成した塗装用マスキングシートが6枚だったのは、このためでした。
これもお約束♪
結果はこの通りです。
成功しました。
因みに、エッチング処理の終わった溶液は、バットに入れたままガレージ入口のコンクリートの敲きの上(屋外)に置いて、腐蝕液中和用の消石灰を充分に散布し、後で片付けるまでそのまましばらく放置します。
レンズに付着している溶液を完全に洗い流したら、マスキングシートを剥がします。
エッチング反応でアルミ表面に付着したデポジットも、極力歯ブラシで叩きながら擦り落としました。
このポットに入れている熱湯も、エッチングの反応時間を左右する決め手になっていることは間違い有りません。
昨日下準備を終えておいたアルミレンズです。
昨夜の画像では若干分かりにくかったアプリケーションシートの保護カバーが、これでよく分かると思います。
こんな拘りも時には大切です。(笑)
確かにコレが無ければ絶対に出来ないというほどのことはまだ今はありませんが、ゆくゆくは必ず視力もさらに衰えてくることは必定ですから、今からそれに慣れていくことも必要なのかもしれません。
いずれにしても自信を持って作業出来るということは、何物にも代えがたいことだと思いました。
例の秘策としてマスキングに使ったアプリケーションシートは、実に見事にその役割を果たしました。
もしもこの秘策が無かったら、果たして文字塗装用マスキングシートは糊を残さずに剥がせただろうか?
たぶん剥がせただろうが、秘策ほど綺麗に剥がれたかどうかは判りません。
どちらにしろ、マスキングはしっかりと機能して、塗装も満足出来る仕上がりで、納得の行く結果が出せましたので、前回失敗したリベンジはきっちり果たせました。
赤文字塗装の3回目、重ね塗り最後の仕上げです。
実は、上の画像の「マスキングシート精密貼り込みツール」にセロハンテープで貼り付けてある透明なシートというのは、いつも切り文字ステッカーの転写用に使用しているアプリケーションシートで、それも2枚重ねてあります。
ただしその2枚の内の1枚は、このために特別に作成したマスキングパターンのカッティングデータ(左の画像)でカットしたアプリケーションシートのマスキングシートです。
その特長を一言で言うと、背景塗装面(黄色の塗装面)だけをマスクするパターンになっています。
しかも本来の背景塗装面よりもカットラインを0.2o内側にオフセットさせて、一回りほど小さく作ってあります。
何故かと言うと、ギリギリのマスキングラインでは、少しでもズレるとその上から被せるマスキングシートの密着性がスポイルされてしまう心配があるからです。
もっとも少しくらいズレて貼ったとしても、粘着力の弱いアプリケーションシートなので、貼ってからでも容易に貼り直して修正が可能なので、まったく心配はいりません。
このシートの役割は何かと言えば、要するに本来の文字塗装用マスキングシートのマスキング性能はそのまま活かしつつ、マスキングシートの下にある背景塗装面との間でその部分の密着だけ弱めることが唯一の役割です。(笑)、
3回目の塗装も充分に時間を掛けて乾燥させました。
乾燥後の状態です。
2017年6月28日
前回リベンジを誓ってから早数日が経ちました。
本日横山テクノからアルミ円板が届きました。
これで、アルミ円板を購入するのは、かれこれ4回目となりました。
2回目のクリア塗装の乾燥モード
画像はありませんが、この後もう2回クリア塗装を行いました。
合計4回のクリア塗装重ね塗りを実施して、本日の作業を終了しました。
それにしても本日も長い1日でした。
お疲れ様!
