IFACOM CKS PANEL HOOK SYSTEM
とりあえず汎用フックのCKを10本パネルに取り付けてみました。
フックのクリップ部分はバネが効いていて、パネルをガッチリ挟み込むようになっていて、しかもパチンとストッパー状のツメまであり、抜け落ちる心配も全くありません。
適当にメガネレンチを掛けてみました。
大きなものまで含めて、何の心配もなくしっかりと掛かっています。
パネルの下辺の固定用金具に木ねじをセットした状態で、パネルの上辺リブを固定用金具に上から差し込むようにして取り付けました。
しっかり差し込まれているかパネル両端の高さを確認した上で、下辺の3個の固定用金具にセットしてある木ねじ(各2本づつ長さ14oのもの)をパーフォレーションの穴からドライバーを差し込んで締め込みました。
下辺の3個のパネル固定用金具は、主にパネルが壁面から浮き上がらないようにすることが目的です。
無くても良いと考えましたが、念のためにパネルの縁に開いていた既存の穴を利用して、下辺のパネル固定用金具は、このように4M×L10oのステンレス製キャップスクリューボルトとナットで、しっかりとパネルに固定しました。
このフック金具は、一番最後にパネルのパーフォレーションを通して木ねじで壁に取り付けるため、ネジ穴もパーフォレーションの位置に合わせて開けてあります。
このパネル固定用金具も上辺の金具同様に1枚づつスペーサーを咬ませます。
新品のパネルにちょっと錆びて見窄らしい工具で、なんか勿体ないような気になります。
しかしこれが本来の用途です。
錆びてはいますが、全てKTCです。(一番左はSnap-on)
かなり長い間使用しないで放置していたため、このような見窄らしい姿になってしまいましたが、道具としてなんら不足はありません。
後は今後フックの種類も増やして、使い勝手を優先した実用的なレイアウトを実現したいと思っています。
CKS.59A
この幅36o、奥行き12oのサイズは、17o以上のオープンエンドスパナ用で、このタイプでは一番大きいサイズです。
尚、このタイプにはCKS.57Aという幅13o、奥行き5oのサイズもあり、10o以下の小さいオープンエンドスパナ用として今後購入したいと考えています。
CKS.58A
こちらはオープンエンドのスパナ用と考えられるフックです。
実用性もよく考えられていて、使いやすい形状です
この幅25o、奥行き8oのサイズは、12oから17oくらいのスパナに適しています。
CK
購入当初なんか頼りないフックだと思いましたが、実際に触れてみて相当に頑丈な造りだと納得しました。
素材は鋼です。
クリップ部分の造りも丈夫で、実際にパネルに取り付けると実用性バツグンなのが良く判ります。
クリップ部分がバネの役割も果たしていて、パネルとのガタつきなど皆無です。
その内容は、
オープンエンドのスパナ用のフック(上1列)
CKS.58A × 5個 と CKS.59A × 5個 各樹脂製クリップ付き
と、
汎用フック
CK × 20個
です。
これが今回パネルと一緒に購入した、一番安価なスタンダードなフックのキットです。
CKS.K1
また、折角理想的なパネルシステムを手に入れたので、取り付け方法にもこの程度の拘りはあってしかるべきと考えました。
実際に作業が完了して、我ながら上手く取り付けられたと満足しています。
この固定方法が構造的にはもっとも理に適っていると思います。
強度的にも相当な重量に耐えられると思っています。
パネル固定用金具は全てパネルの裏に隠れているので、パネルだけが壁にペタっと貼り付けてあるように見えて、とてもシンプルでスッキリしています。
これでFACOM CKSパネルフックシステムのパネルの取り付け作業が完了しました。
また木ねじを締め込むときは、インパクトドライバーであまり強く締め込みすぎないように注意して金具を取り付けました。
あまり締め込みすぎると金具が変形する恐れがあります。
真正面から見た金具の様子です。
5個の金具の内、真ん中と一番右の金具だけが、コンパネの裏に柱が通っているので、それぞれ全て長さ30oの木ねじを使用しています。
壁に縦の黒いラインが引いてあるのは、コンパネの裏に幅の狭い間柱があるという位置を示す印なので、この位置にある金具はそれぞれ3本の木ねじの内、真ん中の1本だけ長さ30oを使用し、両側の2本は長さ14oのものを用いました。
