走り出してすぐに気がついたのは、やはり以前試乗した
LEVORGとよく似ているということでした。
またこの
S4 GT EyeSight は、スポーティな硬めの足回りですが、少し
ゴツゴツとした印象でした。
GT-Sの
BILSTEINの足なら、もう少し
しなやかなフィーリングになるのかな…
実際に
スラローム走行などは試していませんので、どの程度のコーナリング性能なのかは不明でしたが、
LEVORGよりもさらに軽快に仕上がっていそうです。
以前
BR LEGACYや
LEVORGを試乗をしてきましたので、
FA20 DITの動力性能は大体分かっていましたが、
CVTはこの
S4の方がより
スポーティな仕上がりになっていました。
特に
S#の
マニュアルモードにすると、かなり
ダイレクトで
MTに近い走りも可能です。
しかしそこは賢い
CVTですので、不用意にエンジン回転数を上げると
勝手にシフトアップしてしまいます。
おおよそ
4,000回転がシフトアップポイントになっているようで、これは任意に変更出来ません。
言い換えれば、それ以上は回さないで…ということでしょうね。
トルクのフラットな領域においては、自由に変速が可能ですし、これはこれで
効率重視の理想的なセッティングだと云えなくもありません。
しかし、
MTに乗り慣れた私には全然面白くありません…
もっともこういうおクルマに乗られる方にとっては、これは最良のセッティングなのでしょう。
つまり
A-Lineの後継モデルだということです。
ステアリング・フィールは剛性感があり好みのフィーリングです。
兎に角、先代の
GVBと比較して、どっしりとした安定感もあり、旋回時には
軽快かつ
リニアなハンドリングは、このシリーズの
一番の美点だと思います。
シャーシ性能は、走り出すとスグに
車体剛性の高さが肌で感じられるほど、
タイトで上質な仕上がりになっています。
本当に短い試乗でしたが、その実力の一旦は垣間見ることが出来ました。
いずれ近いうちに、今度は
四日市店か
津店にて
STIに試乗したいと考えています。