2回目のクリア塗装です。
アールエーアール鈴鹿オリジナル自作ホイールセンターキャップレンズの仕上げ、クリア塗装の開始です。
塗装1回目
枠のマスキングが完了しました。
文字通りここまで頑張った甲斐がありました♪
ところが洗濯バサミをそのまま使ったのでは、平らな広いヘラ状の部分しか使えないので、このように幅の狭い対象物には不便だと気付いて、このような使い方を考えつきました。
コレだと幅が丁度良く、作業も格段に捗りました。
前回この文字のマスク部分(アルミ地肌が見えている部分)にはみ出した塗料を、安易に指の爪を使って、引っ掻いて削り取ろうとしました。
するとはみ出た対象の塗料だけでなく、うっかり大切な塗装までも傷つけてしまうという痛い失敗をしました。
そこでこんな道具を使って、慎重に文字のアルミ部分にはみ出ている塗料を削り取ることにしました。
まず赤文字塗装用の荷造り用テープのマスキングを剥がしました。
2017年7月1日
現在午前11時5分です。
昨晩から乾燥モードを続けている文字塗装の工程を終了したレンズです。
9時間以上の乾燥時間を経て、充分に乾燥しているのを確認しました。
赤文字塗装用マスキングが完了しました。
3回目の仕上げの重ね塗りが充分に乾燥しました。
この程度で丁度良いと思います。
結果はこの通りジャストフィットしています。
お話していたマスキングシートを剥がすとき、絶対に糊を残さない秘策とは、コレのことです。
よく見ないと判りづらいと思いますが、実は手に持っている「マスキングシート精密貼り込みツール」のCDケースの蓋の裏にセロハンテープで貼り付けてある透明のシートがあるのが判りますか?
黄色いのは透けて見えている、たった今しがた背景塗装の乾燥を終えたばかりのレンズです。
それが証拠に、レンズ台のリングストッパーの5本の爪に囲まれて、黄色のレンズが貼付ツールにセットされているのが判ると思います。
つまりそのレンズに、まさにこれから透明なマスキングシートを貼りつけようとしているところなのです。
。
そして長い長い眠りに就きました…(おやすみなさい!)
兎に角今回はこれを徹底的に乾燥させてから、次のステージに移行するつもりです。
同じ過ちは絶対に繰り返しません!(笑)
4回目の重ね塗り直後の画像です。
3回目の塗装直後の状態です。
充分に乾燥させます。
今回の重ね塗りは、薄掛けを4回重ねます。
1時間以上間隔を開けて、充分乾燥させてから重ね塗りします。
ご存じプライマリーサフェーサー、略してプラサフです。
今回は乾燥させた後、少しだけ耐水サンドペーパーで水研ぎを行う予定です。
そんなにしっかりではなく、背景の広い部分を少しだけやるつもりです。
何故か?
ほんの気持ちだけです。(笑)
塗装工程の下地処理を行いました。
その後引き上げて(ひよっとすると2分を大幅に超えていたかもしれません)消石灰溶液に浸して、完全に反応が収まるのを確認してから、水道水をたっぷり流してレンズに付着した溶液を完全に洗い落とします。
その後水を流しながら、マスキングシートを剥がします。
バットに腐蝕液を移します。
また前回の塗装工程の反省から、これらのマスキングシートを製作するにあたり、あるひとつの秘策を思いつきました。
それについては、追々紹介したいと思います。(笑)
ン・?
何で6枚あるの?
2017年6月29日
本日の午前中は、塗装用のマスキングシートを製作しました。
それはこの「マスキングシート精密貼り込みツール」にも通じています。
要するに必要は発明の母です。
そしてこの戻しプレスですが、私はやはりこれにも拘る意味はあると考えています。
物質というものは、大抵は加えた力に反発する逆の力が備わっているものです。
つまり一度圧力を加えて変形させた(プレス)アルミ円板ですが、多かれ少なかれその時点では、確実に元に戻ろうとするエネルギーが残っているはずだと考えたわけです。
もちろんそのまま放っておけば、時間の経過と共に変形はある程度元に戻り、エネルギーも自然に消えて無くなくなるとは思いますが…
それを座して待つのでは無く、元に戻ろうとするエネルギーを中和させ、変形を定着させるためには、プレスの時に掛けたエネルギーとは逆の方向からエネルギーを与えてやれば、元に戻ろうとするエネルギーは消えて無くなり、変形は定着するはずだと考えた訳です。
思いつきでもやってみることが大切だと思っています。
そして当初はプレスの雌型をお茶碗で始めた簡易プレスの秀逸な構造を、発展進化させたのがこの塩ビ管の各種止水栓流用のアイデアでした。
この塩ビ管のパーツに切り替えたお陰で、プレス作業の安定度が飛躍的に向上しただけで無く、当初から構造的に備わっていた「ボールジョイント理論」(持論を私が命名)を、容易く確実に発揮出来るシステムへ昇華出来たと自負しています。
「ボールジョイント理論」については、以前別のページで詳しく述べていますので、ここでの重複は避けます。
プレス雄型を準備します。
準備と云っても、塩ビ止水栓とエサ容器をこうしてくっつけるだけですが…(笑)