こうして5個の固定用金具の取り付けが完了しました。
こちらがパネルのネームプレート側のパネル固定用金具です。
ここはコンパネだけなので5本ともL14oの木ねじで固定しました。
いよいよ取り付け作業に取り掛かりました。
まず5個のパネル固定用金具の高さを水平に揃えるために、糸を張って基準を決めました。
それから慎重に金具を当ててマーキングした後、下穴を3oのドリルで開けてから、木ねじでパネル固定用金具を取り付けました。(こうしないと金具がズレて固定される可能性が高い)
この上辺左側のパネル固定用金具だけは、パネル面にFACOMのネームプレートがあるので、どこでも穴が開けられます。
しかし、この取り付け面だけは壁のコンパネの裏に柱がありません。
木ねじはL14oの短いものしか使用できないので、木ねじの数を増やしています。
こちらはパネル上辺のパネル固定用金具です。
このように1個の金具を3本の木ねじで固定します。
このパネル上辺固定用の金具は最初に壁に固定しますので、予め固定する木ねじ穴の位置は、パネルの取り付け位置から測って、パーフォレーションを避けて金具に開けてあります。
何故かというと、パーフォレーションの真下に木ねじの頭があると、フック等が取り付けられなくなるからです。
2013年4月8日
翌日は、まずこれを製作しました。
パネルの下辺を壁に固定するためのフック金具です。
上辺の金具に対して大きな加重は無いと考えて、小ぶりのものを3個作りました。
こうしてパネルの上辺のコの字リブを引っ掛けるようになっています。
幸いパネルの板厚は1oです。
このパネル固定用金具を5個準備しました。
この日の作業はここまでにしました。
このように2枚重ねて、パネル固定用金具として使用します。
このようにフックに当たる金具は約8o直角に曲げて、パネルの上辺裏のコの字になっているリブの奥にピッタリ収まるようにしました。
もう一枚の高さのやや小さい長方形の板は、フック金具を壁から1o浮かせるスペーサーです。
図面を引くのは面倒くさいので、全て現物合わせで加工します。
まず、パネルの上部を壁に取り付けるための金具を製作するために、ステンレス板を加工します。
金具のサイズは、パネルの上辺の長さと、私の小さな万力のサイズをもとに大体75o×50oの長方形の板を5枚切り出しました。
壁面は厚さ12oのコンパネですが、裏に柱のある場所を選んで金具を固定したいので、金具は5個必要だと考えました。
2013年4月7日
さて本日は、昨晩考えついたパネルの取り付け方法を実施するべく、早速近所のカーマホームセンターに必要な材料を買い出しに行きました。
金具の材料である1o厚のステンレス板と、金具を壁に固定するための4o×L30oと、4o×L14oのステンレス製木ねじを購入しました。
後は、インパクトドライバーをレンタルしました。
これがパネル本体 PK.4Gです。
スチール製で丈夫なシルバーのパウダーコーティングが施されています。
サイズは、幅1665o、高さ444o、厚さ10oで、重さは4,360gあります。
全面に6o角のパーフォレーションが施してあり、隣り合うパーフォレーションの間隔は12oです。
そして驚いたのは取り付け金具はおろか、ネジ1本付属していなかったことです。
日本ではまず考えられない内容ですね。
お陰でコンパネの壁にどうやって取り付けようかと一晩中あれこれ思案しました。笑
こちらが大きいサイズで、幅36o、奥行き12oです。
CKS.59A × 5個
これはオープンエンドのスパナの首を引っ掛けるタイプのフックです。
このセットには2サイズ入っていました
その内こちらは小さいサイズで、幅25o、奥行き8oです。
CKS.58A × 5個
これがどうやら汎用のフックらしく、一番安価なパーツです。
フックの長さは50oです。
メガネレンチのフックとして使えそうです。
CK × 20個
ご覧の通りフランスからの発送であることが判ります。
Web!keには在庫がなく、本国フランスから取り寄せたようです。
このFACOMという工具メーカーは欧州最大の規模ですが、残念ながら日本では現在正式な輸入代理店がなく、全てのラインナップを在庫しているShopはひとつもありません。
今回、それらのShopの中から比較的FACOMの取り扱い商品の多いWeb!keに注文しましたが、結局本国からの取り寄せになりました。