ということで、早速試乗開始!

 ちゃっかりまた助手席の方にカメラを渡しています。

 明らかにアイポイントが高いので、運転していてもかっ飛ばそうという気持ちは起きません

 ゆったりとクルージングしたくなります。


 さて、走りの方はというと、実はカタログデータ175馬力2.5L 4気筒DOHC自然吸気エンジンパフォーマンス完全に侮っていました。

 確かに絶対的な動力性能こそありませんが、アクセルを踏むとスルスルと軽やかに加速して、決して軽くは無いクルマなのに実にスムーズに必要な車速域まで運んでくれます
 また新リニアトロニックとの相性がバツグンで、特にS#モードは、DレンジでもMモードでも、結構鋭いアクセルレスポンスを感じました。

 これならば一般街乗り仕様としては、必要にして充分動力性能だと思います

 もっとも、現行2.0 DITエンジンや、EJ20 turboエンジンに乗られていた方にとっては、絶対にモア・パワーでしょうけど。(私もその一人 笑)


 走行性は本当にフラットライドで、特にどっしりとした安定感はむしろLEVORG以上です。

 かっちりとしたステアリングの剛性感などは、このところのスバル車の一番の美点だと思います。


 もちろん軽快フットワークも、しっかりと持ち合わせています。

 とても良く躾けられたサスペンションは、車高が高い(B4より70oほど高い)着座位置は当然高めなのですが、車高の高いクルマにありがちな不安定なロール感などは皆無でした。

 さらに、BR LEGACYよりもさらに大きくなった車両寸法であるにもかかわらず、その大きさを全く感じさせない取り回しの良さと見切りの良さには感心しました。


 試乗が終わってみると、このOUTBACKは総じて本当にとても良く出来たクルマだと思いました。

 走りの性能は言うことなしですし、当然カーゴスペース伝説のツーリングワゴン譲りユーティリティときてますから、使い勝手はバツグンです。

 所謂大人のクルマとでも云いましょうか。

 つまり、私のようなバリバリ走り屋風情のクルマオーナーにとっては、これは最高のセカンドカー( ン…!こちらがメイン?)になると思いました♪
2014年10月25日

 今日は発表間もない新型LEGACYに試乗しようと思って、三重スバル鈴鹿店を訪れました。

 ショールームの入り口の脇に、クリスタルブラックシリカの新型LEGACY B4 が置いてありました。
 ということでよく見ると、この新型OUTBACK上位モデルLimitedです♪

 車高が高いので乗降性はいいです。

 B4ではデザインについてかなりいろいろと悪態をつきましたが、何故かこのOUTBACKでは、それが全く気になりませんでした。

 厳つい顔RVとなるとかえってよく見えたり…(笑)

 いやいや、たぶん北米市場を考えれば、B4よりもコチラが完全に販売のメインでしょう。

 となるとこのデザインも、まずOUTBACKありきということなんですよね。
 などとここでブチクサ云っても始まりませんが…


 で、この新型LEGACY OUTBACKに試乗することになりました。
 この飾り気のカケラもないのはイイと思いました。


 しかし、これは世の流れなので仕方のないところでしょうが、あまり樹脂エンジンパーツに多用して欲しくはありませんね。

 やはり一番気になるのは、インテーク・マニホールドです。

 確かに重量とか生産性とか、コストの問題とかメーカーにとって利点いろいろあると思いますが、何と言ってもボクサーエンジンコレエンジンの真上に鎮座して、もっとも目立つエンジンパーツなのです。

 そこのところを是非解って欲しいなぁ!
 実は、このB4は展示だけで、試乗車ではないということで、エンジンルームを見せて頂きました。


 BR LEGACY と比べると、良い言い方をすれば質実剛健という感じがしました。

 悪く云えば素っ気ないというか、見掛けなどは二の次といったところでしょうか。

 そもそもエンジン・カバーも付けない、これでいいのだ!と割り切ったようなところが実は私は好きです。
 コックピットを覗いて何よりもイヤだったのは、メーターパネルのデザインです。

 醜い円筒形のフードの付いたメーターは、なんだか70年代のアメ車雰囲気丸出しではないですか。

 初めから北米市場ターゲットの新型LEGACYなので、コレ米国で受けるという気持ちは解らないではないですが、日本ではハッキリと好みが別れると思います。

 私はこのデザインはハッキリ言ってキライです!


 センターコンソールダッシュボードのデザインについても、可も無く不可も無くといったところです。

 質感は確かに良くなったと思いますが…
 テールの造形スッキリしていて悪くないですが、ぐーっと伸びてリアフェンダーに回り込んだテールランプは、元々あまり好きなデザインではありません。
 こうして改めて見ると、結構厳つい顔をしていますね。

 ヘキサゴングリルイーグルアイ好きなアイテムなのですが、特にバンパーの無駄なプレスラインなどもっとスッキリして欲しいと思いました。


 また、ボディサイドの無理矢理ウェッジシェイプを強調するように不自然に傾いたプレスラインには、全然魅力を感じません!

 ルーフラインなど横から見た全体のフォルムは悪くないので、もっと工夫して欲しかった