ここでクレーン車が帰られました。
屋根の作業もこれで終了です。
専門の板金屋さんと大工さんの二人で、手際よく屋根材を固定していきます。
やはり感心してしまうのはこの大工さん。
最近の大工は何でも熟さないとやっていけないそうで、それにしてもよく動きます。
因みにこのヘルメットをかぶっているのは、板金屋さんです。
どのように施工していくかと言うと、先に設置したタイトフレームの頂部には、先の尖ったアンカーボルトが付いていて、ハンマーで屋根材の上から見当をつけて叩くと、ボルトの先端に突かれた跡が出来ます。
そこでそのポイントに円筒状の鏨をあててハンマーで叩き込むと、ボルトが突き抜けて顔を出すので、それにナットを掛けていきます。
そしてナットを締め込んで固定します。
上の金物が何故背割りプレートと呼ばれるかというと…
ご存じのように、このように檜や杉の柱には、木材の割れによるひずみを少なくするために、最初から割れ目を入れておくことが多いのですが、この割れの入った柱用に割れ目を避けてビスが打てるようになっている補強板ということでこの名が付いています。
屋根のタイトフレームの設置が終わると、今度は耐震補強のための金具を取り付けていきました。
ナットをインパクトレンチで締め込んで、土台と柱を緊結しました。
耐震強度を確保するために、昨今の木造建築はこれを必ず実施しなければなりません。
しかしこれを実施する場合、インパクトレンチのトルクが強すぎて、柱の垂直位置が確実(1o程度)に下がってしまうそうです。
梁と柱の接合を補強する金具を設置するために、梁に通し穴を開けています。
こうして要の大梁の固定も無事終わりました。
両端の二人が呼吸を合わせて、慎重に所定の溝に叩き込んでいきます。
外壁の梁の固定がほぼ終わりました。
こうして次々と梁が固定されていきます。
ガレージ入り口直上の集成材の特大長押です。
クレーンがスタンバイして、最初の梁が持ち上げられました。
全ての柱がほぞ穴に叩き込まれ、とりあえず自立の状態になりました。
また、それらの作業と並行して、板金業者の方と大工さんのお二人で、折版タイプの屋根材を梁に直に取り付けるために、タイトフレームを設置していました。
基礎の立ち上がりに設置されたアンカーボルトを、ビス止めホールダウンUという金具を使用して柱に固定します。
その後小梁を渡してクレーンの作業が終了しました。
シャッターボックスを設置するため、充分な厚さと強度が必要になるため、長さ4,550o、幅450oとなっています。
いよいよ屋根材の設置が始まりました。
この最初の1、2枚を貼るときが一番危険で、神経を使うそうです。
屋根材と外壁材の施工作業のために、建物の裏側に脚立を設置するだけの幅が不足しているので、足場を組んでいます。
柱と筋違いの接合部を補強するハイパーガセット・Uという金物です。
間柱を木ねじで固定しています。
窓枠(窓のアルミサッシの枠の上下の胴縁にもなります)と間柱を設置しました。
糸を使って水平面を確認しています。
これだけ大きいものが持ち上がるとなかなか壮観です。
クレーンから一番遠いところに、まず1本目の梁が固定されました。
クレーンも到着しました。
そして、最初に土台に柱を立てていきました。
2012年9月19日
待ちに待った建前の日がやってきました。
兎に角ガレージ上部スペースを出来る限り確保したかったため、天井ギリギリにセットされる梁の高さは、最高3m24.5pにもなります。
本日の作業はここまでで、全て終了です。
これでやっとガレージの形が出来ました。
つづきは
コチラ
壁の作業が終わりました。
屋根の方もあと一息で終わります。
石膏ボードは枚数が足らなくて、そろそろ本日分の作業は終了です。
屋根もここまで進みました。
下でも着々と作業が進んでいます。
屋根と壁を同時進行で作業を行っています。
下では外壁材の石膏ボードを、自動釘打ち機で素早く打ち付けていきます。
屋根材を3枚固定したところで、残りの屋根材全部を施工したばかりの屋根の上に垂木を敷いて、その上に移動しました。
こうして屋根材を運んできたユニック車も役目を終えてかえりました。
屋根材の到着とほぼ同時に、棟上げ作業と並行して作業を行うために、外壁の内側に貼る石膏ボードも到着しました。
片流れ屋根ですので、棟はありませんがいわゆる棟上げですね。
屋根材はガリバリウム鋼板の折版タイプです。
本日の建前の作業はほぼ終了しました。
天候にも恵まれて、予報では曇りということでしたが、気がつけば青空が広がっていました。
お陰で作業が予定よりもかなり早く進行しましたので、本日中に屋根も葺くことになりました。
こちらは土台と柱の接合部を補強する背割りプレートという金具です。
残った間柱や筋違いも設置されて、骨組みが完成しました。
このように梁と柱も上と同様の方法で緊結します。
これで主立った建物の骨格が出来上がりました。
ここでクレーン車は役目を終えました。
火打ち梁を固定するボルトを締め込んでいます。
また、要所の梁には火打ち梁を取り付けました。
金物を使っても良いのですが、ここはやはり木材を使用しました。
続いて梁同士の接合部を羽子板ボルトで補強します。
その後、四辺の中央の柱の微妙な垂直を調整し、仮の筋違いで固定されました。
ガレージスペースの屋根を支える大梁が持ち上げられました。
安全を考えて、これは2点吊りしています。
これも集成材です。
柱を1本づつほぞ穴に叩き込んでいきます。
NHKの天気予報では、雨の心配はなさそうです。