このLAILE製のブッシュは2分割になっていますので、まず向こう(右)側から取り付けました。

 途中まで押し込むのは手で何とか出来ましたが、やはり完全に奥まで押し込むためにはウォーターポンププライヤーの力が必要でした。
 このブッシュと、リジカラ装着時のフロントメンバー固定用ロックナットを、後日GRANDSLAM FORMに預けました。




 リジカラと共に、4月7日に装着する予定です。
 ウレタンブッシュ部の工作精度が高く、センターカラーはガタもなくピッタリとスムーズに挿入出来ました。
 取扱説明書
 製品は2ピースの硬質ポリウレタン(硬度90)製アウターブッシュと、スチール製のセンターカラー(インナースリーブ)から出来ています。
 CHANGE LEVER BUSH と云うんですね。


 LAILEのサイトは、海外向けに英文翻訳もされていますので、各種パーツの英語表記も正確です。
 なぜ同様の製品が多くの他社からリリースされているのに、このLAILEを選択したかと云いますと。

 現在装着しているエンジン用アルミ製ピッチングコントロールロッドアルミ製フロントアンダーパネルLAILE製を使用しているからです。

 またLAILEは、全日本ラリー選手権にも出場されていた往年のラリースト松本 邦男 氏のお店であり、早くからモータースポーツ用アフターパーツを製造販売している信頼の置ける老舗であるということも選択の理由です。
 製品はいつものことながら、実にしっかりした造りです。
2013年3月12日

 先の3月7日にGRANDSLAM FORMにてPROVAリジカラを注文し、当店で装着する予定を決めた後、どうせなら以前から交換することにしていました、このパーツもその時に取り付けて頂こうと考えました。

 そして3月10日にこのパーツ、 LAILE MotorSports Beatrush シフトリンクウレタンブッシュ6速マニュアル用)をAmazon マーケットプレイスにて注文し、本日到着しました。
2015年4月12日
 これからトランスミッション・ギアオイルの給油作業がまだ残っています。


 この続きのレポートはコチラで…
 作業が終了して、倉田さんが「私なら下のミッションメンバーを取り外して作業します」と仰っていたのを思い出しました。

 確かにその方がブッシュの交換作業自体は遥かに楽に作業が出来ると思いましたが、予めミッションを下から支えておかなければならないことや、下がったミッションを所定位置まで持ち上げて取り外したミッションメンバーを取り付けるといった作業は、私にとっては事前の準備とけっこう手間の掛かる作業になりますので、これはこれでよしとしましょう。
 ブッシュ部をリンクの奥までしっかりと押し込んでから、ボルトを元通り締め込んで作業が完了しました。
 ここでブッシュ部を上に持ち上げるために準備したのは、プラハンマーです。

 下から叩いて…いえいえ違います、


 ハンマーの柄を縦にリンクの下に差し込んで、下側のミッションメンバーの縁を支点にしてテコの力で押し上げました。
 そしてブッシュ部をリンクの真下に持って来ます。
 続いて抜き取ったボルトを差し込みました。

 取り外した時と逆の手順です。
 このセンターカラーも、結局ウォーターポンププライヤーを使って押し込みました。
 そして、このセンターカラーも、ブッシュ単体の時は手で押せば軽く滑るように差し込めたのですが、リンクにセットした状態ではブッシュ部が外側から圧迫されているため、中心部の穴径が小さくなったのでしょう、案の定手指の力ではビクとも動きませんでした。
 手前(左)側のブッシュもウォーターポンププライヤーを使って押し込みました。
 次にこのLAILE製ポリウレタンブッシュを取り付けます。
 但し、取り外したブッシュは見るも無残な姿に…


 合掌!(涙)
 このように綺麗にブッシュを抜き取ることが出来ました。
 次に手前(左)側の耳の無くなったゴムブッシュを、向こう(右)側に押し出すわけですが、スペースも体勢にも無理がありました。

 故に直接手指を使って押し出すのは、力が入る訳も無く早々に諦めました。

 そこで代わりに考えたのは、ウォーターポンププライヤーを使うことです。

 画像では手が邪魔でよく見えませんが、プライヤーの口を最大に開けて、奥(右)のリンク金属部の縁にプライヤーの口先を引っ掛けて支点とし、アゴの部分を手前(左)のブッシュ中央部分(金属)に当てて、テコの原理も利用しつつプライヤーを閉めるようにしてブッシュを押し出しました。

 結果これは大正解でした♪
 ゴムブッシュの耳にカッターで切れ目を入れては、プライヤーで掴んで引きちぎるというかなり荒っぽい作業を繰り返しまして、手前(左)側の耳は全て切り取って除去ました。
 しかしこの後は結構大変でした。

 ディーラーメカの倉田さんによれば、ブッシュはかなり柔らかいのでドライバーなどで力一杯抉るなどすれば抜き取れると仰っていましたが、なにせ作業スペースが狭く限られていますので、それはムリだと判断しました。

 そこで用意しましたのはカッターナイフです。

 これで手前(左)側の耳部を全て切り取ることにしました。

 どうせ取り外したブッシュは、二度と使用することはありませんので…
 真ん中上部に見えるリンクバーを握って、力を入れて下に引っ張りますとご覧のように外れました。

 また可能な限り向かって右下にリンク部を動かすことで、ボルトも簡単に抜き取ることが出来ました。
 これがFORMでは気付かなかった部分です。


 よく見ると固定ボルトの下に向かって、リンクのフランジ部分にスリット(切り欠き)が見えます。

 要するにボルトはナット部分(反対側のフランジ)から外れさえすれば、そのままブッシュ部分を下に押し下げれば外れるということです。

 ボルトを完全に抜き取る必要はありませんね。
 これがそのシフトコントロールブッシュ(LAILE風呼称)部です。


 まず最初にブッシュ部を固定しているボルトを緩めます。
2015年4月12日

 4月7日にGRANDSLAM FORMにて実施する予定でしたが、準備不足で結局中止することに…

 その後、三重スバル、メカの倉田さんにお聞きしたアドバイスにより、DIYが可能だと云う結論に至りまして、本日オイル交換のついでにそれを実行することにしました。